出撃準備
味方の元へ戻ると、無線で、中継拠点をこの場所から一キロ前線に近づいた場所に設営することと、味方の救援のために翌朝の十時にアルファ中隊を率いて前線に出発することを各小隊長に伝達した。共同作戦となる都合、連絡要員を派遣することは必須だった。俺はその任をメッシャーに依頼した。道をさらに移動するようにも指示を飛ばして、俺はアルファ中隊と共に先へ進んだ。見られていることを意識して、部隊には速度を出しすぎないように命令した。
しばらく進むとひらけた場所に出た。地図の通りだった。中継の本拠地をここに設営することに決定して、工兵小隊に迫撃砲陣地構築をするように命じた。さらに充電のためのソーラーパネルも設置して出撃の準備をする隊員に車椅子を電源に繋いでおくようアルファ中隊長に命令した。また、彼と共に翌日行軍するルートについて協議した。地図を見ると、大軍が通れる軍事回廊以外の道でも幅が5メートルを超えており、従来の部隊が大規模な行軍をするには困難だと見受けられたが、我々の場合は三列縦隊をとるのが可能なように見受けられた。ただ、どの道も分岐は少なくて一度接敵すると待避する場所がなく、その場で戦闘をするしかないこともわかった。補給を通すことが一番重要だと考えた俺は増援部隊にそれの護衛も兼務させることにした。
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