エピローグ
…依頼された仕事から数日後。
「この間の事件が終わってから、最近、事務所に居なかったよね?」
うん?…あぁ、ちょっと、やることがあって、役所とか行っていたからな。
「…脱税でもばれた?」
…脱税して、得するだけの収入は無いことくらい知っているだろ…?
「そういえば、そうだね…で、何しに行っていたのさ?」
ここの事務所のちょっとした変更…だな。
「…変更?」
あぁ…事務所の名前を、『赤本探偵事務所』から、『ベンリ屋 翔』って名前にな。
「…それって、あんたが決めた、僕の名前じゃないか!?…って、赤本探偵事務所?」
ん?知らなかったのか?…まぁ、俺も、結構どうでもよくなっていたからな。
「何で、『赤本』?」
…元々、この事務所は、俺ともう一人ではじめたものなんだよ…もっとも、もう一人の方は、事務所に顔を出すことは無かったんだけどな。
「何で…?死んだとか??」
無断欠勤後に、海外へと旅立っていった…自分勝手なやつだよ。
「ふ〜ん…で、何でいまさら社名変更なのさ?」
…この間の事件の話を、お前が持ってくる少し前に、そいつが事務所に来てな…コレを残して、またどっか行っちまったんだよ。
「…『辞表』?」
『表』が『投票』の『票』になっているけどな。
「…本当だ…で、『赤本』の由来は?」
そいつが、『赤井』で、俺が『藤本』二人合わせて…。
「また、安直な名前をつけたもんだね…」
まぁ…それ自体は、もう過去の話になった…今日から、ここは、『ベンリ屋 翔』だからな。
「…名前の使用料は高くつくよ?」
…今までどおり、暇なときにでも来てくれれば良いさ。
「ふ〜ん…まぁ、良いや、今日は、あんたの姿確認できたし帰る」
ちょっと待った、翔…今日から俺のことは、『所長』で頼むな。
「…めんどくさい…何か、得することでも…」
…タダ飯食べ放題…。
「『所長』…今後もよろしく」
あぁ、よろしくな、『相棒』。
この度は、『ベンリ屋 翔』を最後までお付き合い頂きありがとうございます。
…当初と計画が変わったりして、かなりグダグダな作品になってしまったのは、プロットをしっかりと練らなかったことが原因であると反省しています…。
とりあえず、今回の物語は、コレにて終わりになります。
『ベンリ屋 翔』自体は、単発物の話として、こつこつと書いていこうかと計画しています。
…多分、メインが同じで話を毎回変えるような感じで…。
その辺の予定は未定ですが、もしお目に入ることがありましたら、お読みいただければ幸いです。
では、最後になりますが、改めまして…お付き合い頂きありがとうございました。




