満ち足りないプロローグ
初めて小説を書きます。処女作とでもいうのでしょうか。とてつもなく拙く荒く矛盾有り褒めどころ無しのものかもしれませんがよろしくお願いします。
あり得ないことに主人公は決まっていません。主としている人は数名いる者の、「こいつが主人公だ!」的な人はいませんので、読み手のみなさまの思う人が主人公です。・・・どうか書き終えられますように。
とりあえず、戦わなければならない。
「望んでこんなことをするものか。」ある少年は呟く。自分の才能を誇りに思い、同時に恨めしく思う。
「でも、」ある少女は言う。この世界はまことに残酷で、持つ者と持たざる者に分けられている。だから、持っている自分たちが受けるには、これは当然の報いで、それに__
「相手は異世界人でも超能力者でも人外生物でもなく、ただ持たざる者。ね、簡単でしょう?」
ある少年は顔を上げる。ある少女とただ目が合い、数秒。少年は口を開いた。
「それもそうか」
戦うとはいったい何なのか
辛いのか、楽しいのか
難しいのか、簡単なのか
少年たちはまだ知らない。遊戯の延長上のような戦いの裏の真実を。
戯れの延長上のような関係の隠れた素顔も。
無知というのは可愛いもので、そして時に罪である。