作戦の委任
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作戦を聞いた俺はルーサーに任せようと考えた。理由は回廊での戦いで敵の斥候部隊を殲滅させるという成果を上げていたからだ。駐屯地に戻った後、無線で彼を呼び出した、彼が来ると俺は話を切り出した。「二ヶ月後に連隊は強襲上陸を行う。君の小隊にはそれに先立って陸路で敵の首都に向かう工作員の警護だ。なるべく接敵は避けて情報が漏れるのを防いでくれ。また、彼らの目的は軍事施設への破壊工作だ。もし可能なら、彼らの支援も行うように。船が到着して主力の戦闘が始まるのは上陸後となる。その時に全ての固定砲台が使用不要になっているのがベストだ。この任務頼めるか?」「謹んで拝命いたします。ところで出発はいつ頃でしょうか?」「三日後だ。」「わかりました。急いで準備します。」そう言ってルーサーは去った。
彼は大急ぎで補給小隊の元へ行くと一週間分の糧食と弾薬の用意を依頼した。また、どのルートを使って侵入するのかで頭を使った。これまでの戦闘から車椅子の部隊が水に弱くて、渡河作戦は出来ないことが敵にバレていると考えていた。そうすると、山脈を通った場合、敵の警戒網に引っ掛かることが想定できた。彼は悩んだ挙句、山脈の麓にある大河川の上流部分なら川幅が狭くて架橋に時間はかからないだろうと思いついた。渡るための装備を追加で受け取った。経路については解決したが、武器と弾薬、さらには食料の問題がいまだに残っていた。隊長から工作員はサバイバルのプロだと厳重に聞いていたが、念のため小隊にはレーションとして満足一本を一人当たり五十本持たせることにした。残った課題は武器弾薬についてだった。
これまでの戦歴からはっきり言って小口径・高初速の5.56mm NATO弾は射撃音が大きすぎた。そのことをコーヤ大佐に相談すると、300BLKという弾を紹介してくれ、さらに今回に限って9mm亜音速弾の使用許可が出た。本当のところ、コーヤは45ACPを使わせたかったが、補給の観点から断念した。工作員と彼らに追従する車椅子連隊の精鋭小隊を中核とした潜入部隊はM9A1とSIG MCX RATTLERを装備することになった。装備は弾頭重量で損傷を与えるというコンセプトだった。ウルフチームは装備の習熟訓練に1日を費やした。
あまり詳しくないので間違いがあったらごめんなさい。
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次回の投稿予定は3月10日です。




