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警察不信  作者: 山本正純
Episode 2  信賞必罰
25/106

Side.025 退屈な天使たちの祝賀会 Tedious angels' celebration party

 2012年10月14日午前0時退屈な天使たちのメンバーたちはアジトでパーティーを楽しんでいた。パーティーの参加者は10名。

 

 レミエルと鴉たちとサマエルの六人はビルから飛び降りることで警察を欺いたスタントマンの男を囲み賞賛している。


「7階はあるビルの屋上から飛び降りるとは凄いな。下にはクッションも敷いていなかったのだろう。一歩間違えれば投身自殺だ。ガブリエルは恐ろしい野郎だぜ。失敗者は死の制裁だからな」


 サマエルはレミエルの意見に反対する。

「安全対策なんてしたら作戦が警察にばれてしまうでしょう。だからああするしかなかった。彼女は残酷な人ではありません。失敗したとしても支障が出ないようにランクが低いエージェントを使用するところがかわいいでしょう」

「それもそうだな」

 


 コードネームのあるメンバーに囲まれてスタントマンの男は緊張している。

(コードネーム持ちのメンバーとのパーティーに参加か。旨い料理が食べられるからこの仕事を引き受けたが、やっぱり緊張するな)

 

 スタントマンはテーブルの上に置いてあるジンのボトルに手を出す。すると赤いネクタイ男はジンをスタントマンに注ぐ。

「影の主役だから、もてなさないといけないでしょう。ジンを注いであげますよ」

 スタントマンの気分は最高潮になった。彼はジンを一口飲み、構成員たちに感謝する。

「コードネーム持ちの皆さんと仕事ができてうれしいです」

 

 レミエルは青いネクタイの男に話しかける。

「影の主役で思い出したが、裏方として活躍したラグエルはどうした。また遅刻か」

「ラグエルさんは最初から欠席さ。何でも次の作戦の準備で忙しいらしいから」

「問題の10月31日までにもう一仕事あるのかよ」

 

 そんな男性陣から少し離れたテーブルにはウリエルとラジエルとハニエルの三人が集まっていた。その雰囲気はまるで女子会だ。男性陣は仕事の総括をしているが、彼女たちは女子らしい恋愛の話をしていた。

「ウリエルさんとラジエルさん。好きな人はいますか。私はいませんが」

 ハニエルの質問はストレートだなとウリエルは思った。

「好きな人はいないけど、好きなタイプはラグエルみたいな人かな。彼のような信念がある人。同い年かそれ以下の男性で彼のような人がいたらその人になりますね」

 ラジエルは顔を赤くする。

「レミエルです。彼はああ見えて男らしい。強くてスマートな体系なところが大好きです。でも本人には内緒」

 


 女性陣が恋バナをしている中ピンクのネクタイ男はマイクを持ち発表を始める。

「パーティー参加者の皆様。次の仕事についてお知らせします。その前に今回の一件の影の主役であるスタントマンさんには退室していただきます」

「えっ」

 

 スタントマンは驚く。そしてウリエルは素早く彼の背後に立ちスタンガンで彼を気絶させる。スタントマンはうつ伏せで倒れ、赤いネクタイの男によってパーティー会場からつまみ出された。影の主役に敬意を表したのか彼はスタントマンをソファーに寝かせ、バスタオルをかけた。パーティー会場のドアは防音となっているため外から情報が漏れることはないだろう。


女性陣の恋バナはうざかったかな?


スタントマンが不遇すぎる。

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