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警察不信  作者: 山本正純
Episode 2  信賞必罰
37/106

Side.037 予告殺人の標的  The target of preliminary announcement homicide

 10月17日午前6時神奈川県警は爆弾事件の被疑者として追っていた男性の死体を発見した。爆弾事件は被疑者死亡で処理された。

 

そして午前9時警視庁の刑事部長室で千間刑事部長はコーヒーを飲んでいた。彼の前には喜田参事官が立っている。


「退屈な天使たちの予告殺人開始まで後一時間か。ちゃんと準備できているのだろうな」


「はい。条件に該当する警察官30名の自宅にそれぞれ二名ずつ監視が付いています。そして彼らの自宅周辺をパトロールしている警察官から不審者が発見されたという報告もありません。もちろんスナイパーらしき人影もありませんよ」

「それなら監視している警察官に伝えろ。一瞬たりとも目を放すな。その隙をついて奴らは暗殺をするとな」



 一方ラグエルは白いランボルギーニ・ガヤンドに乗り込み、予告殺人に関わるメンバーに携帯電話で指示を出していた。

「一時間後にターゲットNが秋葉原に現れます。準備はいいですか。レミエル」

『ああ』


 レミエルは現在ビルの屋上でH&KPSG1の準備をしている。

『いい位置取りだ。600ヤードは離れているが、赤く染まった横断歩道がよく見えるぜ』

「それはよかったです。それでは一撃で仕留めてください」

『了解』


 ラグエルは電話を切り、ラジエルにも電話する。

「ラジエル。準備はいかがですか」

『完璧だよ。今からターゲットの自宅に仕掛けた盗聴器を回収する所だけどね』

「それが終わったら鴉たちと合流してください」

 

 最後に彼は鴉たちに電話する。

(あいつらは二人一組で行動しているから赤だけでいいか)

「赤鴉さん。準備はいいですか」

『はい。今秋葉原にいるのですが、警察官らしい人影はいません』

「分かりました。それでは邪魔者の排除をよろしくおねがいしますね」

『ところで、赤鴉というネーミングやめていただけますか。ダサいので』

「そうですか」

 ラグエルは考え込む。

「それならレッド・クロウというのはいかがでしょう」

『英語にしただけでしょう。今度あの方に会ったらコードネームを申請してくださいよ』

 


 ラグエルは電話を切り、車を発進させる。

(全員と連絡は取りました。後はラジエルが盗聴器を回収するだけです)

 するとラグエルの携帯にラジエルからメールが届いた。

『回収完了しました』

 ラグエルは不敵な笑みを浮かべ車を秋葉原へと向かわせる。

 


 10月14日深夜0時45分。ラグエルは映像を通して今回の作戦についてメンバーに説明した。

『前半戦は予告殺人に見せかけた暗殺です。今月組織を抜けるゼラキエルを狙撃します。まず警察側にこのことを悟られないように予告殺人に偽装します。後は10月17日午前10時計画を遂行するだけです。担当は、狙撃担当はレミエル。600ヤード離れたビルから横断歩道を渡るゼラキエルを狙撃してください。変装した私がゼラキエルに接触したらいつでも狙撃ができるように準備してください。私がゼラキエルから離れれば狙撃して構いません。ラジエルはゼラキエルが組織の一員であった証拠を消すために彼の自宅に潜入して、証拠を処分してください。その後は鴉さんと邪魔者の排除をおねがいします』


次回退屈な天使たちによる予告殺人が始まる。


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