表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

2206/2262

2193話 夫婦の約束3(奏side)

愛情






「一緒に生活するようになって私なりに葉君に愛情を伝えてきたと思うけど葉君の気持ちに変化はあった?」




「・・・・・・・・・・・・」



葉君は私の答えに首を振ってから申し訳なさそうにする。


葉君の優しさが伝わって逆に申し訳ない気持ちになる。


葉君の答えを聞かなくても答えなんて分かっていた。


3人で暮らし始めてから葉君の愛情は私とそれ以上に大に向かっていた。


葉君のことを愛していてずっと見ていたからこそ分かることもある。


最初から分かっていたことだけどやっぱり辛いもんだなと染み染みと感じている。


でもこれから先のことを考えたら確認しておかないと前に進めない。




大には悪いけど私は葉君のことを愛している。


それは出会って提案をして一緒に暮らし始めてから少しも変わることはなかった。


むしろ前よりも気持ちは強くなっている。


でもそれは葉君だって同じで大に対する気持ちが前よりも大きくなっているのは見ていて痛いほどに伝わっていた。


あの(バカ)がその気持ちを理解しないで接しているのには、怒りが溢れてどうしようもなくなりそうだったがそれを私が言うのはおかしな話になる。


そもそもそれを私が言うことで葉君が大の近くに居れなくなったら葉君になんて謝っていいか分からない。


惚れてしまった私は見守ることしかできないでいたんだ。



ゆっくりのんびり更新します

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ