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114話 捜索8

ミミとの交渉。

「クロとシロが起きると可哀想なのでこのままの姿勢で失礼します。異世界から来た大石大と言います。ここにはマスターを探しに来ました。あなたがたに危害を加えるつもりは全くないのでマスターがここにいるのなら話をしたいのですが」


「クロとシロが膝の上で寝ている時点で悪いやつではないのじゃろ。特にシロは好き嫌いが激しいからのぉ」


ミミはマスターがこの屋敷にいることを教えてくれた。何度もマスターのことをスカウトしているのだがそれに答えてくれないマスターにお店だけでも見てほしいとここまで連れてきたらしい。結果としてマスターのスカウトには今回も失敗したようだが。それも仕方ないことなのだろう。マスターがここに残る理由はお店の為でなくラビィのためなのだから。


マスターの無事が確認できてよかった。これで今日中に帰れそうだ。


少ししてクロとシロが昼寝から目を覚ます。


「ガリィなんでお前がここに居るんだ?これはシロの筋肉なんだけど?横取りするなんてどうかと思うけどなぁシロは」


「はっ?これは俺のだぞ。横取りしてるのがシロのほうだろ」


「ガリィもシロも喧嘩するな。迷惑になるだろ」


三人とも膝の上から離れる気は感じられずそのまま言い合いになる。


はぁ・・・・・・こうなると長いからな・・・・・のんびり待つことにしようと思っていると三人の体が膝から離れた。いや離されたという表現の方が正しいだろうか。三人の体が空に浮いたと思ったら地面に落ちる。その後に膝にラビィが慣れたように座ってくる。


「大、遅い。大分待った。それに他の獣の匂いがする。私というものがありながら浮気したらだめ」


膝に乗りながら鼻を体に押し付けて匂いを嗅いでくる。最近ラビィの距離感が近いような気がするが多分気のせいだろう。


「ラビィ膝なら俺じゃなくてマスターの膝を借りたらどうかと思うけど」


「嫌。むつきの膝はごつごつしてないし、そもそも筋肉が無いし」


マスターは異世界に来て体を悪くしたようで俺よりも年齢が若いのだが見た目は年上に見えて体はかなりの細身だ。ここから歩いて帰るのは不可能だと思うのでプルプルに乗せて変える予定だ。


「ミミちゃん何でマスターを無理矢理連れてきたんだい?」


「だってむつきは何度誘っても頷いてくれないのじゃ。それに私よりクロとシロに興味があるのが嫌なのじゃ」


マスター・・・・・・

ゆっくりのんびり更新します。

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