言葉が理解できてても、意思の疎通は難しい
感想、レビュー、評価をいただきありがとうございます(*´∇`)
また、新たにブクマ登録者様が3名様いらっしゃいましたー!ありがとうございますー!
寒くなってきましたので、皆様風邪などにはお気をつけくださいませ~m(_ _)m
前回のあらすじ。
幼女ちゃんとケモミミ少女を手に入れた
中級ポーション使っちゃった
ケモミミ少女テトラリアたんとトーク
その後、いくつか世間話感覚でトークを楽しんでいたら、おかみさんが晩御飯を運んできてくれた。
どうやらテティちゃんはもう寝ちゃったらしい。それなりに遅い時間だし仕方ないか。
持ってきてくれたのは定番の晩御飯セットを3人前。俺がそう頼んだからだけど、この世界の奴隷の扱いってどうなんだろう?
取り敢えず全部俺のベッドに置いておくとして、確認しないといけないよな。多分。
同じ食事はダメとか、食べ残しを下賜するとかって形式はあんまりしたくないっていうか、お断りなんだけど。
「ウチは奴隷の作法とかまったく聞いてないからわからないの。だから聞かれても困るの。そもそもウチの村に奴隷とかいなかったもの。」
俺より知らない娘を発見!これはこれで貴重なサンプルだ。だがそれは困るのでカナデさんにお伺いしよう。
「カナデさん、メタリカーナでの奴隷の扱いってどうなってるの?」
「えっ?!き、急にどうしたの??」
メチャクチャ驚いてるテトちゃん。
「あれ?ポーション出すくだりでもカナデに話しかけてたのに、なんでそんなに驚くの?」
《マスター。先ほどはカナデとのみ会話していたので内容が日本語でした。恐らく何かしらの呪文を用いてポーションを用意したと思われたのでしょう。》
「えっ?!マジか・・・無意識にカナデさんにだけ話しかけてるとか、かなりのカナデさんフリークな自分に驚くけど・・・。
ていうか、魔法でポーション出せるとかってあるの?そんな魔法あるならさっそく取得したいんだけど!」
「えっ、誰かと話してるの?遠隔通話の魔法具?魔法?使ってるの?」
完全に置いてけぼりなテトちゃんのワタってる感じも悪くない。やはり老婆よりケモミミ美少女だろ!見ろ!これこそが正義だ!
熱い血潮が身体を駆け巡るのを感じる。ようやく手に入れた充足感ってやつだ!俺はついに美少女(鑑賞用)を手に入れたのだ!!
(もちろんイエスロリータノータッチの誓いは破るつもりはない。絶対だ!)
《そこは発言しないのですね、マスター。》
(そこら辺は当たり前ながらわきまえて使い分けるよー。変な目で見られたくないし、タイーホは遠慮したいもの。)
《いいえ、マスター。奴隷はマスターの所有物扱いですので、手出しをしても問題はありまs》「はいダメー!そこから先は言っちゃダメだから!変なフラグとか要らないから!マジで!」
「ひにゃっ!」
「あ、ごめん!驚かせちゃったねーごめんねー?」
謝りながら頭をナデナデ。うん、合法なのはココまでだな!これ以上はなんか色んな意味でダメな気がする!
んむ~、でもこれはこれでなんか思ってたのと違う気がするな?なんていうか、野性味が溢れてる気がする。
端的に言ってあんまり洗ってない感じだから想像と違ってゴワゴワする。折を見て洗髪してあげないと、折角可愛いのがムダになってしまう。
猫耳・・・は勝手に触ったらダメだな。自重しよう。
(妹とペットが同時に手に入ったようなお得感が押し寄せてくる。手触りとかは微妙だったが、これはいいものだ!うん。)
「はにゃ~。」
テトにゃんが借りてきた猫のように大人しくなってしまった。やはり猫耳があるから習性的な部分は猫寄りなのだろうか?
ざっくばらんなボブくらいの黒髪をポフポフナデナデしながら考えるが、それだとお風呂が嫌いかもしれない。気をつけながら実行しないとだな。
《ちなみにマスター。メタリカーナの奴隷の扱いについてですが、戦闘用奴隷等の一部を除けば主に富裕層の財産としての面が強いようです。
マスターのイメージにあるような、虐げられるしかない奴隷というモノとは趣が違うかもしれません。》
(へぇ、それは案外朗報だな。奴隷が蔑視される街だったら、この娘達の扱いにも苦慮するとこだったし。)
《はい、マスター。身分としてはやはり一般市民より劣りますが、犯罪奴隷などでない限りは従者か、それに近い扱いをしているケースが多いようです。》
(犯罪奴隷はやっぱいるのか。でもそっちはパッと見わかる程度の区分けはされてるんでしょ?じゃないと奴隷全般奇異な目で見られちゃうだろうし。)
《はい、マスター。仰る通りです。犯罪奴隷の場合は足枷をつける義務がありますので、誰にでも一目でわかるようになってます。
また、犯罪奴隷は一般的に商会での購入は不可で、領主など貴族階級が販売権を独占しています。
ただし、犯罪にしても軽微な犯罪で奴隷落ちするケースだと犯罪奴隷として扱われず、一般奴隷として販売されるのが通例になっているようです。》
(借金奴隷とか、お金がなくて窃盗したとか、それ系は一般奴隷扱いってくらい?ならあそこの商館にいた人たちは基本的にただの一般人か。
あ、攫われた人たちもいたか。むしろそっちが問題だなぁ。どういった手続きで奴隷扱いしてるんだか・・・。)
テトちゃんも、幼女ちゃんも人攫いに遭って俺の手元にいるから、今後の扱い含めて諸々考えていく必要があるかもしれない。
まぁ、一生連れ回す気はないから、俺の生活が安定するくらいまでのお付き合いくらいを目安にしよう。
奴隷から解放する時に、多少の金銭と職場の照会とかができれば十分かなぁ~。
一通り撫でまわしてからテトにゃんから離れる。耳まで真っ赤だけどやりすぎたかもしれない。ちょっと猫扱いしすぎたかも・・・。
「えっと、俺が誰と話してるかって話しだったよね?」
「ふぇっ?あ、う、うん。そう、なの。」
ちょっとポワポワしたまんまだけど進めてしまおう。そうしよう。
「実は、これも俺の加護の一部なんだけど、神様がつけてくれた案内役がいるんだよ。俺はその娘といつでも話しができるの。」
「そんなの聞いたことないの!普通は鑑定や解析系の天啓や、耐性や光魔法なんかだと思うの。」
「あ、そういう系統の加護もあるんだ?耐性とか魔法付与とかって結構強力そうだな。なんか、勇者!って感じ?」
「うん、そうなの。そういう戦いに役立つような加護を貰った人のことを勇者って呼ぶの。ウチはあんまり詳しくしらないけど、確かいまの時代にも勇者が顕現したって大人が話してるのを聞いたことがあるの。」
「いたのか、勇者。いま要らないフラグを拾った気がする。どっち方面のフラグになるか、それが問題だな・・・。」
「フラグ?なの?よくわからないけど、いまの時代の勇者は教会が呼び出したっていう噂らしいの。だから、多分ウチたちは関係することないと思うの。」
「・・・異世界転生勇者のフラグktkrぇ・・・。ダンジョンの存続がヤバい雰囲気になってきたな。逃げたい。」
《はい、マスター。今代の勇者は積極的に魔物討伐に向かう性格のようですので、なるべく関わらないのがいいでしょう。》
「そうできれば何よりなんだが・・・。」
その後、グダグダになってしまったが普通にご飯を食べることにした。俺が使ってたベッドしか空いていないので2人してベッドの上で食べる。
はっきり言わなくてもお行儀が悪い。でも仕方ないの。テーブルはないし、床で食べたくないんだもん。
たいして美味しくない食事を普通に食べ終えたが、テトちゃん的には結構美味しかったらしい。なんか村貧しかったんじゃね?って雰囲気になったが敢えて聞いたりしないのが紳士の嗜み。
もう1つのベッドでは未だに幼女ちゃんがすーぴーすーぴー寝てるから、いまの内に身体拭いて寝る用意するかな。
「俺はちょっと部屋の外に出てるから、その間にこの布と桶のお湯を使って身体を拭いておいてくれ。もし余裕があれば幼女ちゃんも頼む。俺はほら、片手じゃやりにくいからさ。」
「うん、わかったの。それが終わったらどうすればいいの?」
「これに着替えておいてくれ。」
取り出したのはショニタンが用意してくれていた布の服だ。上下セットはズボンが残り1本だから1セットのみ。これをテトに。
幼女ちゃんは小さいから布の服(上)だけでワンピースみたいになるだろ。問題は下着をつけてるかどうかだが、そこは明日考えよう。少なくともショニタンのショーツはダメだ。使用済っぽいし。
「わかったの。うまくできるかわからないけど、あの子の分も任せてほしいの。」
コクコクと頷くテトの眼には、不思議とやる気が漲っている。ご飯美味しかったって言ってるし、お礼気分なのかな?普通にありがたいから嬉しいけど。
「ありがとう。もし俺の帰りが遅かったら先に寝ちゃっていいからね。っていっても、お宿の大将とお話しするだけだからすぐに戻るつもりだけどね。」
フンスッ!状態のテトを残して階下へ降りていく。もうラストオーダーの時間くらいだけど、まだいるかなーっと。
ゆったりおっとり食堂へ行くと、大将が賄いを食べていた。丁度今日の作業は全部終わったのかな。
「コンバンワ、大将。」
「あぁ、わざわざ済まないな。」
「いやいや、こっちこそ急にご飯の用意をお願いしちゃったし、話しくらいしにくるのが筋ってもんでしょ。」
とりま奴隷少女ゲットまでの説明を簡単にしておいた。当たり前だがウルフのくだりとかは適当にボカしておいた。偶然助けた程度にしておくのが無難である。
また、オルルから聞いた話しは伏せておいた。大将が変なのに絡まれでもしたら大変だし。
「そうか。村ごと、か。それは難儀だったろうに。だが、お前さんにすぐ引き取られてよかったな。変な趣味を持った貴族や豪商の中には、奴隷を人と思わないヤツらもいると聞く。
その点アンタは大分お人よしそうだからな。悪いようにはしないだろう。」
「買ってくれるのはありがたいけどさ、変なことはしなくたって俺だって冒険者だもん。危険は付き物だよ。・・・なるべく大切にはするつもりだけども。」
「あぁ、それで十分だろう。正直な話し、奴隷って言われても俺ら一般庶民にはあまり馴染みがないからな。普通に接しちまって構わないんだろ?」
「むしろそれを頼みに来たんだけどね。そうしてくれると嬉しいよ。ついでに普通扱いしてほしいから、人数分の宿代払うよ。3人でお幾らになる?とりま俺の宿泊日数に合わせて」
「いや、元々奴隷の分は宿代は取らないんだと宿屋ギルドで聞かされたことがある。下手に取っちまうと面倒なことを言う輩がいるってんでな。だからそいつはお断りだ。」
「なら飯代だな。その普通の奴隷とやらは、ご主人様の食べ残しを下賜されるんだろ?少なくとも俺はそういうのしたくないし、身体資本だからご飯は大事だ!」(キリリっ)
「・・・お互い落としどころはそんな所か。わかった。お前さんと同じ内容のモノを人数分追加だな。8泊分を2人前追加で銀貨1枚だ。それでいいか?」
「ありがと、助かるよ。そんじゃ銀貨で。ついでにさ、余ってるテーブルとか椅子とかない?もうこれからは食堂で食べようと思ってはいるんだけど、あればあったで便利かなって。」
「あぁ、ちょっと古いがあるにはあるな。明日運んでおこう。」
「悪いね、ありがと!」
交渉がすんなり終わったのでお部屋へ舞い戻る。
「つ、つかりた・・・酷使し続けた、右脚、1本で、階段ケンケン、とか、死ねる・・・ハァ、ハァ、ハァ。」
《マスター。お疲れのご様子ですね。ですが、左脚の症状は悪化していないようです。この調子でいけば、あと2本分の下級ポーションで完治するかもしれません。》
「ハァ・・・。んむ~、いま持ってる分はこっそりテトに使おうと思ってるから、明日さっさと婆さんに作ってもらおう。
もうこんなに神経使いながら歩くのは勘弁っす。ムリムリ、あんまりにも疲れるからさーこんなの続いたらマジ引き篭もる自信あるもん。出たら疲れるから、外に出ないで脚治るまで引き篭もっちゃうよー。」
《それも選択肢としては悪くないですね、マスター。》
「・・・カナデさんはちょいちょい俺をヒッキーにしようとしてませんですのこと?メタリカさん家でもそんなこと言ってたよね?」
《はい、マスター。基本的に急ぐ必要はないと判断していますので、休養が取れるなら取れるだけ取るのがいいと思っています。
マスターは少々の火力は持っていますが、紙装甲の鈍ガメな上に、MPも著しく低いので、有事の際の死亡率はどう考えても高すぎますから。》
「うぐぅ。ここまで言われて言い返す言葉が皆無すぐる・・・orz。」
言われてみれば確かにザコい。半端な火力だけのスタミナ不足の砲台なんか、需要がなさすぎるにもほどがある。
コレがMMORPGとかなら回復薬が山の様に安価で買えるんだろうけど、むしろメタリカ―ナは薬不足。
その上連続でポーション使うと俺が壊死っちゃうっていうからさぁ大変。やはりレベル相当のただのザコだな。
ちょっとばかし小賢しいだけのザコとか超笑えるんですけどー?ぷーくすくす状態だ。
「せめて、そこそこの火力でそれなりに小回りが利いて、長期戦が可能な程度の持久力があればなぁ~。」
《現状から著しく飛躍した願望ですね。》
「はいはいすいませんわかってますって。ザコい自分を理解してますですはい。」
カナデさんに程よく凹まされた所で部屋へと入る。するとそこには脱ぎたてもぎたてフルーツわっしょいなワンダーランドががががーはいダメー!!
「あ、ソウお帰りなー」
バタンッ!
「ハァ、ハァ、ハァ・・・。」
いま、何かを見てしまった気がしたが、多分気のせいだ。
これ程までに恐ろしいのか、異世界は・・・あやうく俺の存在が発禁にされるところだった気がする。
幼女ちゃんに目覚めた。いや、違った。幼女ちゃんが目覚めていた。
しかも、幼女ちゃんもテトにゃんも服を切り離ししていた気もするが、それはきっと気のせいなのである。
こんな湯気もなければ強い光もないところでは、いったい何が隠してくれるというのか?いったい誰が助けてくれるというのか?
唯一の援護射撃っぽいのは灯りが蝋燭だけだから、薄暗いってだけだ。だがしかし、俺には『視覚強化』があるから無意味な訳で・・・。
孤立無援の四面楚歌状態では我が方の継戦力では数カットも保ちはしない!
コレでせめて少女達の髪の毛が長かったりアワアワに包まれていたりしたら多少は違ったのだろうが、髪がそこそこ長いのは幼女ちゃんだけだし、ただ濡れた布で身体をこするっているだけだからムリな話しだろう。
俺的にはそれなりの時間を大将と過ごしていたような気もしないでもないんだけど、やはり女の娘の身支度には時間がかかるということか・・・迂闊だったー!
だが、このままの状態でここに待機しているのもダメだ。下手したら完全開放状態でこの扉を開けてしまう可能性も微レ存だ。
特に羞恥に染まる感じでもなかったからまだ異性に身体を見られる恥ずかしさとかを理解していないお年頃の可能性も残っているし、何より文化の違いもあるかもしれない。
だが、いくら文化が違っても、俺の中のアイデンティティーと道徳観念と背徳感がそれを許しはしないだろう。
なので、扉をちょこっとだけ開けて中へ呼びかける。
「全部拭き終わったら言ってくれー。俺はここで見張ってるからー。」
「見張りなんて必要ないの。ソウが入ってくれたら鍵もかけられるし、何よりここは女の人の匂いばかりなの。」
うぐぅ。異性を意識していない可能性が消えました。マジっすか。
そうなると、俺をオスと認識していないことになるんだが、俺って匂いまで性別不詳なの?それってどうなの?
「世の中にはな、女の娘が好きな女の人もいるんだから、手早く拭いて済ませてくれればいいからー。」
「ふ~ん?よくわからないけど、わかったのー。」
(わかってくれて何よりだ。コレで最悪の状況は回避できそうだ。なんで少女と相部屋になった途端エロハプニングが起きるかなぁ~。別にいまそのタイミングと違ったと思うんだけど?)
《特段珍しい状況でもないと思いますが、マスター?彼女らが身体を拭くことを知っていたマスターが、タイミングを見計らって入室しようとしただけですので、むしろ当然です。》
(真っ赤な誤解が身近で発生していた!いや、もう終わってると思ったんだって!だって、風呂に入ってるとかってわけじゃないんだから、そんな時間かかるとか思わないじゃん?普通そう思うじゃん?俺悪くないじゃん!)
《見たところ、テトが自身の身体を拭き終わったタイミングで幼女が目を覚ましたのでしょう。そして、言葉が通じないまま少々苦戦しながらようやく身体を拭き始めることができた、そんなところでしょう。》
(まるで見てきたかのようにスラスラと・・・流石はカナデさん。でも言われてみればそうか。あの幼女って言葉わかんないってゼダールが言ってたっけ?言ってたよな?すっかり忘れてたよ。)
《カナデはてっきり確信犯かと思っていたので敢えて伝えませんでした。》
(それはヒドい・・・orz。)
俺の人格がかなり強めに否定されてしまっている瞬間だった。
「終わったのー。もう入っても平気なのー。」
よかった。これ以上カナデさんにいじめられる前に部屋へ入れるようだ。
「さっきは急に開けてごめんね。ちゃんとノックくらいすればよかっ・・・た?」
俺の眼に映るは幼女ちゃんに一生懸命服を着せようとしている、テトにゃんの背中やら子桃やら尻尾やらだ。
何を言ってるかわかることはないと思いたい。ていうか俺の現状を正しく認識されたくないから皆様目を逸らしてくださいお願いします。
「服、着終わってから呼んでくれよ・・・。」
気になっていた獣人の尻尾を予想外に早くチェックできたことを喜ぶべきか、この状況を嘆くべきか。それが問題だ。
少なく見積もっても事案発生注意報発令中だが、これ以上傷口を広げないためにいま俺にできることはなんだろう。
必死に考えてはみるものの、その答えはいっさら出てくる気配すら感じられない。くそぅっ!『気配知覚』は何をしているんだ?!
このような有事の際にこそその真価を発揮していただきたいものだ!
「ソウ、見てないで手伝って欲しいの。服を誰かに着せるってとても難しいの。」
「あ、あぁ。任せてくれ。俺はこう見えても幼女に服を着させたら右に出るものなしと言われたり言われなかったりするビギナーだ。」
何を言ってるかわからないが、きっとうまくこの場を取り繕えているだろう。場の空気が一気に変わっていくのが感じられる。どう変わっているのかはカナデさんに聞いてほしい。俺、いま、忙しい。
「俺の言ってることわかるかな?」
「・・・んっ?!」
幼女ちゃんが驚愕の表情で見つめてくる。ヤバい可愛い。ちっさい子ってどうしてこんなに可愛いんだろうか・・・萌える!
当たり前だが健全な意味で、だ。何度も繰り返すが俺は幼女愛好家ではなく慈愛と父性に満ち溢れた稀有な紳士だ。
だからほぼ無条件で子供たちを可愛いと思うし、何よりそれがケモミミテトにゃんだったり、目の前の幼女ちゃんだったりしたらなおのことだ!それは最早必然であると声を大にして言いたい!!
「裸ん坊のまんまじゃ身体冷えちゃうから、この服を着てほしいんだけど、いいかなぁ?」
「・・・んっ。」
ヤダこの娘賢いっ!お返事して万歳してる!ヤバいかわゆす!連れて帰って私の子にする!ってもうしてたよぉぉぉ!!
心の葛藤は決して表情に出さずに服を着せてあげる。なんか神(笑)の加護活躍しまくりだな。
幼女ちゃんは先ほど与えた中級回復ポーションのお蔭か、ツヤ肌プルンプルンで張りっ張り最強状態だ。
しかもテトにゃんがしっかり拭ってくれたみたいで、かなりキレイキレイになってる。いい仕事してますわぁ。
テトにゃんといい、この幼女ちゃんといい、連れ帰ってきた俺G・J!!
「ハァ、ハァ、ハァ・・・。うん、ちゃんとお着替えできたね。偉いぞー。」
冷静にして沈着。まさに機械の如く振る舞う我が動作に一点の曇りもないし異常性も見当たらない。
どこからどうにても優しいお兄さんかお父さんのような、安心安全紳士だろう。
「テトラリアはもう着れたかな?」
「うん、自分の分ならすぐに着れるの。」
「まぁそっか、自分のならそんなにかからないか。じゃあ幼女ちゃんのご飯にしよ」
「それにしても、幼女ちゃんって呼び方はどうかと思うの。名前はとても大事なものなの。」
そういうテトにゃんは、下をはいていなかった。
お読みいただきありがとうございます 。
覗きどころか入室を果たした想君。
男の子的には喜ぶべき?それとも喜んだら敗けな場面?悩ましい状況です。
次回予告。
幼女ちゃんとトーク
下準備
お散歩気分でお出かけ




