2118話 経営者と管理者150
本番に向けて
「いいですね旦那、そんな感じで本番も頼みますよ♪」
今日は葉君の練習も兼ねてシャルルさん達に会いに来ている。
葉君とリリィとリサさんは公演でやる曲のことを話ていて、俺は裏方で出来ることの話をシャルルさんから聞いていた。
シャルルさんは公演が始まったら演奏があるしリサさんはもちろん舞台に立つので俺一人になってしまう。
そうなったら誰かに聞くわけにはいかないので今のうちに俺のすることをシャルルさんに聞いている。
「前回は公演が始まったら商品の担当がいなかったから残念な思いをしました。誰かに手伝ってもらう予定でしたが旦那が手伝ってくれるなら大丈夫です」
「はぁ・・・・・・まぁ過度な期待をされても困りますけど、皆頑張ってますからそれに負けないようには協力したいと思ってます」
頭を掻きながら苦笑する。
「旦那と葉さんは有名人だから手伝ってくれるのは助かりますよ♪」
葉君は舞台に立っていたから人気があるのは分かるけど俺が有名というのはどういうことだろうか?
こちらの世界の住人でないから有名ってことなんだろうか?
「旦那、大丈夫ですか?いきなり詰め込み過ぎましたかね?」
どうやら考え事をしている様子を疲れているように感じたようだ。
「新しい知識を得るのは中々難しいもので、すいません」
苦笑しながら答える。
「いえいえ時間はありますしゆっくり行きましょう」
シャルルさんにそう言われて休憩に入ることになった。
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