縁ーえにしー 壱
いつぶりかも良くわからないですが待っている人がいたら嬉しいな。
海印家当主の直実は街道をひたすらに東へ進んでいた。ふつふつと烏帽子に降りかかる雨は、都を追われた海印家一行の心内をさらけ出しているかのようだった。
「父上、これからどういたしましょうか。」
後ろからついてきていた長男の直崇がこちらの馬に自分の馬を並ばすようにと歩みを速めた馬の手綱を引いた。どうするも何も、今しがた都を追われた衝撃から立ち直りかけていた所に追い打ちをかけられた気分だ。しかし、儂は当主だと自分に言い聞かせる事で奮い立たせる。さて何も考えていないと正直に話すのはかっこ悪い。どうしたものかと思案する。返答がない父親の顔を心配そうに直崇が覗き込んできた。
「どうするかのぅ…」
とうなるのが精いっぱいだ。しかし本当にどうしたものか…。
今後の予定を決めかねたまま日が暮れてしまった。
木立の中に開けた場所を見つけたので、見張り二人を街道沿いに残し、宿をとりに木立に踏み行った。
翌朝、直実は風を切り裂く音で目を覚ました。直崇は寝れたのだろうか。そんなことを思いながら起き上がり音をしている方に視線を移す。
朝霧の立つ木立の中、霧を刻む我が子はやはり良く寝られなかったようだ。自分も傍らに置いた太刀に手をのばす。肩を温めると荷物の中から木刀を二振取り出し、一振を直実に投げる。それに気づいた直実は太刀を鞘に納め、木刀を左手に捉える。
一度地面に置いて、帯を解いた太刀を木に立て掛ける。振り向き様に抜刀し、打ち込んでくる父の初太刀を外す。そのまま斬り込む。しかし、切先は一寸ばかり手前の空を斬る。手首を返すも易々と小手を頂いた。
後ろでは、朝餉の用意ができたようだ。粥に梅干しをのせた簡単なものだが体に染みる。太刀を佩きつつ馬のもとに向かい手綱をとき木立を抜ける。
街道をまた進み始める。
ご精読ありがう!!
お久しぶりです。
とりふじなだです。
室町時代を書きたいけどムズいね。
設定も良く覚えてない…地名とか適当すぎるし。
ストーリー構成もノリだからなんとも。
続けるつもりなのでなにとぞよしなに。




