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神具の呪師  作者: fukuchan
12/26

幕間~狐孤ちゃんと日和のQ&A~

今回は用語の解説になります。本編とは全く関係ありませんが、ご一読いただいたほうがより本編をお楽しみいただけるかと思います。

「狐孤ちゃんと」

「日和の」

「「Q&A~」」

ワーパチパチ!!

「さぁさぁやってまいりました。このコーナーは私、狐孤と」

「日和でお送りします。ねぇねぇ、狐孤ちゃん。このコーナーって何をするの?」

「はい、このコーナーでは、アホ作者が本編中で解説しきれなかった用語などについての解説を行ってまいります。」

「そうなんだ~、要するにアホ作者の尻拭いなんだね!!」

「その通りでございます。さすがは日和様、ご理解が早い。それに比べてこの作者(ゴミクズ)は・・・・・・さて、ゴミをいたぶるのはこのぐらいにしてさっさと進めてまいりましょう。」

「そうだね!!」

「最初の質問はこちら!!」

デデンッ!

Qそもそも(まじない)ってなんぞ?

「あ、実は私も気になってたんだよね、これ。」

「おや、日和様はご存じないので?」

「うん、こーくんが何回か説明してくれたんだけどよくわからなかったの。」

「そうでしたか、では今回は簡潔にいきましょう。呪とは森羅万象の“理”を操る術のことです。」

「“理”って何なの?」

「はい、“理”とは、一言でいえば森羅万象が生み出す途方もないエネルギーのことです。呪はこれを利用して様々な効果を生むわけです。」

「そっかー。さすが狐孤ちゃん、わかりやすい!!」

「いえいえ、それほどでも。では次の質問です。」


デデンッ!

Q呪って具体的にどんなことができるの?

「そうですねぇ、大きく分類するなら、攻撃、結界、その他となります。」

「それぞれ具体的にどんなことをするの?」

「はい、まずは攻撃ですが、主に五大元素をはじめとした自然にゆかりあるものを利用します。例えば、紅羽様は風を利用して鎌鼬を発生させていましたね。」

「結界は?」

「基本的には物理的な攻撃を防ぐ、邪魅の侵入を阻止する、穢レを散らすこの3つの効果があります。また、一つの結界に込める効果はよほど腕の立つ呪師でなければ一つが限界です。」

「そっかー。結界って難しいんだね。ところでその他って何?」

「癒し、探知など補助系統の呪が主ですね。今回暗満が使用した邪魅を生み出す呪もこれに分類されます。」

「あれ?狐孤ちゃんの変身は?」

「ああ、私の変身は呪ではなく神としての力です。呪で姿かたちを全く別のものにつくりかえることは不可能なのです。」

「わぁ!狐孤ちゃんすごい!!でもどうして呪じゃそれが出来ないの?」

「呪に利用する“理”は自然の営みの中で生まれるものなのです。ゆえに自然の摂理に反するようなことは呪として発動できないのです。」

「そうなんだ~」

「さて、長くなってしまいましたね、次に参りましょう。」


デデンッ!

Q呪具って何?

「これは本編中でも解説できた数少ないワードですね、いい機会ですからおさらいしましょうか。呪具とは読んで字のごとく呪を込めた道具のことです。今回ですと紅羽様が使用した刀や暗満の穢レ玉がそうですね。ちなみに呪具がなくても呪は発動できます、ただ呪具を使ったほうが色々と効率がいいんです。」

「こーくんが作ったお守りなんかもだよね!」

「もちろんです。ご主人様のつくる呪具は一級品です!」

「こーくんすごい!!」

「サクサク参りましょう、つぎはこちら!」


デデンッ!

Q神具って何?登場すらしてないけど・・・・・・

「ほ、ほんとだ!!タイトルにも入ってるのに。」

「そこは作者の無能さゆえです。神具については次章で明らかになりますので、ここではスルーいたしましょう。」

「じゃあ次の質問だね!」


デデンッ!

Q邪魅ってどんな奴なの?

「これも本編で説明されていましたね。では今回はより詳しく見ていきましょう!」

「わーい!!」

「邪魅とは穢レの集合体です。」

「それは本編にも出てきたね!」

「はい、そして邪魅には下級、中級、上級の三種類が存在します。まずは下級ですが、これはまっ○ろくろ○けみたいなものです。直接的な被害はほとんどありません、せいぜい少し運が悪くなるといったところです。もちろん退治も容易ですよ。次は中級ですね、このレベルになると実態を持ち始め、直接害をなすようになります。主に動物の形をとるようですね。最後に上級です、これはほんとにまずいです。存在そのものが災害レベルですから。及ぼされる被害も尋常ではありません。戦闘力も非常に高いです。ちなみに悪魔のような姿をとることが多いようです。」

「ほわー。やっぱり邪魅は怖いね。ところで狐孤ちゃん、邪魅って普通の人には見えてるの?」

「中級、上級の邪魅は認知できますね。下級は存在が希薄ですから、その筋の人間か、よほど勘の鋭い人でもない限り目視できません。」

「あれ?じゃあ、人がいっぱいいるところに邪魅が現れたらどうするの?」

「ああ、そのことならご心配なく。邪魅が人通りの多い場所で自然発生することはまずありえませんから。」

「なんで??」

「先ほども申し上げましたように、邪魅は穢レ、つまりマイナスの気の集合体です。そして、穢レはにぎやかな場所や、煌びやかなところにはたまりにくいのです。今回のように人為的に発生させる場合は例外ですが・・・・・・」

「そっかー。じゃああまり人が通らないところは危ないんだね。」

「普通の場所よりはという程度ですね。そもそも邪魅が発生するレベルまで穢レがたまるということ自体がまれですから。」

「へー」

「さて、この辺にして次に参りましょう!」



デデンッ!

Q呪師ってどれくらい認知されてるの?

「はい、日和様のように家族ぐるみの付き合いがあったり、親族に呪師がいる場合を除けばほとんど認知されてません。よくて都市伝説程度ですね。」

「そういえばこーくんが、呪のことは軽々しく人に話すなっていってなぁー。」

「呪の悪用を防ぐためですね。次章でも解説するようですが、実は呪を扱うのに特別な才能は不要なのです。正しい知識があればだれでもある程度の呪は使用可能になります。呪師というせまいコミュニティの中でさえ犯罪に走る愚か者がいますからねぇ、公になればどうなるか火を見るより明らかです。」

「そうなんだ、暗満みたいな人が増えちゃったら怖いもんね。ところで狐孤ちゃん、呪を扱うのに特別な才能はいらないってことは私でも呪を使えるの?」

「もちろんです。ただし、知識を身に着けるのに相当な時間を要しますが。」

「そっかー、じゃあ難しいのかな。」

「呪に興味がおありで?」

「うん、癒しの呪なんかが使えたらこーくんが怪我したときに助けてあげられるなーって思って。今回みたいに何もできないのは嫌だから。」

「日和様・・・・・・。ふぅ、ご主人様は幸せ者ですねぇ、こんなに健気で一途な方に想っていただけているのですから。」

「こ、狐孤ちゃん!?」

「おや、時間が来てしまったようですね。」

「ほんとだ、残念だけど今回はここまでだね。」

「「次回もおたのしみにー!」」


注:次回放送は未定です。ご了承ください。


幕間でした。

第二章は13日までには投稿を開始します。

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