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平和の守護者(書籍版タイトル:創世のエブリオット・シード)  作者: 池崎数也


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エピローグ その1 餞

 コツ、コツと近づいてくる靴音。規則正しくも無機質なその音を聞きながら、室町は椅子に体を預けて天井を見上げていた。

 周囲に部下の姿はなく、この場を訪れるであろう断罪者を一人になって待つ。


「……逃げていなかったか」


 足音が止まるなり聞こえてくるその声は、力強くもどこか疲労の色を感じさせた。室町は天井から視線を落とし、その声の主――源次郎へと視線を移す。


「逃げる理由がありませんからな」


 常人ならば即座に目を逸らしたくなるような苛烈な眼差しを正面から受け止め、室町はそう答えた。

 その声には源次郎と同じく深い疲れが――そしてそれ以上に深い安堵が滲んでいる。


「……『星外者』は死んだ。お前に逆転の目はないぞ?」

「それはけっこうなことです。逆転の目がないということは、全てが終わったということで……“これ以上”何かあるのは私としても勘弁願いたい」


 室町の様子を怪訝に思った源次郎が問いかけてみれば、室町はこともなげに頷いて見せる。


「日本各地で戦闘中の部隊に関しては既に決着を知らせていますし、拘束していた山本閣下の部下達も小官の部下が解放しています……人類の勝利、というやつですよ」


 源次郎の様子から切り札でも警戒されているのか、と察した室町はそう言い放った。正真正銘人間である室町からすれば、『武神』と呼ばれる源次郎に殺気を込めて睨まれるのは勘弁願いたい――が、既に室町の心境は死地に踏み入っている。

 話す口振りはごく自然のものであり、源次郎の殺気も柳に風と受け流していた。


「それはそうと『武神』殿、左腕はどこに落としてこられたので?」


 それどころか源次郎の姿を確認すると、何の他意もない、無邪気とすら思える笑顔を浮かべて冗談を飛ばす有様だった。

 そんな室町の態度を見てますます怪訝に思う源次郎だったが、周囲に『ES能力者』が伏せている様子もなく、敵意を持つ者も存在しない。そのため止血だけ済ませた左腕に視線を向けると、何があるのかと思いながら答える。


「……情けなくも敵に操られていたら、孫娘に切り落とされてな」

「それはそれは。河原崎少尉ではなく、長谷川曹長が相手でしたか。『ES能力者』になって五年程度でそこまで育つとは、人類の未来は明るいですな……いや、本当に、明るくてけっこうなことだ」


 くくく、と耐えきれないように笑い声を零す室町。その顔は奇妙なほどに晴れ渡っており、源次郎は室町の言葉に込められた意味を考える。しかしすぐに理解できないといわんばかりに頭を振り、疲労を滲ませた声で尋ねた。


「貴様は結局何をしたかったのだ?」


 いくら『星外者』が扇動したとはいえ、室町が起こしたクーデターの影響は尋常ではない規模だった。

 民間人の被害はそれほど出ていないだろうが、『ES寄生体』や『天治会』の『ES能力者』と交戦した日本の『ES能力者』、それに加えて一般の兵士の被害は無視できないほど大きいものである。


 『ES能力者』だけで数百人、一般の兵士に関しては四桁を超える死傷者が出ていた。

 その中には室町がクーデターを起こしたことで命を落とした者も大勢含まれており、消費した武器弾薬、破損した建築物、停滞した物流や経済などの金銭的な影響も考えればどれだけの被害になるか。


 そんな源次郎の質問に対し、室町は何も答えない。懐から煙草を取り出して咥えると、火を点けて息を吸い込んで深々と紫煙を吐き出した。

 そして数度煙草をふかすと、その視線をどこか遠くに向けながら答える。 


「小官が願うことはただ一つ。軍人として、この日本という国に住まう無辜の人々に安寧をもたらす。それだけですよ……“それだけ”だったのです」


 取り出した携帯灰皿に灰を落とし、声色と感情すらも暗いものへと落としながら室町が呟く。肩を落として煙草をふかす室町の姿は急速に歳を取ったように見えたが、源次郎は立場的にも心情的にも室町に同情するわけにはいかない。


「それで『星外者』に味方したというのか?」

「ええ。『星外者』に味方した方が目的に沿う……そう思っていました」


 煙草の吸殻を携帯灰皿に押し付け、室町は自嘲するように笑う。


「なに、簡単な話ですよ。協力の見返りとして、『星外者』が地球を支配した後に民間人への手出しを控える……そんな契約を結んでいただけです。結果はご覧の通り、“我々”の敗北という形になりましたがね」


 そう言いながらも室町の口元は緩んでおり、それを見た源次郎は苛立ちを覚えた。それでも深呼吸をして精神を落ち着けると、尋ねるべきことを尋ねていく。


「その結果として多くの死者を出した……そうなるとわかっていて行動したのか?」

「勿論です。特に『ES能力者』と兵士の被害は大きいものになると思っていました……ですが、必要な犠牲であるとも思っていましたよ」


 必要な犠牲だと言い切る室町。その物言いに源次郎は苛立ちを強めたが、室町の顔は既に死人のものだ。仮に源次郎が斬り殺そうとしても、それを表情一つ変えることなく受け入れるだろう。


「……何故だ?」


 絞り出すような源次郎の問いかけには、様々な意味が込められていた。


 何故そのような決断を下したのか。


 何故他の選択肢を選ばなかったのか。


 『星外者』に与するとしても、他に方法はなかったのか。


「貴方にはわかりますまい。『武神』と呼ばれ、『ES能力者』の中でも頂点に立つ貴方には」


 だが、源次郎の疑問は冷たさを滲ませた返答で叩き切られる。室町はそれまでの神妙さが嘘のように険しい表情へと変わり、次いで、疲れたようにため息を吐く。


「我々はただの人間なんですよ……貴方達『ES能力者』のように戦う力はない。軍人と云えど、『ES能力者』どころか『ES寄生体』に殴られただけで死んでしまう……そんな弱い生き物なんです」


 源次郎どころか、『ES能力者』の新兵ですら根本的には理解できないだろうと室町は言う。体を鍛え上げた兵士でさえ『ES寄生体』を相手にすれば死に、『ES能力者』を相手にすればやはり死ぬ。

 『ES寄生体』程度ならば怪我もせずに殺しきる兵士も存在するが、それは例外中の例外だ。そんな兵士だろうと『ES寄生体』の攻撃を受ければ無事では済まず、下手をせずとも容易く死んでしまう。


 民間人の中から志願し、肉体を鍛え上げて武器の扱いに精通した兵士。


 そんな兵士を容易く殺す『ES寄生体』。


 『ES寄生体』を殺す『ES能力者』。


 そして、そんな『ES能力者』を操る『星外者』。


「一人二人操る程度なら、小官とて全力を以って排除に努めました。しかし相手は何百、何千と『ES能力者』を操るのです。そして操った『ES能力者』を通して世界中を監視し、世界すらも操っていた……民間人の安全を保障するよう交渉するだけで精一杯でしたよ」


 いくら清香の能力が規格外のものとはいえ、地球全体を管理するとなると人手が足りない。武力に関しては問題ないが、統治するとなると多くの人手が必要となるのだ。

 室町は清香に目をつけられた人間の一人であり、世界各国で似たような境遇の軍人や政治家が存在する。


「奴らがそのような約束を守るような存在だと思うか?」

「そう思うしかなかった……というのもありますが、奴らにとって『ES能力者』以外はどうでも良かったんです。どれだけ死のうが興味も向けませんが、逆に言えば他に興味を向ける存在がいれば安全なんですよ」


 『星外者』からすれば、便利だというだけで室町にも大きな価値は見出していなかっただろう。室町が様々な画策を行えたのも、その興味のなさの裏返しでもあった。


「極めつけは貴方ですよ……本人は知らないが、『武神』すらも支配下に置いてあると聞きましてね。嘘か本当か見分けることもできず、かといって否定する材料も見当たらず……本当だったのは笑えないですが」


 源次郎の普段の振る舞いにそのような兆候は見られなかったが、室町は清香の能力に関してある程度知らされていた。


「初めて接触してきた時も、護衛の『ES能力者』を洗脳して警備を無効化して近づいてきましてね……知っていますか? 日本の『ES能力者』の一割ほどがあの女の操り人形だったのですよ」


 一つの部隊に二、三人は潜んでいる計算です、と室町は笑う。


「加えて言えば、あの女は常に人形を操っているわけではありませんでした。操っていたのは精々『端末』と呼ばれる人員ぐらいで、他の者達は必要な時に応じて、必要な量を操っていたんです」

「……なるほど、な」


 操られた本人である源次郎としては、笑うことなどできない。


「わかりますか? 相手はそれほど“手の長い”化け物だったんです。探せば世界中に小官と同じ立場の者がいるでしょう。いつ、どこで見られているかわからない。そんな化け物を相手にすれば、力のない人間にできることは限られている」


 室町は清香に対して従順に、有用な駒だと認識されるよう振る舞ってきた。

 無論、清香がそんな室町の全てを信頼することなどない。だが、幸いというべきか清香からすれば室町は取るに足らない存在であり、何かを画策してもそれを丸ごと踏み潰せるだけの力を持っていた。


 ――もっとも、室町とて何の抵抗もせずに踏み潰される気はなかったのだが。


「疑問に思いませんでしたか? 何故『天治会』などというテロ組織が世界各国の深部につながっていたのか……隠していたとはいえ、日本にも『天治会』の所有する研究所が存在しましたしね」

「河原崎みらい軍曹がいた場所……だな」


 研究所というものは一個人では作れず、その裏には様々な方面からの助力があったのだろう。いくら山岳地帯に隠すように建設されたとはいえ、誤魔化すのは簡単なことではない。


「ええ。政府にも協力者が存在していたようで……『星外者』側の意向もありましたが、山本閣下にもそれとなく漏らし、安全を確保してから第七十一期訓練生の任務として捻じ込むのは骨が折れましたよ」

「最初から奴らの掌の上だったというわけか……だが、その口振りでは何か思うところがあったようだな」


 清香が死んだことで解放されたからか、室町は己の思うままに言葉を発していく。それを聞いた源次郎は室町の様子に含むものを感じ取っていた。


「もちろんです。奴らが執着していた『活性化』……それを河原崎少尉が発現したと聞いた時は歓喜しましてね。あとはあの女の“想定以上”に育つよう、こちらの裁量で任務を割り振りましたし」


 勢い良くそこまで話した室町だったが、そこで一度言葉を切る。そして椅子に背を預けると、大きくため息を吐いた。


「もっとも、河原崎少尉があの男に負けたと聞いて、こう思いました……全てが終わった、とね」


 室町からすれば、博孝は『星外者』に勝ち得る唯一の希望だった。『星外者』が必要とする技量に育つまで様々な“横槍”を入れ、想定以上の成長を促しもした。

 しかし博孝は敗北し、連れ去られてしまったのだ。室町が引き返すことができる最終地点を超え、あとは源次郎も知るクーデター騒ぎである。


「……全てが終わったと思っておきながら、何故俺や『零戦』の者達をあの場に向かわせた? 何かあれば俺があの女に操られるとわかっていたのだろう?」


 源次郎が『零戦』を率いて最後の戦いに駆け付けることができたのは、室町の部下から手紙を渡されたからだ。


 どこで戦いが行われるか、必要とされる戦力がどれほどか。さらには第一空戦部隊や第一陸戦部隊にも同様の手紙が送られており、あとは源次郎が『零戦』を率いて駆け付ければ清香に勝てる可能性が生まれると、そう記されていた。


「正真正銘最後の賭けだった……それだけです。もしかすると『武神』の名に相応しく、あの女の洗脳を破ってそのまま倒すかもしれない。もしかすると貴方が操られたことで河原崎少尉達が奮起し、あの女を倒すかもしれない……結果はそれ以上だったようですが」


 源次郎の疑問に対し、室町は肩を竦めながら答える。


 もしも清香が勝利し、後々何かを言われたとしても、清香の統治に関して不穏分子になり得る存在をまとめて葬るつもりだったと言えば良い。心の中では清香が死ぬことを願っていたが、それは奇跡が何十回も連続してようやく叶う程度だと考えていたのである。

 室町からすれば博孝達が清香に勝てる可能性は、百に一つか千に一つか、あるいは万を超えて億に届き、兆に一つあるかどうかにしか思えなかった。それほどまでに絶望的な化け物だったと、室町は語る。


 それでも、可能性はゼロではない。そして、現実のものとして清香は敗れ、この世から消え去った。


「観測班の報告を聞いた時、すぐには信じられませんでしたよ。ですが、あの女が生き返ることもなければ、操られていた『ES能力者』達も正気に返った……」


 清香が接触し、『星外者』が暗躍する世界の裏側を知って早二十年。信頼の置ける部下達にも詳細までは明かせず、『日本に住まう人々のため』だと自分に言い聞かせ、必死に生き抜いてきた。

 博孝が破れたことで絶望も深まったが、絶望の象徴である清香が死んだと聞いた時、室町は――。


「ああ、本当にこれで終わったな……と。幕切れは突然で、実感が湧かなくもありますが、我々普通の人間では参戦することすらできない戦いがようやく終わって……ははっ、なんと言ったら良いのでしょうね? 清々しいような、夢の中にいるような……」


 室町にとっては悪夢に等しい二十年が、ようやく終わったのだ。

 『ES能力者』を切り捨て、『星外者』に尻尾を振り、それでも軍人としての矜持を賭けて民間人の平和だけは守ろうと画策した年月。『星外者』の力を知り、それでも希望を捨てずに博孝達の成長を見守った五年間。


 博孝が一度敗北したことで見切りをつけたが、室町に足りないものがあるとすれば、それは。


「人間の可能性を信じきれなかった……山本閣下にも言われましたが、それが俺の敗因でしょうね。もっと人間を、『ES能力者』を信じていれば、違った未来もあったのでしょう」


 そう言って、懐から抜いた拳銃を自分のこめかみに押し付ける。既に弾丸は装填してあり、安全装置も解除済みだ。あとは引き金を引くだけで弾丸が発射され、室町は死を迎えるだろう。


「そして、敗者の末路は決まっている」


 穏やかに微笑み、室町は躊躇なく引き金を引き――。


「死に急ぐな、たわけめ」


 瞬時に間合いを詰めた源次郎が、銃弾ごと銃身を握り潰しながらそう言った。外部からの強烈な衝撃によって銃弾は暴発するが、源次郎はその暴発ごと拳銃を握り潰している。


「……死ぬなと?」


 源次郎の行動に目を丸くした室町がそう尋ねるが、源次郎は拳銃の残骸を投げ捨てながら鼻を鳴らす。


「違う。貴様はこれから『星外者』の企てに関する情報を吐け。貴様が知っている情報、全てをだ」


 今まで話を聞いていた源次郎としては、室町の行動に関して色々と納得ができた。実際に清香と対峙し、操られてしまった源次郎としても室町が抱いた絶望は察するに余りある。


 ――だが、それとこれとは話が別だ。


「語るだけ語って死ぬ? 馬鹿を言うな。貴様に課せられた責任の全てを果たしてから死ね。法に則り、粛々と死ね。自決して逃げようなどと甘えたことは許さん」


 冷たく、しかし断固とした思いを込めて言い放つ。


 清香の魔の手に気が付くことができなかった源次郎としては、己が身の不甲斐なさを嘆くばかりである。


 『ES能力者』を嫌う割に、博孝に対する室町の厚遇。


 内情を全て見通したように行動する『天治会』の不自然な動き。


 『天治会』や『星外者』に利するような他国の行動。


 それらを疑問に思いながらも、決定的な行動を起こされるまで源次郎も山本も有効な手を打てなかった。それを思えば源次郎も負うべき責があるのだろうが、それを投げ出してしまおうなどとは到底思えない。

 今回の戦いで発生した被害は、世界規模で甚大なものとなる。各国の政情は乱れ、下手をすれば『ES世界大戦』の再来も有り得るだろう。

 そんな時にこそ『武神』の名は役立ち、大きな抑止力となる。仮に源次郎が死ぬことがあるとすれば、それは全ての責任を果たしたと胸を張って言えるようになってからだ。


 故に、源次郎は室町の“逃避”を許さない。上に立つ者として、許すわけにはいかない。


 室町は源次郎の言葉と剣幕に目を見開いていたが、やがて堪えきれないように笑い出した。


「く……はははははははっ! さすがは『武神』殿だ! 手厳しいことこの上ない!」


 大声で笑い、源次郎の言葉ももっともだと納得する。そうしてしばらくの間笑い続けると、室町は憑き物が落ちたように穏やかな笑みを浮かべた。


「ですが……そうでしたね。責任者の仕事は責任を取ることです。どうやらあの女が死んだことで気が動転していたらしい」


 自分にもまだやるべきことが残っていた。それを投げ出した自決するわけにはいかないだろう、と室町は思う。


「そういうことにしておこうか」

「ええ、そういうことにしておいてください」


 くくっ、と小さく笑い、室町はゆっくりと立ち上がる。そして源次郎に対して一礼すると、表情を引き締めて宣言した。


「今回の戦いを招いた原因の一人として、全てを背負ってからあの世の山本閣下に会いに行きますよ。“被害者”の罵声を浴びて、殴られ、殺されかけようが、全ての悪意を背負ってから死にます」


 自分にできるのはそれぐらいだ。そう締め括る室町だったが、最後に一つだけ懸念を示す。


「ただ、部下達は命令に従っただけです。小官に似ず、心の底からこの国の安寧を願って立ち上がっただけなのです。小官の首一つで収まるとは思いませんが、ほんの僅かとはいえ情けをかけていただけると助かります」

「俺の管轄は『ES能力者』に関してだけだ……と言いたいところだが、配慮しよう。今後のことを思えば、優秀な人材はいくらいても足りんだろうからな」

「心から感謝いたします」


 そう言って頭を下げる室町の顔は、思い残すところはないと言わんばかりに晴れやかだった。








 この一ヶ月後、室町は軍法会議にかけられてその骸を処刑場に晒すこととなる。


 重度の利敵行為および人類への背信という罪状を告げられ、本人は抗弁することなく粛々と受け入れた。

 ただし処刑に臨む室町の顔はどこか満足そうであり、処刑に立ち会った源次郎は言葉を一つ残してその場を後にする。


「貴様の二十年、山本の遺志と合わせて俺が引き継ごう。俺が言うべきことではないだろうが……ご苦労だった」


 それが、ただの人の身で『星外者』と渡り合った室町に対する最期の(はなむけ)の言葉となったのだった。


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