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番外編:強いのはだ〜れだ?

はいっ!お待たせしました。今回はPV10000突破記念の番外編です。ではでは。

 葵 夏月は、ただその場を見下ろすだけだった…

 屍のごとく積み重なるヤンキー達…

 自業自得とは言え、僅かに哀れみを感じる…

 なぜ、こんな事になっているのか?それは少し前に遡る。






 「はづちー、帰ろ〜。」

 「そうだね、ミーコちゃん。」

 只の平日の放課後、何時もの様に帰ろうとしていた。

 「かづちー、帰ろ〜。」

 「わりぃ、2人共。先生に呼ばれてるんだ。先に帰っててくれ。」

 「どうしたの?…何かやった?」

 「してねーよ。野暮用だよ、野暮用。」

 「ならいいけど。駅前のアイス屋に行くから早く来な?」

 「おう。じゃ、また後でな。」

 「待ってるよ〜。」

 「行こうか、ミーコちゃん。」

 「うん。」








 「此処のチョコアイスは美味しいね〜♪」

 「今日は、ミックスフルーツ〜♪ん〜♪最高〜♪」

 パッと見は仲のいい友達同士の光景だが、この2人には立派な放課後デートのひと時。そんな楽しい時を邪魔しようとする影が近付いていた。

 「ちょっと、お手拭き貰ってくるね。」

 「はーい。」





 「葵 夏月のツレだな?スマンが少し付き合って貰おう。」

 「誰よ、あなた達?……ちょっ、ちょっと!?」





 「お待たせ〜って、あれ?ミーコちゃん?………っ!?ミーコちゃん!?」







 「ふぅ…。思ったより早く片付いたな。…確か、駅前のアイス屋だったな。」

 「夏月君っ!此処にいたかっ。」

 「ん?委員長、どうした?」

 「これっ!渡されてっ!西ノ区さんがっ!」

 「落ち着けっ。何があった?」

 「こっ、これっ!」

 「………………………っ!くそっ!

 こいつを持ってきた奴はっ?」

 「ソイツも頼まれたみたいで…。」

 「兎に角、急がねぇとっ!兄貴は何して…って、兄貴はっ?」

 「さっ、さぁ…。」


 「おう。夏月〜。」

 「わりぃ、今急いでんだ。すまねぇ。」

 「お前もか?葉月も何かすげー勢いで誰かを追っかけてたぜ?」

 「やっぱり…。」

 「マズいぞ、夏月君っ。このままじゃ。」

 「あぁ。」

 「何かあったのか?」

 「…ミーコが攫われたんだよ。」

 「えっ?マジ?ヤバいじゃん!」

 「あぁ。さらった奴らがな…。全く…、どこの誰かは知らないがなんてバカなことを…。兎に角、行くぞっ。」

 「おう。」

 「待て待て、俺も俺も。人数居た方が良いだろ?」






 「コイツが夏月の女か。」

 「勘違いしないでよねっ!彼は友達よっ!」

 「ふん。どっちだって構わねえ。ま、大人しくしてなっ。」



 「確か、こっちの方に…。居たっ!見つけたっ!」

 「あん?何だ、オメェは?」





 「さっきの話なんだけどさ、さらった奴らがヤバいってヤツ。どういうことだ?」

 「…そのままの意味だよ…。小菅君とは高校からの付き合いだから知らないだろうけど、葉月君は夏月君以上に強いんだよ…。」

 「嘘だろ〜?葉月がぁ?」

 「本当だよ…。オレに喧嘩を教えたのは、兄貴なんだ。兄貴はオレなんかよりも強いぜ。」

 「じゃあ、夏月より強い葉月がキレたら……?」

 「「……ヤバいな……」」










 「ミーコちゃんを攫って、かづを呼び出そうとしてたんだろうけど、そうはいかないよ。彼女は返してもらうからね。」

 「はづちー!!」

 「何だ、テメェはっ?」

 「久しぶりだね。……小金井……。」

 「テ、テメェ…。まさか…。」

 「まだ、かづにちょっかい掛けてるの?いい加減に諦めればいいのに。」

 「な、何でテメェが此処に居るっ!?葵 葉月っ!?」

 「…なんで?そんな事決まってるだろ。そこの彼女、ミーコちゃんはボクの彼女だ。その彼女が、連れ去られたんだ助けに行くのが当然だろ?」

 「…彼女?お前の?」

 「そうだよ。ボクの大事な彼女だよ。…それよりも、小金井…。ボク達の時間を邪魔した挙げ句に攫うなんて…。…覚悟は…出来てる…?」

 そう言いながら、ヤンキー達を見る葉月。周囲の温度が一気に下がったような感覚に嫌な汗が流れ同時に、怒らせてはいけない者の怒りを買って仕舞ったのだと、彼等は理解した…。


 「はづちー…」

 「ま…待ってくれ…俺達は…こ…これは…何かの間違いで…」

 彼等は情けなく言い訳を始めるが、最早葉月の耳には届いていない。

 「さぁ…、お仕置きの時間だ…。」

 「「「「「「ひぃぃぃぃぃぃぃぃっ」」」」」」

 その後は正に地獄の光景だった…

 投げ飛ばされ、打ち付けられ、叩き付けられ…屍のごとく次々とヤンキー達は倒れていった。


 ……数十分後……

 最後の1人にトドメを指した後、

 「大丈夫?ミーコちゃん?怪我とか無い?平気?怖くなかった?」

 「あ、うん。平気。大丈夫。それより、はづちーは?大丈夫?」

 「うん。ボクも大丈夫。ゴメンね、怖い思いさせちゃって…。」

 「そんな事、ないよ。それより、はづちーの大立ち回り、カッコ良かったよ♪」

 『えへへ…』と、少し照れているところに夏月達が駆け付け、周りを見下ろし一言、『…遅かったか…』と呟いた。




 その後、意識が戻ったヤンキー達に二度と自分達に手を出さない事を約束させ、彼等を解放した。


 コレを切欠に、ヤンキー達の間では『葵兄弟とその関係者には手を出すな』の取り決めが徹底されたのは、また、別のお話し…。

拙い文章にお付き合い下さって、誠にありがとう御座います。

 番外編、如何だったでしょうか?どんな内容にするかはかなり前に完成していましたが、文章にするのに手間取ってしまい時間が掛かりすぎてしまいました…。申し訳ないです。はい…。 次回は本編に戻ります〜。

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