1枚目 異世界強制転生
所詮、素人の思い付きで書いた作品なので、長くは続かないと思いますが、何卒よろしくお願いします。
俺の名前は神崎翔太。
身長174cm
体重62kg
高2
16歳
好きな物 ゲーム、漫画、ラノベ、手品
特技 手品
性格 呑気、時折ゲス。基本的には他人に優しい。(同クラス談)
精神 不動の巨像の如し(同クラ((ry)
サラリーマンの父と専業主婦の母。
それに高校受験を間近に控えた中3の妹。
いわゆる普通の家庭って奴だ。
唯一普通じゃないのが、両親共々32歳ってとこだけだ。
あと、父さんが副社長秘書っていう肩書きを持ってるらしく、よく分からないけど結構豪華な一軒家に住めてるらしい。
今日の日付は9月13日。
妹はストレスでカリカリしてるので声をかけたら殺される。
秒で朝食を平らげ、逃げるように家を出る準備をする。
天気予報では午後3時からの降水確率が90%らしい。
「今日は自転車じゃなくてバスで行こう。」
靴を履き、家の鍵と定期を持っていることを確認する。
傘を手に取り、台所にいる母さんに聞こえるように、
「行ってきまーす」
と言う。
毎日の変わらない光景だ。
ドアを開けると、日が雲に隠れているはずなのに、嫌になるほどに暑い空気が押し寄せてきた。
もう9月だと言うのに、気温が高く、湿度も高い。
今朝も一雨降ったのか、道路には水溜まりが出来ていた。
腕時計に目を移す。時刻は7時36分。52分のバスに乗ればギリギリ間に合うな⋯と思い、水溜まりの中を覗き込む。
水面の鏡に映る自分の顔⋯⋯⋯ではなく、口が耳まで裂けたかのように笑っているお面を被った、黒いフードに黒いコートを着込み、死神が持つようなドス黒い色をした大鎌の様なものと、純白の大鎌⋯そう、まるで天使の色は?と聞かれたらこの色!と答えそうな真っ白な色の大鎌を持ったそいつと目があった。
慌てて後ずさり、全力ダッシュでバス停に向かう。
どれほど見入っていたのか、時間は52分をとうに過ぎていた。
結局遅刻し、先生に怒られたのは言うまでもない事だった。
学校についた時に額に浮かんでいた汗は、気温のためか、全力疾走のせいか、それとも、先程見たなにかのせいなのだろうか⋯。
◆
あ〜あ⋯
結局朝見たあれが気になって授業に集中出来なかったなぁ⋯。
何だったんだろうかあれは。
1日中考えていたが、全く憶えてない。
なにかのゲームのキャラかと思い、記憶にあるもの全てを調べてみたが、該当するものはいなかった。
気づいたら6時間目が終わっていたという始末だ