反撃
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輸送要員を中心としてダイアモンド形を組んでいたため、同じ方向を向いていた隊員は素早く対応して敵がいると思われる方角へ銃弾を浴びせた。個人防護火器を持っている者が牽制射撃をしながら部隊内選抜射手がアサルトライフルを両手で構えつつ単射で応戦した。俺は行動の結果を確認するために敵の火点へ双眼鏡を向けると防御魔法によって、個人防護火器の銃弾は容易く弾かれたが、アサルトライフルの弾はある程度効いているようだったが、決定打にかけていた。前方にいたブライアンがXM214の引き金を引いて弾幕を張ったもののバリアを貫通するには7.62mm以上の弾が必要に見えた。戦線が膠着していると後衛にいた複座機の重機関銃が銃口を旋回させて火点に向けて射撃を開始した。その瞬間、均衡は崩れ、こちらの優位に傾いた。再度双眼鏡を除くと銃器の弾が当たった敵兵の体が吹き飛んでいるのが見えた。それと敵兵と思われる多くのマスケット銃を持った人間が散り散りになってこちらに背中を向けて走っていた。大砲も配置されていたがそれも置いていっているように見えた。しかし中には重機関銃の弾を弾いて、統率を保ったまましんがりを務めようとする部隊もいた。その様子を見た俺は死兵になったら、余計にややこしいと考えて「撃ち方、止め」と号令を出した。それによって全員の射撃が止んだ。「撃っていた奴は残弾を報告。それが終わり次第、警戒体制に移行。」確認した結果、弾薬を大量に消費したことがわかった。しかし、事前に聞いていたほどの迎撃戦力には程遠かったため、斥候部隊からの攻撃だろうと推測した。それでも目的地に到着するまでに次の攻撃を受けた場合、重機関銃の使用は難しいことになった。行きの工程で使用可能な武器はPDWとアサルトライフルのみになった。行きの行程で使える残弾も3割程度しか残っていなかった。この道の安全を確保するために、ルーサーに2個小隊を率いさせて迫撃戦を行わせた。敵を死兵にするのは彼らを危険に晒すことになったが、部隊の情報が漏れることの方がこれからの戦闘で不利になると感じた。そのため、迫撃戦を行う面々には敵を発見次第、射殺もしくは投降を呼びかけて、捕虜にするよう厳命した。
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