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出会い。屋上
私の好きな人は背が高くて、痩せ型で金より甘い色のくせ毛
指には、髑髏のring少し煙草の匂い
私はこの男が好きだ。
この男は、理科の先生で私はその生徒。かなり掟破りの恋と思われてもしょうがない
この男の名は「桐生馨」
そして私の名は「大崎麗」
高校2年学歴優秀
規則ばかりの毎日に飽きてしまった
リボン、ブレザー、シャツ、スカート、勉強
こんな平凡で窮屈な中から抜け出したかった
空は自由で好き。屋上は私にとって大切な場所
あの男と出会ったのもこの屋上で