安息と安寧を願う想いは儚い
いつの間にやらブックマーク登録件数様が11人。
更新話数と一緒ですね。
奇遇な一致が偶然の運命であるならそれはもう必然で必ず勘違いの可能性も微レ存しながらのWat's happeningな感じがNowなわけだから
って、ええぇぇぇっ?!!∑三(○⬜○;)
あ、ありがとうございますっ!
更新話数と同じだけブクマをいただけるなんて夢にも思っていませんでしたが、つまり!
このまま投稿を続けていくと無限に登録者様が増えて行きゆくゆくは世界人口を上回るという可能性もあったりなかったりなんですね!
わかります!
こんなアホの子ですが、更新週2~3回くらいを安定して続けられるように頑張ります!
つまり、3日に1回なら1年で120名程。
2日に1回なら180名程ブクマ様が増える計算ですね。
私の寿命があと1000年くらいあるから晩年には余裕で10万超えちゃう計算が簡単になされる訳でそうなると「読もう」上位陣に食い込むことも現実じゃなくなってだから私は嬉しくて楽しくてこのまま頑張って楽しみながら書いていきますね!
前回のあらすじ。
おっさんに怯え
おっさんと話し
おっさん情報で青髪悪魔に激オコ
おっさんとおっさんとおっさんと・・・おっさん成分多すぎ
もはや慣れ親しんだ、ベッドでの療養期間も13日目に突入してしまった。
体感的にはこの部屋が我が家のような感覚だ。
この異世界に来て以来、実に99.9%ほどはここで過ごしていると言っても過言ではない。
過言でないのが不味すぎるという声もチラホラと散見されている気もする。
「完全に寄生虫してるけど、いい加減ダメだろう。」
ここまでくると何食わぬ顔で居続けられる限界をとっくのとうに超えていると自分でも感じてしまう。
この世界の時間がいまいちわからないが、地球と同じ24時間制なら300時間オーバーだ。
長編のRPGが3本ほど全クリできそうな時間である。
俺が生前?で作っていたF・Sも全クリ想定時間は100時間だし。
まぁ、多分規定時間内クリアは無理だろうけど?
《いいえ、マスター。マスターの弱体化は未だ完治していません。
許される限りはこの屋敷に居続けることを推奨します。》
まさかの寄生虫推奨宣言。
これが世に云う異世界式ダメ人間改造計画かもしれない。
いや、誰も言ってないけどさ。
確かにまだまだまともに動けない以上、ここはカナデの図太さを見習うべきなのか?
「でもさ~、このままじゃ逆に衰えちゃうと思うんだけど?
運動不足も身体に悪いよね?こっちの世界に来てからほとんど運動してないんだけど?」
思えばヌグリイとかいう犬野郎から逃げ回った時以外、まともに運動をしていない。これは絶対におかしい。
異世界に転生して、ベッドの上にずっといることを許されているのは赤ん坊ルートだけだ。
俺の身体の実年齢的には0歳だからそこのところは許していただきたいが、見た目的に完全ギルティーなので許されるはずもないし運動が足りているハズもない。
下手したらこのまま脂肪肝メタボまっしぐらだ。
《・・・確かにマスターの仰る通り、このままでは運動不足によるステータスの低下が進んでしまう可能性があります。
弱体化が解消されても、ステータス値が向上しない、といったことも考えるべきかもしれません。》
「えっ。適当に言ったのにマジであるのかよ。
それってばレベルは?下がらないの?ステータスだけ下がるの?」
《はい、マスター。この世界では、レベルの下降は基本的に有り得ませんが、ステータスの下降は十分に有り得ます。
鍛錬や運動を怠ったり、大きな怪我や病気、毒や呪いといったステータス低下のケースも存在します。》
「マジかよ!それ初耳なんですけど?めっちゃ大事じゃん!なんでいままで教えてくれなかったの??」
《はい、マスター。現状マスターに最も肝要なのは休息を得ることです。
ですので、余計な情報が入らないように伏せてました。》
「くっ。唯一の味方だと思っていたカナデにすら情報統制されていた、だと?
気遣いは嬉しいが、蚊帳の外にされた感がちょっぴり寂しいぞ!」
まさかの伏兵、カナデさんだった。
こんなに大事な情報を知らされていなかったのは流石にショックだ。
でも気遣いが嬉しいから反応に困るのも事実だ。
優しくされると気分が上がっちゃう。
何より、
「そうなると、レベル関係なく身体鍛えたりしてステータス上げたり、ポイント消費なしで鍛錬のみでスキルを取得できたりするってことだろ?」
《・・・はい、マスタ―。仰る通りです。》
「やっぱりか。俺が無理して鍛えたりしないように黙ってたのか。
カナデは俺が満身創痍でも無理して鍛錬すると思ってるのか?」
《・・・可能性を否定できませんでしたので。》
「まぁ、確かに。よくわかってるな?」
流石に記憶を共有してるだけあって俺のことがよくわかってる。
ムリや無茶をする気は全然ないが、やって意味があるのなら多少は頑張っちゃってたかもしれない。
そうなるとしっかりとした療養ができなくて、治りが遅くなったりとかって展開もあったかもしれない。
「逆に、このタイミングで言うってことは、そろそろ鍛錬を開始しても大丈夫ってことだろ?
むしろリハビリしないとダメってことか。どうだ。当たりだろ?」(ドヤッ)
《・・・はい、マスター。ご推察の通りです。ただし、その顔はいただけません。》
「って顔見えてないよね?俺の視覚情報共有してるってことは、俺自身の顔、見えてないよね?!」
《はい、マスター。見えてはいませんが、先ほどの表情はいただけません。》
「ぐふっ。顔をディスられて心が痛い。できれば優しく丁寧に扱って欲しいもんだ。主に俺の顔とか心とかはデリケートなんだよ?
あ~でも、そっか。やっとかぁ。永いようで、短くはなかったけどようやくかぁ~。」
ここの療養生活もようやく終わりが見えてきたようだ。
感慨深い。
いってみれば囚われの我が身がついに解放されると、そういうことだ。
いや、捕らえた犯人は俺なんだけど。
「じゃあ、まずは俺自身にいま必要なことから色々と練習していくか。」
まずは安全の為にストレッチから始めるが、これがなかなかキツかった。
右腕ないからバランス取りづらいし、左脚まだ折れてベッコベコだから支えにならないし、右の目が見えないから平衡感覚がない。
思いつく限りの柔軟をしてみたが、効果があったか微妙だ。
続いて『魔力感知』を試す。
『魔力感知』は『魔力知覚』の上位スキルだ。
といっても、下級スキルに属するが・・・。
知覚のスキルは、身体に触れる範囲くらいを対象にしているのに対し、感知は少しその範囲が広がる。
一応神(笑)にもたらされた情報によると、感知範囲は自分を中心に15m程度だそうだ。
個人差は勿論ある。
特に俺なんかは異世界人だし、個人差ありまくりっぽい。
だって、現代日本には魔力なんかなかったから、違和感を手繰れば大体魔力だ。
間違いない。
気配感知とか持ってないし。
意識を自分の身体に集中して魔力を探る。
スキルの補正か、自分を流れる魔力がわかる。
「なんか、意識すると魔力って大分わかりやすいな?もやぁ~って感じが全身に流れてる感じがする。」
《はい、マスター。意識して、集中してスキルを使用することで、その精度が僅かばかり上がっているようです。
元々異世界人であるマスターには、『魔力感知』のスキルは相性がいいのかもしれません。》
合ってるっぽい。
この、全身に流れる謎感覚を操作してみようと頑張る。
できない。
そういえば操作系のスキルはなかった。
ならばと感知範囲を拡大してみる。
感覚的には10m程度はいけてる感じがする。
でも、10mってどれくらいだっけ?
隻眼だと距離感ないから余計わからん。
一応、扉の向こう側の感じもわかるようなわからないような不思議な感覚だ。
より一層意識を集中して探ろうとしていたら、大きなボワッとした感覚が迫ってきたのを感じる。
ん~?
ぼやけてる、けど結構大きい?
メタリカ領主の背丈よりは小さい、かな?
少し漠然としていてよくわからないが、扉の前に誰かが向かって来たみたいだ。
流石に初めてで、扉越しとか全然わからん。
「鍵は開いてますよー。ご用でしたらどうぞ?」
一瞬扉手前でピタッと止まったが、そのまま入ってきてくれた。
青髪の悪魔さんだ。
「・・・私共は嗜みとして足音は極力小さくしていると自負しておりましたが、お客様はお耳がよろしいのですね?」
「いやいや、なんにも聞こえなかったよ。なんとなくだよ。勘とかそんな感じ。」
「左様でございますか。そういうことでしたら深くはお訊ねいたしませんが・・・。」
「なんか、含みのある言い方しないでよー。ただ、そろそろ来るかなーって思ってただけなんだから。」
俺が適当に流そうとしたら、ショニタンさんはぎょっというか、ハッというか、とにかく一瞬だけそんな顔をした。
「えっ、何そのリアクション?俺変なこと言いました?なんですか?」
「いえ、少々タイミングが悪いといいますか、お客様らしいといいますか。
兎にも角にもお客様の空気読めないところが悪い、と、私共は思いますので、やはりお客様のせいでございますねそうですね。」
よく分からないまま俺のせいにされた。
え、なんで?
「いや、俺何もしてないけど?」
ジト目で返す。
蔑んだ眼で返される。
キレイなお姉さんのジト眼ならまだしも、ゴミや虫けらを見下すような視線はいただけない・・・。
変な性癖に目覚めることはない、と、自分を信じてみたいがちょっとそっち方面は自信の持てない多感なお年頃だ。
精神的には?
ちょっと年齢的な部分で言えば教育に悪いと訴えたいが、「僕0歳だからやめてよ!」とかはどうなんだろう?
異世界では許されるセリフなのか?
日本じゃヤバいの確定だが。
「何もされていらっしゃらないと、かしこまりました。それではそのように。
ところで、私共はお客様にお伝えしなければならないことがあるのでございますが、よろしいでしょうか?」
「え?あ、はい。どうぞ?」
なんだ?
急にやってきて伝えたいことって?
治療費の話しとかか?
「・・・ただ今を以て、お客様には退館していただく運びとなりました。
最後にお着替えだけでもお手伝いさせていただこうかと思い、既に脱がせていただきましたごちそうさまです。」
「はっ?」
下を見る。
生命線すら穿いてない、だとっ?!
「えっ?はっ?なんでっ??」
「えぇ、お客様の疑問も尤もだとは思いますが、最早説明を十分にしているお時間はございません。
えぇ、ないのです。
私共にできることは、お着替えをされる前にせめて濡れ布でお身体を拭かせていただくことくらいしかございませんありがとうございます。」
「ひやおぅっ!
なにいまの!スゴい勢いで全身撫でまわされた気がするんだけど?!
お、お、俺の気付かない内に俺の身体に何してくれちゃってんの!?
あと、ごちそうさまとかありがとうとか、ダメ!絶対!アウトだからっ!!」
「何とはまた、随分な物言いでございますね。
ちゃんと私共は誠意を以て先にお伝えし、真心を込めてお支度を整えさせていただいておりますのに。
それともコレはアレですか?私共の不徳の致す処なのでしょうか?そうなのでしょうか?」
「なんでそんなに不満顔なの?びっくりなんですけど!こっちがびっくりなんですけどっ!」
俺はこの悪魔に、知らぬ間に脱がされ、知らぬ間に身体を拭かれていたらしい。
マジで見えない。
超絶怖い。
「て、て、て、ていう、か、いま俺全裸なんで、出てってくれません?
服、服着たいんです!服着る時間ください!お願いします!!」
何故俺はこんなことを叫んでいるのか。
自分でもわからない。
わからないことが恐ろしいとはよく言うが、本当に恐ろしい。
「致し方ありませんね。そのような格好のまま外に放り出す訳にも参りませんから。」
言うなり彼女は眼にもとまらぬ速度で服を着せてくれた。
「あれ?これ、俺の服じゃん?」
見ると、俺がこの世界に来た時に着ていた服だった。
少し焦げ跡があったり、直した跡があったりするが、こっちの世界のゴワゴワ自然素材ではなく、あっちの世界の普段着だ。
「スニーカーもある。」
いつの間にか床に並べられていたのは、俺の愛用のスニーカーだ。
あっちで裸で死ぬという悲劇を経験していたが、思えば神(笑)の所にいた時からこの格好だ。
異世界転生特典なのだろうか?
ちょいちょい特典があってよくわからん。
「あ、ありがとう?直してくれたんだ?」
「いえ、これしきの事は領館仕えのメイドには当然の嗜み程度のことでございます。
私共はこれでも子爵家に仕えるメイドですので、こと、身支度に関しては一家言くらいは持ち合わせておりますので。」
「そ、そう?
よくわかんないけど、色々と良くしてもらっちゃって申し訳ない、なかったです。
ちなみになんだけど、治療費っていくら?俺、手持ち全然ないんだけど、あとから払いに来てもいいの?」
「・・・はい?」
おや、ジトでも呆れでもない、呆けたお顔だ。
見開かれたおめめがちょっと怖くもあるが。
「お客様?」
「はい?」
「お客様は、何をおっしゃっているんですか?」
「なにって、普通にお世話になったし、治療にも色々かかってるだろうし、せめて実費くらいはお返ししたいって思うの普通じゃない?」
今後は怪訝なお顔だ。
今日は色々な表情が見れて、お得感満載だ。
「実際に掛かった金額といっても、お客様が簡単にお支払いになれるような金額ではございませんが?
いえ、こう申しますと、支払い能力さえあれば、治療費を払うべきと捉えられかねませんね。
はっきりと申し上げておきますと、治療に関してはエリザベートお嬢様がお決めになられ、領主様が決済されましたので、不要です。
そこのところ、お間違えになられないようにご留意くださいませ、お客様。」
「えっ、そうなの?てっきりそれなりの金額請求されるものだと思ってたんだけど・・・。」
「お客様。」
低く、ドスの利いた声。
冷たく、威圧の効いた声に背筋が凍る。
息が詰まる。
「ひゃ、ひゃいっ」
「お客様はご存じないのだとは重々、重々と承知しておりますが、承知は致しておりますが、敢えてお聞かせいただきます。
先ほどのそのセリフは本気で仰っているのでございます、か?」
「え、え、え、えぇ?え、ええ。はい。まぁ?
そうです、ね。
ご厚意を受けたままというのも居心地が?悪い、もので?」
「ふぅ~~・・・。そう、ですか。
そのご反応ですと、本当にご存じなかったようですね。
もしかすると、初めにご説明差し上げなかった私共の怠慢だったのかもしれませんね。
申し訳ございません。」
何に謝られているかはわからないが、ゆっくりと、そしてしっかりとお辞儀をするショニタンさん。
その姿は何故か悲哀に満ち、何処か悲壮感が漂ってい見えた。
「い、いえ。何がなんだかわかりませんが、頭を上げて下さい。
ショニタンさんに謝られるようなこと、何もないですし。
むしろ、何も知らないで俺、変なこと言ったみたいでごめんなさい!」
慌てて頭を下げる。
だって怖いんだもん!
「いえ、お気遣いなさらずに。結構でございます。」
頭を元の位置に戻し、ショニタンさんはメガネのズレを直す。
そして、少し間を置き、落ち着いた声で教えてくれた。
曰く、領内の魔物を打ち倒す責務が貴族にはある。
曰く、メタリカ領主は国の盾であり、矛である。
曰く、領内にいる一般人は、須く護るべしという家訓がある。
曰く、助けられた恩義には、報いるべきである。
etc.。
なんか、思ってたお貴族様と全然違った。
どうにもメタリカ領の方々は、真面目な貴族してるらしい。
そして、娘を助けてもらった恩義には報いらなければ、名誉も誇りも先祖までもが蔑ろにされてしまうらしい。
大変だね?
特に、最後の部分が大切らしく、一応俺が助けたことになってる金髪のお蔭で俺は好待遇だったらしい。
なんとなく納得?
そして、価値はわからないが銀貨を50枚と、異世界服をいくらか背嚢に詰めて持たせてくれた。
お手製っぽい杖もくれた。
最後に馬車まで用意してくれて、なんとなく追い出されるような切迫感を感じながら、すぐさま詰め込まれるような感じで旅路に出された。
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お見送りはショニタンさんだけだった。
メタリカ領主にも、金髪にも挨拶ができないまま、俺はメタリカーナの街に辿り着いた。
そして、門番に捕まった。
お読みいただきありがとうございます!
まだ、投稿ペース決めていないんですが、大体週に2~3回くらいを予定しています。
もう少し書くのに慣れてきたら、曜日とか時間とか決めて投稿していこうかと思っています。
いつがいいのか、全然さっぱるんるんです。
そもそも、書き始めてまだ1ヶ月も経っていないので、目途も立ちませんごめんなさい。
できるだけ更新ペースが落ちないように、早く投稿できるように頑張っていきますので、良かったらお付き合い願いますm(_ _)m
ようやく領館を出ることができた想君。
追い出されたっぽいけど、一体何が?
そして早速門番に捕まりました。
彼は中々進んでくれなくてもやもやします!
次回予告。
異世界鉄板悶着
異世界鉄板登録




