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プロローグ

息抜きで作ってみました

「とうとうたどり着いたぞ…魔王城!」


豪華な鎧を身にまとった勇者【ディーン】は今までの旅を思い返しながらも最終決戦へと意気込んでいた。

「ディーン様ついにここまで来ましたね…」


そう隣で話しかけてきたのは【アーノルド姫】である。

彼女はフースフィア王国第二王女でありながら魔法の才能を認められ勇者とともに旅をすることになった超絶美少女だ。


「ああ!たった二人だったが何とかここまでこれたな」

「ええ、ここまで私が無事に魔王城にたどり着けたのもディーン様の…」

「何言ってんだ、俺のほうこそ助けられっぱなしだったさ」

「そ、そんなことは…」


俺はそっとアーノルドの頭に手を置く。


「いつもありがとう…さあ行こう、これが最後だ。」


アーノルドは少し顔を赤らめたがすぐに真剣な顔に戻った




「さあ魔王、決着だ」

「こ、これが魔王…」


そこには身の丈5mはあろうかという大男が立っていた。すべてを飲み込もうかという真っ黒のオーラを纏い、全身をローブで包んでいる。


「ふふふ、随分、遅かったではないか…虫けらどもめ…」

「黙れ!お前が今まで我々人類に行ってきた所業の数々、許しておけぬ!!」


歩けば草木が渇れ、ひとたび湖に入ろうものなら猛毒の沼に変貌させる。それが魔王だ。アンデッドを操り、不死の軍隊を名乗り多くの国や村を滅ぼしてきた…

そして今…決着の時!


「世界の平和のため…いざ!」

「かかってくるがよい!虫けらどもめ!!」


こうして、最後の戦いが始まった・・・

アンデットの群れをアーノルドの弓、聖弓ムーンサルトで一掃する。その直後勇者ディーンの突撃…。

魔王は魔法、ウォーリアーを発動させ防御を固める。


「くっ…硬い!」


勇者の剣、聖剣マスタングは魔王のローブに弾かれた。

「聖剣とは名ばかりか?小僧…期待はずれだ」


俺は聖剣に魔力を注ぎ込む…


「安心しな!こっからが本番だ!」


聖剣は眩い光を放ち始める。


「さぁ、全ての闇を打ち払え!」

「すべてを闇に返してくれよう!こい勇者!」



何時間戦ったか…一瞬の隙をつき、ディーンの聖剣マスタングが魔王の心臓に突き刺さる


「何のこれしき…」


すると魔王の頭上から無数の矢が降り注ぐ・・・


「なっ!!我に気づかれないとは…【インビジブル】を使ったのか!」

「よくやった!さすがだぞ…って」


その矢はたとえ俺が加速魔法最上位 シルフィを使おうとも脱出できないように結界のように上空から降り注いでくる…


「これは…何のつもりだ!」


振り向くとそこには不気味な笑みをしたアーノルド姫が聖弓ムーンサルトを構えて立っていた。


「ご苦労様です、ディーン様。ふふふ、ではこのまま魔王もろとも朽ち果ててくださいな」


「は?」


何を言っているのか全く理解できない…。

頭が混乱するうちにその無数の矢は俺と魔王に突き刺さった。


「これで世界はわたくしのものです…ふふふ、御勤めご苦労様でした、勇者様♥」







――――――――――――――――――――――――






ここは無人島…。ここに一人の青年と犬耳の少女が暮らしている


「ほれ、魚つってきたで」

「ほう、なかなか見事な魚だ」

「今日は焼き魚やな!」

「…さっきからなんだそのしゃべり方は」

「ん?俺の実家の方言やけど?」

「・・・そうか」

「何だ、いやなのか、なら普通にしゃべってやる」

「うむ、そのほうがしっくりくる」


青年は一度ため息をつくと、とってきた魚を無造作に置いた。


「…まだ魔力戻んねーの?」

「うむ、あと二日といったところだ」


青年は ばっ!と顔を上げ笑を零す…


「マジ?!やったああああああああ」

「相変わらず元気なやつだ…」


ことは数日前にさかのぼる…


「…ここは?」

目を覚ますとそこは真っ白の空間が広がっていた。

「お疲れ様でした。ディーン…いや、山岸哲也さま。」


やま…何を言ってるんだ。てかどこからしゃべってるんだ?


「申し遅れました、わたくし生死を司る神、マザリスと言います」

「その…何処ですか?ここ」

「ここはあの世とこの世の狭間の世界…神と、神に許されしものしか入れない世界です」

はー…そんな世界があったのか。

「山岸…ってのはなんだ?」

「その事を話すには、ある条件がございます」

…普通に教えてくれればいいのに


「貴方は裏切りにより死亡しました…しかし、魔王を倒したのは事実。勇者としての役目を果たしました。そこで、ご褒美としてふたつの選択肢を与えます。」


ん、んん?イマイチわからん…というか、やっぱアーノルドは裏切ったのか…。


「その選択肢とは、1つは今の記憶を消し、あなたを元の世界に戻すこと。もちろん、赤ん坊からです。」

「元の世界?なんだ元の世界とは?」

「貴方は記憶がなくなっているので知らないでしょうが…異世界人です」


…は?俺が?異世界人…?思考が追いつかん…。


「2つ目は、前世の記憶、現在の記憶を維持し、新たな異世界に転生すること。どちらになさいますか?」


いやいや、そんなの決まってる。前世の俺がどんなやつだったのか…どんな世界に住んでいたのかは知らんが、今一番後悔しない選択はこっちだ。


「もちろん2だ。しかし、元の能力などはどうなるんだ?」

「能力は…特例でそのままの力を受け継がせましょう。ただし、転生される場所、年齢などはランダムになります。」

ふーん…元のままか。なら年は関係ないな。残りの人生を全力で謳歌してやる。場所も…まぁなんとかなるだろ。


「それでいい。すぐに頼む。」

「かしこまりました。では…」


俺を眩い光が包む…。さぁ!勇者ディーン、第三の人生の始まりだ!





「…」

波の音が聞こえる。てことは島国か港か…

目を開けると…前に海が広がり、あたり一面砂浜であった。


「島…か。まあ悪くない。探せば人もいるだろう。」

あたりを散策しようと立ち上がろうとした時、異変に気づいた…


「…服着てへんやん」






一応続くけど…思いついた余分なネタはこっちに詰めようかと思います笑

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