出発
題名を変更しました。すみません
視点がルーサーに切り替わる。
俺たち一個小隊と我が国の工作員はダンバーを出発した。鉄道に乗り、山脈の回廊へ再び向かった。護衛対象のうち一人は隊長と旧知の間柄のようで移動中に昔の話を聞かせてくれた。前回の激戦から未だ、三週間しか立っておらず、山間の街は瓦礫まみれだった。それでも補給拠点としては機能しており、追加の糧食を受け取った。そこで一泊すると、いよいよ山越えが始まった。予想より急な斜面は少なくて、行軍は順調に進んだ。三日目に鬼門となる河川の渡河地点にたどり着いた。5メートルだと予測していた川幅は雪解けの影響で15メートルほどに膨れ上がっていた。しかし、流れは穏やかだった。周囲を観察したが、周りに敵の気配はなかった。それでも厳重に警戒しながら、ゴムボートを膨らませると一台ずつのピストン輸送で全員が渡り切った。俺はこの地点を無事に追加できたことでかなり安堵した。昼は休み、朝方と夕暮れ後に移動した。バッテリーの充電と接敵を避けるために調整されたスケジュールだった。そのような生活を二週間続けて、敵首都の近辺にたどり着いた。運がいいことに到着するまでの行程で接敵することはなかった。そこで、偵察するための拠点設営に取り掛かった。偽装陣地を設営したのは林の中だった。ドーザーブレードで地面を掘って、半地下にした。さらに天井は偽装用ネットで覆い、被発見率を低くした。外周には塹壕も作ってウルフチームが哨戒に当たった。工作員たちはさらに深部へ偵察に行っていたが、そこに留まらずにこの拠点で休息を取っていた。
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次回の投稿予定は3月16日です。




