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兄の姿にびっくり
3話目です。漸く名前が明らかに。
未だ、混乱するボク。
「あ、あのっ、こ、これはっ…」
「落ち着け。それと…、何か着てくれ…。」
そう言われて、ハッとした。
そうだ、ボクはまだ…上半身裸だったのだ…。
「〜〜っ!」
「落ち着いたか?」
「…うん…。」
「で、兄貴、何があったんだ?」
「いや、自分でも解らなくて…。」
向かい合い朝食を食べながら、弟は聞いてきた。
「…」
「何が何だか、さっぱり…。」
そう答えると、
「分かった。取り敢えず、病院行ってこい。」
「あぅぅ…。」
「先生には俺から言っておくから。後、朝飯の片付け、よろしく。」
「…兄の事と片付け、どっちが大事なんだか…。」 「言わなきゃ分からんか?」
「…いや…いい…。」
ボク、『葵 葉月』の双子の弟『葵 夏月』は、大体こんな不躾な態度をとる。
まぁ、何時もの事なので
「じゃあ、頼む。」
後片付けをしながら思う…。
「病院か…。」
さて、鬼が出るか、蛇が出るか…。
拙い文章にお付き合い下さって誠にありがとうございます。
まだまだ、ド素人の域を出ませんがこれからも生暖かい目で見守ってください〜。