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マニュアルと迷宮主の生態

おおぉっふ。

いつの間にやらブックマークをしてくださっている方が9人に増えておりますのことですのよ?!

ありがたや~ありがたや~ですm(_ _)m


まだ全体の文章量的に、すぐ読み終わってしまうくらいしかないのが申し訳ない気分です。

これから、少しでも多くの方に楽しんでいただけるように、よりがんばって更新していきます!!


きっと、楽しんでいただけていると信じて!!

信じてます!

信じていますので!!

信じて、いるんですからね?

是非とも楽しんでください!お願いします!!


前回のあらすじ。

将来不安計画(これからをなやむ)

現れた青い悪魔(メイドさん)

(しびん)抗争

ベッドで療養生活(おねんね)もついに12日が経過した。俺は異世界に何をしに来たのだろうか?確か、自分の記憶が確かなら、異世界迷宮(ダンジョン)創造系物語(ストーリー)だったはずだ。

それが、転生初日に自爆(やらか)して、ベッドの上に12日。たまに悪魔(メイドさん)と激しい抗争を繰り広げるくらいで、ほとんどなんにもしていない。果たしてこの転生生活は正しいのだろうか?いや、正しくはないだろう。(反語)

差し当たって、ようやく少しは快復してきたこの身体でできることをやっておこうと思う。まぁ、有体に言えば暇つぶしだな。迷宮創造(ダンジョンさくせい)手順書(マニュアル)読もう。

時刻はおそらく昼も過ぎたころ。何故ならさっき昼食(ランチ)食べたし?天気もいいし散歩したいが、この身体じゃちょっと・・・ね。ということで


「メニューオープン」


操作端末(インターフェース)を開き、手順書(マニュアル)をタップっと。


――――――――――――――――――――――


・当迷宮創造要項取りまとめ手順書(以下本書)は、異世界で迷宮主を目指す方、限定で閲覧可能な指南書です。

・閲覧には権限管理者からの閲覧許可が必要です。

・閲覧中は無防備になりやすいので、周囲の警戒、ないしは、安全だと思われる場所での閲覧を推奨します。


貴方は上記留意点を認識した上で、本書を閲覧されますか?


「Yes or No」


※閲覧許可がないモノが本書を閲覧しようとした場合は、当事者の記憶を(すべから)く抹消いたします。


――――――――――――――――――――――


アホくらい物騒なことが書かれてる。なんぞコレ?


「なぁ、カナデさんや。」


《はい、マスター。》


「この物騒な注意書きって必要なの?ていうか俺、閲覧権限って持ってるよね?大丈夫だよね?いいんだよね?見て読んで触っても大丈夫なんだよね??」


《はい、マスター。マスターには迷宮創造に掛かるほぼ総ての権限が付与されています。マスターが迷宮創造関連で実行できないのは、他人に権限を譲渡することと、権限自体を破棄することだけです。》


「うん。まぁ、なんていうかそうだよな。うん。確認したかっただけなんだけど、他のことまで一緒に確認できちゃったな。ありがとう。」


《いいえ、マスター。いつでも気になったことはお尋ねください。》


気を取り直し、「Yes」を実行(タップ)


――――――――――――――――――――――


権限保持者(オーナー)の閲覧意思を確認いたしました。


・・・Now Loading


・・・Now Loading


・・・Now Loading


権限保持者(オーナー)の知識の大部分に封印、ないしは保護がなされていることが確認されました。

本書の内容が既に記憶(ダウンロード)済のようです。

封印、及び保護の解除を実行いたしますか?


「Yes or No」


※解除を実行した場合、本書を閲覧したとみなされます。

 以降、迷宮創造に関する各種実行権限が付与されます。


――――――――――――――――――――――


ちょっとちょっと、手順書(マニュアル)さん?手を抜きすぎじゃないですかねぇ?確かに俺の頭の中には知識として情報(データ)が詰め込まれてるみたいだけどさ。あの(じじー)(笑)の手によって。

それにしたって折角開いたんだから、もっとお役目を頑張ろうぜと言わずにはいられなくなるけど逐一全部読むのが面倒だからもうやっちゃっていっかな?

いいよね?いっか。いっか。それゴーゴー。


「Yes」を実行(タップ)っと。


――――――――――――――――――――――


権限保持者の、強制記憶解放(オーバーメモリードライブ)実行意思を受諾いたしました。

必要な情報(データ)を全開放いたします。


――――――――――――――――――――――


不吉な文字の羅列(セリフ)が並べ立てられ、操作端末からマンホールくらいの大きさの黄色く輝く魔法円が飛び出してきた。金色に発光する魔法円の周りに、高速で謎文字が書き足されていく。謎文字によって一回り大きくなった魔法円が、更に輝きを増しながら回転を始めた。


「な、なんかコレって、ヤバげな予感がヒシヒシとしてくるんすけど・・・?」


《はい、マスター。マニュアルは、マスターの国にあった分厚い某辞典数冊並の情報量になりますので、少々マスターの脳に負荷がかかると思います。》


「そそそそれって、もっと早くに言っておいてほしかったなぁぁぁぁっ!!」


一際大きく魔法円が輝き、その中心から光の束が俺の頭に向かって伸びてきた。避ける間もなく光が俺の脳へと到達すると、頭の中をゴリゴリと掻き回されるような激痛ががががががggggg。


「いだっ!いだだだだだたたたたああ、ああ、ああああ、ああ、ああああがががががっががっがが、がが、が」


いいいいいいったい!!すんげぇーーーいったいぃぃ!!!(じじー)(笑)の時は気持ち悪かったのに今回めっちゃくっちゃ超ハチャメチャに痛すぎるうううぅぅぅぅぅぅ!!!!

なんだコレ?!なんだコレ??!なんなのコレってばなんなんだよーーー!!!


「あたま、あ、あたま、が、いた、いたすぎ、いたただだだ、いだすぎるんですけどーーー!!」



=================



金色に輝く魔法円は、遠慮なく俺の頭を痛めつけて痛めつけて痛めつけて、締め付けて締め上げて締め殺さんばかりに大活躍されていたが、数秒間だけ蹂躙を続けた所で発光をやめてくれた。

マジで痛かった。マジ死ぬかと思った。怪我より痛い。アホほど痛い。痛い子じゃなくてマジ物理的に痛いから、マジで。神経焼き切れるかもって思った。ていうか焼き切れてない?大丈夫?俺、ぱっぱらぱーになってたりしない?

「あげぽよ~」とか、「ひゃっはあぁぁ~」とか、「1+1=算数!」とか言っちゃうタイプになってないよね?大丈夫だよね?一抹どころではなく非常に不安になるものの、いまは痛みもなくすっきりしてる。さっきまでの地獄のような苦しみはまったくない。嘘のようだっていうか嘘であってほしかったってくらい痛かった。むしろこの痛みの記憶を消去したいものだ。


「一応、記憶の解放とかってヤツは終わったみたいだな。魔法円も消えたし。」


既に情報端末はいつもの状態に戻っている。

画面にも


――――――――――――――――――――――


権限保持者の記憶の解放が正常終了いたしました。

以降、実行権限所持者として、正しい迷宮主(ダンジョンマスター)生活(ライフ)をお送りください。


――――――――――――――――――――――


と書かれている。なんだよ正しい迷宮主(ダンジョンマスター)生活(ライフ)って?既に知識としてはわかってるんだけど、言ってることわかんないっつーの。


「にしても、なんで今回こんなに痛いの?(じじー)(笑)の時や魔法の時って痛くなかったんだけど?」


《はい、マスター。それは担当神はマスターが痛みを感じないように、痛覚を遮断した状態で情報送信を行っていたからです。また、『冒険級火属性魔法(マギアズ・アーベント・フレイム)』の情報解放に関しましては、焼き付ける情報量が少なかったからだと推察されます。》


「・・・痛覚遮断って。そんなことしなきゃならん程に危ないことを平然とやりやがったのな。あの(じじー)(笑)。」


そりゃー俺の魂も「ひでぶっ」するって。よく保ったな俺の魂。手順書だけでこのヤバさなら、あの時詰め込まれた情報って脳自体のキャパ超えてるんじゃないの?そんな大容量が俺の頭の中にあるって、どんだけ覚えていられるんだよ俺の脳って?実際自由に使えない記憶に(のう)の大半を使われてるのって、すげぇーヤな感じだが、俺にはどうしようもないからスルーだ。

それよりもいま得た知識の整理が忙しい。結構な情報量だが、使える知識がどれだけあることやら・・・。



=================



一生懸命考えてみたが、実際にやってみないとわかんないことが多そうだった。ていうかソレが大半だった。ダンジョン造る上での注意点とか、ダンジョン造る時に必要な構造計算式とか、DP(ダンジョンポイント)80しかない俺には必要性皆無の無駄情報だった。いや、その内必要になるんだけどさ?ならないとまずいんだけどさ。

何よりもっとこう、そういう部分ってさ、魔法的ななんちゃら~で耐震とか耐圧の構造補強とかするもんじゃないの?なんで異世界来てまで建築的な計算しなくちゃいけないの??

普通のラノベとかなら、「ダンジョンの壁は壊せないようになっているから、中でどれだけ暴れても大丈夫。」とか言ってたりするのに。

たまにそれすらフラグで、ダンジョンの壁をブチ破ったり、素材にしちゃったりする主人公(チート)もいたりするけど、基本はさ、簡単お任せ頑丈設計だろ?それが鉄板(セオリー)だろ?なんで迷宮建築基準法とかあんの?いくらなんでもふざけ過ぎだし。あのじじー舐めてんのかよ。マジで。

他にも、ものすっごくどうでもいいような細かい規則や、どうでもいいダンジョン関連の大まかな歴史とか、非常時の避難マニュアルとか、出るわ出るわの駄情報。こんな情報閲覧するために権限とか必要なの?権限無保持者(むだんで)が読んだら記憶消すレベルの情報なの?疑問と疑念と疑惑が尽きない。


「思ったよりも使えなさそうな情報の嵐だった。無駄情報(ノイズ)だこんなの。」


《はい、マスター。実際、こちらのマニュアルを有効活用できた実例はほぼありません。

と言うよりも、ほとんどの方が読み切れず流して終わっているのが現状です。マスターのように、脳へ直接アップし時間を短縮できたのは今回が初めてのようです。》


「えっそうなの?普通みんなこうじゃないの?ってか他にも沢山いたんだ?思えば聞いてなかったな?」


《はい、マスター。一般的には、この世界(ミロワールド)に住む人や魔族、稀に魔物も迷宮主に選ばれることがありますが、時間をかけて読むか、目で追うだけで済ませるのが常のようです。》


「・・・それだけでもマニュアル読んだことになるの?」


《はい、マスター。ただし、それによって生じる不具合・不都合はすべて自己責任です。》


「まぁ当然だな?それくらいのペナルティーがないと納得できないしな。こちとら脳味噌激痛苦悶苦闘(こんなこと)しながら頑張ってるんだから、最低限の迷宮崩壊崩落死(リスク)は負ってくれないとだよ。真面目な話。」


こうなってくると、マニュアルが長すぎて読めなかったんじゃなくて、必要性を精査することができなくて泣く泣く流し読みしたマスターが多そうだ。

そして、いままで語られなかったがある意味大事な話として、他にもダンジョンマスターがいたという事実!結構大事なことなのに、なんで話題に出ないの?もしかしたら既に他のダンジョンマスターさんは絶滅している可能性もある。つまりはそういうことか?


「ちなみに、他のダンジョンマスターさん達はどうしてるの?元気してる?」


《はい、マスター。カナデが保有している情報(データ)は既に最新の物ではなくなってしまっていますが、12日前時点では複数の迷宮主が活動を続けていたようです。》


「与えられた知識だから更新もされないもんな?けど、それだけわかれば十分だ。ちゃんとこの世界でも、ダンジョンマスターが生きていけてるって聞けただけでも有意義な情報だし。」


《はい、マスタ―。ちなみに、迷宮創造(ダンジョンクリエイト)まで辿り付ける迷宮主は全体の約4割で、その内5割以上が自身の迷宮によって落命しています。》


「マジかよっ?!迷宮崩落(じばく)多すぎじゃね?!しかも迷宮創造までいけないヤツも多すぎるし!なんなの?!迷宮主狩られてるの?狩られまくっちゃってるの??」


《いいえ、マスター。ほとんどの迷宮主は、迷宮主と知られる前にその命を落とします。最も多い死因が魔物との戦闘です。》


マジかよ。モンスターとの戦闘でその致死率って、ヤバくない?


「迷宮主ってそんな弱いのばっかりなの?強い人選ばれないの?」


《いいえ、マスター。選ぶ際の基準は、そもそも創造の適性だけですので、戦闘力に関しては一切一貫していません。単純に冒険者として活動中に命を落とすことが多いようです。》


「世知辛いし生き辛い世の中だな。やっぱり他の人たちも初級ダンジョンはダメ派の方々だったのかな。初期DPで取り敢えず造れるモノ作ってたらせめてもう少しは生存率が・・・。」


《いいえ、マスター。そもそも、カナデのような案内役が不在で、マニュアルもロクに読まなかった迷宮主が多かったため、迷宮を造ろうとするモノが少なかったようです。》


迷宮創造(ソレ)以前の問題かよ。残念すぎるなこの世界(ミロワールド)。」


どうやらこの世界の住人は、ちょっと(オツム)が残念系の方々が多い疑惑が再浮上してきたようだ。何より、案内役を付けない(じじー)(笑)は職務怠慢だったらしい。働けよ。キリキリとよ。

まったくもって救い難い世界情勢をしってしまったが、俺には関係ないといえば関係ない。既にいなくなってしまった方々の事はご冥福を祈ることでキレイさっぱり忘れるとしよう。

取り敢えず、色々疲れたし、室内簡易便所(オマル)いこっと。壊れたボロボロの身体を引きずって室内簡易便所(オマル)へと向かい這っていく。最早這うように進むではなく、実際問題這って進んだ方が速いから這って行く。

この身体の実年齢は0歳だから問題ないが、見た目と精神年齢的にはかなりのアウト一直線。他の追随を許すはずもないほどに異様な光景だろう。この方法で移動すると、腹這いになるから前髪がウザいのが問題なんだよなー。

暴発(じばく)の時に前髪の右半分はかなり焼けたから、寝てる間に眉毛辺りでぱっつんにされてるからまだ良いとして、いや、よくないんだけどね?左半分がやたら長い前髪してるから見える方の(ひだりめ)が隠れちゃって大変なんだよー。

右手と左脚も全然使い物にならないから、ゆっくりとしか進めないもどかしさを噛み締めつつも目的地(オマル)に到着。

臨戦態勢に入り、カナデに一言「見ないでね?お願いだから。」告げ、いざっ


「入るぞ。」


「えっ?」


扉の方を振り向くと、知らないおっさんが入ってくるところだった。結構、いや、かなりがっしりしたおっさんだ。うん。何度見てもおっさんだ。なんでおっさんが俺のお色気(トイレ)シーンに乱入すんの?絶対需要ないだろ?ていうか入ってくんなよ!ノックもしろよ!!

内心悪態をつきながら、慌ててズボンを上げ、臨戦態勢(オマル)解除。おっさんはこっちをじっと見つめてる?


「やだっ。ホントやだっ!まさかのソッチ系?俺、狙われてるの??!」


ヤバいよ!ヤバいよ!ヤバすぎるよ!!ロクに抵抗できないこの状況でがっしりしたおっさん来るとかマジ(こあ)いよっ??ブンブン首を振るしかできない俺。

ゆっくりと、でも確かな足取りでこっちに近づいてくるおっさん。俺の貞操(いのち)は風前の灯火よりも儚いかもしれない。


お読みいただきありがとうございます。

頑張って更新速度あげてるところですので、お付き合いいただけると幸いですm(_ _)m


安全圏(ベッド)から這い出た途端、おっさんにのぞかれる(そう)君。

果たして彼の貞操(うんめい)はっ?!


ってまたしても書きたかったのと内容が若干異なってしまった・・・orz

療養シーンは向いてないのかもしれません。

(そう)君が早く治ってくれることを祈るばかりです。


あと、ガチムチおっさんの魔手から、ちゃんと逃げてね?(そう)君?


次回予告。

知られざる真実

衝撃の告白

おっさんに絡まれる


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