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2127話 経営者と管理者159

担当





「ごめんねお待たせ二人とも!」


少し慌てた感じで階段を降りてくる足音が聞こえる。


「慌てなくてゆっくりでいいよ葉君。階段で転んで怪我でもしたら大変だから」


「もぅ、大兄はすぐに僕を子供扱いするんだから!?」


最後の言葉が聞こえたと思った直後に階段から降りてきた葉君の体勢が勢いよく崩れる。


飛び出す前に葉君が体勢を立て直すように小走りでこちらに向かって走ってくるのを山田さんと二人で受け止める。



「あはははっ・・・・・・気をつけます・・・・・・」


葉君が申し訳無さそうに苦笑してからバーカウンターに座る。


「そう言えばお二人には話していませんでしたが半年後にはこのお店の担当が変わりますのでよろしくお願いします」


『えっ!?』


「担当が変わるだけで今までとはなにも変わらないので気にしないでください」


山田さんは淡々といつものように表情を変えずに伝える。


「えっと、つまりは山田さんがどこかに移動になるってことですか?」


「そうですね、そうなりますね」


そうなるって簡単に言う姿は山田さんらしいと言えば山田さんらしい。


「山田さんはどこに移動するんですか?もう会えないんですか?」


「私に会えなくても特に問題は無いと思いますよ。それに次の担当の方が仕事熱心ですからお二人にとってはよいと思いますよ」


表情の変化の無い山田さんを見ていると本当にそう思っているのかもしれない。



ゆっくりのんびり更新します

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