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アニメ

あそびあそばせ

作者: とびうお君

 笑いと言うのは難しい。好みだと言って終るものだと思う。だがこの作品を見て、うーんある程度客観性のある共通項もあるかな?と思えてくる。この作品の駄目な部分がそれにあたる。この作品突飛な変人で繋ぐ笑いがどうもイマイチ。ただそれで笑えないか?とはならない。そこが複雑。そこは王道と言えば王道だから。


 じゃ何故駄目なのか?で突飛な変人を作って笑わせるって誰でも思いつくから。そして特に漫画アニメではそれが多い。何故か?人工的に人物を創れるから、シュチュエーションもそれにあたる。コントの笑いと近い。コントを簡単に作れる。他にもある、絵による過激な描写が笑いに結びつきやすい。


 漫画アニメは結局現実より得意な事に笑いが偏りがちになる。その時作り上げるボケに当たる変人キャラはこんなのありえないわってなってしまうと冷める部分がある。リアリズム?多分そうなる。この辺りトレードオフの関係がある。ここがもろさえないな点になってる。で、この作品だから駄目とならない。


 地味なそういうのじゃない笑いもあるし、何より、この作品3人の女子高生を軸にした話なので、その3人で回す時はそれほど悪いものじゃない。後、駄目とは書いたが、この駄目さが独特なんだ。そこが本来は漫画アニメの王道なので笑えないわけじゃないって意味と繋がる。視聴後の満足はあるのだが、視聴前に早くみたいなって気持ちが全くわかない。


 まだ他にもあるのかもしれない。何故女子3人組なのか?なら深夜アニメの美少女アニメの良くあるパターンだから。完全に笑いに走るとこうなる典型だが、他の特にきらら系のアニメも笑いがベースになってて、その質が可愛いと笑えるの両立にある。その可愛いがこの作品はかなり微妙。そのあたりが笑いの質になるのかもしれない。


 そこが他のキャラで笑いに走るともう一つになる部分の一つ、だってこの作品キャラデザ自体はかなり良い部類に入るから。ほとんど役に立ってないキャラの可愛さも一応他のキャラで笑いを取る時視聴意欲を削る原因の一つになってる。


 笑えないわけじゃないが、見たいと言う期待がとても薄い作品。王道だけど何故?はやはりそこにこそ差がつくから笑える作り手笑えない作りが分かれる。結果として楽しかったって満足はいつも高いので、アニメ化された期待はなんとなく分かる。だが、小さな差だが見る前の期待が薄い、そこにこの作品の微妙なイマイチさがある。


 本来ならこんなもの言及する意味が無い。僅差の差は語るのが難しいから。でもそこにある一定の法則があると思ったので書いている。それが、キャラだなと見て取れたから。その方向性が多分リアリズムとのトレードオフだと見てる。変って何?多分ここになるのかと、ならファンタジーの笑いってむつかしいものがあるのか?なら多分難しい。


 基本的に笑いの作品ってリアルな舞台が多い。それはファンタジーを舞台にして笑いにするのは無理じゃない。非現実的なファンタジー要素そのものを使った笑いってのはかなり難しい。このすばは?私はこのすばでいくつか現実で可能な笑いが多いのは気がついてる。バラエティー番組の様なネタがちょくちょくある。


 ガチファンタジーネタと言うと、このすばで多用されるのはなろうパロと言うのがある、既存のなろう作品を皮肉った笑いで、何故このすばが多くのなろう作品がアニメ化される前にアニメ化して成功したのか?はかなり謎がある。あきらかになろう作品を知ってる方が笑える笑いが多いんだ。


 この作品に戻るが、SFファンタジー要素に近い笑いがかなり多い。ありえないって変さをまだファンタジー色を匂わせる作品やそれを売りにしてる作品なら分かるのだが、全くそうじゃなくて、現実的な女子高を舞台にしながら、SFファンタジーに突っ込むような現実ありえないって現象がおきるキャラを使って笑いにしている。


 ある意味販促だなと思う部分。良く似た作品でヒナまつりがあるが、この作品は真逆とも言うべきで、これSF的なキャラにする必要が合った?となる部分がある。大半現実的なネタで転がしていて、後になるほど、SF的なキャラ設定が無意味になるほど、逆にそっちが秀逸。最初からSFファンタジー色を大々的に扱った作品でもこうだ。


 普通の女子高が舞台で、この笑いの作り方はある意味反則に近い。王道と反則が混ざってる。だからこそ、視聴後は満足できるのだが、視聴前は意欲がいまいち沸かないなって作品になってるのじゃないか?と見ている。


 何をテーマにしてるか?と言うと、とても個人的な感覚だと分かると思う。でも、これ案外そう思ってる人多いんじゃないの?と見てる。だからこういった言及が、それ分かるかもとなるかと思って書いてる。この微妙な差の原因が結構はっきりしてるのじゃないか?と、これ多分多くの漫画アニメの笑いに通じる法則みたいなものが原因じゃないか?と見てるから。


 ある一定のラインがあって、多分この視聴後の満足が切れたら、完全にこれ作者力ないだろ?ってレベルになると見ている。


 笑いなんて結果論だと基本的には私は思ってる。でも一切言及する事が出来ないか?と言うとそうでもないのでは?とこの作品を見て感じた。ある程度ネットで似たような視点の言及が多いからそれを纏めたのもあるし、そうやって私自身も感じてるので、これ他の人も感じてるのかもしれないとなる。


 そして好みによっては、この僅差は視聴後の満足も無い人が否定的に単純に言及してしまいそうだなと思って書いてる。そんな単純に01で語れる作品じゃない。好みによってはこの差がマイナス方向に行く人もいるが、別に大きなマイナスにならずに王道の方でひっかかって、それなりの評価になる人と別れると見てる。


 だが好みを超えた部分で、ブレーキをかけるようなものがあるなと見て今回書く意味があると言及してみた。

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