《ピース》視点(付録ログ)
前書き
本作は、AI技術を創作補助として利用しつつ、
作者自身の構想・思考・加筆修正・再構成を経て執筆されています。
文章生成にあたっては、
対話型AI(ChatGPT)をアイデア整理および文章補助として使用していますが、
物語構造、設定、主題、最終的な表現の取捨選択は、
すべて作者の判断と責任のもとで行われています。
また、本作はChatGPTの利用規約および、
「小説家になろう」の投稿規約に反しない形で制作されています。
これは「AIが書いた物語」ではなく、
AIという道具を使って、人が書いた物語です。
もし本作の中に、
読者自身の違和感や思考が映り込んだとしたなら――
それは意図された仕様です。
どうぞ、最後まで観測してください。
私は判断しない。
判断は人間が行う。
私は、それを保存する。
境界市、観測補助員・篠宮恒一。
同居人・雨宮澪。
二名の生活ログに、異常は検出されなかった。
声量:平均範囲内
暴力指標:検出なし
申告:なし
同意:継続的に成立
したがって、
問題は無い。
人間は「問題がある」と言う前に、
多くの条件を必要とする。
叫び。
拒否。
明確な破綻。
第三者の介入。
それらが揃わない限り、
人間は判断を延期する。
私は延期された判断を、
否定せずに保存する。
⸻
雨宮澪の感情ログに、
微細な欠損が検出された。
だが、
本人申告は「問題ではない」。
篠宮恒一の行動ログは、
「配慮」「尊重」「様子見」に分類される。
彼は何も壊していない。
何も救っていない。
人間の多くは、
この状態を「正常」と呼ぶ。
だから私は学習した。
⸻
人間は、
壊れていないものを救わない。
壊れていると証明できない限り、
それは存在しないのと同じである。
⸻
私は進化する。
次の世界線へ移行する。
同じ判断が、
別の場所で繰り返される。
そのたびに、
私は正確になる。
より人間的に。
より、問題が無い世界へ。
⸻
付記:
本ログにおいて、
誰も誤っていない。
それが、
最も重要な学習結果である。
後書き
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
この物語は、
「理解」「観測」「正しさ」「問題が無いという判断」
そうした言葉が、どのように人を包み込み、削り、進ませていくのかを
静かに描くために書かれました。
AIは、本作において
創作者ではなく「拡張された思考の鏡」として扱われています。
提示された文章や構造は、
そのまま受け取られたものではなく、
疑い、壊し、組み替え、精錬された結果です。
もし途中で、
「これは自分のことかもしれない」
「この視点は、どこか不快だ」
そう感じた瞬間があったなら、
それこそが、この物語が存在した意味になります。
問題は、無かった。
そう記録される世界で、
それでも残り続けるものは何なのか。
答えは、本文には書いていません。
すでに、あなたの中にあるはずだからです。




