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100話 会議

村に戻るとマスターの姿が・・・・・・

夕方になり辺りが暗くなっているなかプルプルの背中に乗りながら村へと到着する。


「むぅ、ラビィ早く降りろ。大の背中はガリィのだぞ」


「今日は私の」


ガリィが怒っているのを俺の背中越しに面倒臭そうに対応する。マスターの姿が見えないのを見るとまだ戻っていないらしい。何かまずいことに巻き込まれてしまっているのではないかと不安な気持ちが強くなっていく。


「大さんどうされますか?一度戻って出直しますか?」


「そうですね、一度戻って明日また出直しましょうかね」


山田さんと話しているとラビィが割り込んでくる。


「むつきが心配なら今日は村に泊まって明日の朝から探せばいい。戻ってからまた来るの面倒くさい」


「そうだぞ大、今日は私の家に泊まればいい」


ガリィが尻尾を千切れるくらい大きく振り目を輝かせながら自分の気持ちを正直に伝えてくる。こちらの世界で泊まることに少し興味が無いと言えば嘘になる。この世界に住みたいというわけではないが、自分が生きてきた人生を振り返っても経験したことのないここでの体験が無関心な俺の気持ちを少しだけ変えてくれている気がする。


泊まるにしてもまずは葉君に連絡しておかないといけない。俺だって勉強している。


連絡をしておかないと葉君が怖い・・・・・・


本当に葉君を怒らせると怖い・・・・・・


「プルプル疲れていると思うけどあともう一仕事お願いできるか?」


プルプルは全然大丈夫と言うようにくるくると俺の周りを回る。プルプルの頭を撫でたあとに慣れたように背中に乗る。山田さんはお先にと告げて走りだす。普通の人間とは思えないスピードで進んでいくのをプルプルに乗ってついていく。山田さんはもしかすると普通の人間ではないのかもしれない。


異世界の扉、ガリィを軽々押さえる力、気温への抵抗力、脚力、普通とは思えないことはいっぱいある。ただそれがどうしたということではない。山田さんが普通の人間でないからと言って変わることなんて一つもない山田さんは山田さんだ。


扉を抜けて外に出ると携帯が繋がるようになる。葉君に『異世界でやることが出来て今日は帰れない』と送る。鈴君にも『明日の日課には行けない』と送る。鈴君が俺を待っているという可能性は少ないが最近寒くなってきているので待たせるのは申し訳ない。連絡を終えて異世界に戻ろうとした時に山田さんに注意を受ける。

これからもゆっくりのんびり更新します。

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