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警察不信  作者: 山本正純
Episode 1 連続強盗殺人犯を確保せよ!
6/106

Side.006 警備員との戦い The battle with a guard

 テロ組織による宴が始まった頃北海道釧路市にある豪邸にその大男は現れた。

「ここか」

 

 その男鬼頭は二人の警備員を素手で殴り倒す。異変に気が付いた警備員49名は大男の周りを包囲する。警備員の一人は拳銃を構える。

「深夜に訪ねてくる非常識な客ではなさそうだな。何者だ」

「ただの強盗殺人犯だ」

 


 鬼頭はそう言うと一瞬でリーダーと思われる警備員を素手で殴殺する。一瞬で死亡した警備員の敵を取るために48人は鬼頭に立ち向かう。

「好きだな。こういうシーンは」

 

 48人全員で立ち向かう警備員たちとの戦いを楽しむように鬼頭は笑う。数で言えば1対48だから警備員たちの方が優勢であるというのは正論だ。だが彼らはまだ鬼頭の恐ろしさをしらない。

 まるで虫のように群がってくる警備員を鬼頭は素手だけで殺す。彼は一人を一発のパンチで殺した。世界選手権のボクサーでさえも彼のパンチを受けたら死んでしまうくらいの威力だ。現に彼は腕相撲の世界選手権ではブラックリストに登録されている。それくらいの腕力だから一般人は確実に一撃で彼に殺される。

 

 たったの三十秒で豪邸の庭は血の海に変わった。40人の死体は血の海に転がっているが残りの8人は運がいいのかまだ生き残っていた。8人は自分たちが生きるために現場を逃走しようとする。

「俺のパンチを受けて生き残っているのはお前らが初めてだ。だが逃がさない」

 生き残った8人の体には殴られたことにより激痛が襲っている。たとえるなら生まれたての山羊のようだ。そのため思うように動くことはできなかった。思うように足が動いたとしても結果は変わらない。彼らに生きるという選択肢はないのだから。動けない人々を殺すのは一秒もかからない。鬼頭は手刀で生き残った八人を殺害する。一瞬で八つの首が吹っ飛び、大量の血液が滝のように流れた。

「せっかく手刀にしてやったのに一瞬だとはなぁ。やっぱり日本人は弱い。殺し合いは30秒か。30分は楽しみたかったぜ。さてお宝でも奪い去るとするか」

 


 こうして警備員51人は全滅した。素手で殺したにしては不自然なほどに庭は血の海に変わっている。彼は殺しを素手で行うことにしている。場合によっては手刀を使うこともあるが、弱っている人間にとどめをさすときや子供や女を殺害する時にしか使わない。弱い人間を殴ると殺した気がしないからという彼なりの優しさだ。金属バットのような凶器を使った方が殴殺を行いやすいが、それを行うと殺した気がしないらしい。


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