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2204話 借り3

落ち着いて





「借りっすか?もしかしてなにか怒らせるようなことしたっすか?無意識でしたなら謝らないといけないっすけど?」


「そうじゃないですよ鈴さん」


「そうなんっすね。てっきり放課後に校舎裏に呼び出されるような感じかと思ったっすよ」


「もぅ、そもそも僕が鈴さんと勝負して勝てるわけないですよね?」


「いやいや、分からないっすよ。自分の場合は力がある相手の方が相性がいいっすからね。葉さんみたいな弱々の筋肉だと攻めようがないと言うか」


「弱々じゃないからね!最近鍛えてるから!」


鈴さんが手を伸ばして僕の肘から上の部分の筋肉に触れて揉み始める。


「ぷにぷにっすね♪」


「うぅ・・・・・・」


確かに踊りと歌だと持久力と下半身の筋肉は鍛えられるかもしれないけど、上半身は鍛えられないかもしれない。


リリィやリサさんは上半身も凄いバキバキにに鍛えているから今度やり方を聞いてみよう。




そうじゃなくて


「あの鈴さん」


「少しは緊張が解けたっすか?大事な話なんっすよね?」


鈴さんの言葉にドキッとする。


私を落ち着かせるために色々と気を使わせてしまっていたんだと思うと、情けなさと感謝の気持ちで少し泣きそうになる。


泣いてしまうと心配させてしまうので我慢してグラスの水を口に含むとほんのりとレモンの香りがした。


これなら大丈夫そうだ。



ゆっくりのんびり更新します

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