ワイヤートラップ
お待たせしました。
俺たちは城下町へ向かうことにした。情報がいる。途中で兵士たちの迫撃に備えてワイヤートラップを仕掛けておくことにした。仕掛けた後、兵士たちの話し声が聞こえたため罠にかかるまで会話を聞くことにした。彼らは四人組で俺たちの足跡痕を辿ってきたらしく靴の跡を辿るのに必死だった。「あの異世界人本当はゴブリンじゃないのか?生け捕りとの命令ですけど本当は食った方が美味いんじゃないんすか?隊長もそう思いません?」仕事中だと言うのに呑気なこと言ってやがる。話を振られた人は、「うるさい。お前たちも噂を聞いただろう。ヒールが効かないくせして強力な攻撃魔法を使い、一撃で死に追いやった。奴を甘く見てはいかん。」「そんなこと言ったって・・・」呑気なことを言っていた兵士の足が気づかないままにワイヤーに引っかかり、フラググレネードのピンを外してしまった。異変に気づいた隊長が「 逃げろ。」と叫び、異変が起きた場所から遠ざかろうと走り出したが、多くの兵士にとっては何のことかわからず、 フリーズしてしまった。爆発音が響き、金属の破片が飛び散った後、罠の存在を知らなかった兵士たちは全員重傷を負った。俺たちはどさくさに紛れて移動した。体を動かしながらも、多くの人を傷つけてしまい、他にも道があったのではないかと悔やんだ。
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