突然の告白
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審査書類の整理が倉庫で終わった時、桃香が「訓練が終了して部隊をあなたが率いるなら、私も前線に付いていく」と言い出した。まだ、命令は受けていなかったが、そうなることは半ば既定路線だった。しかし俺は彼女をダンバーに置いていくことを決めていた。「いや、ダメだ。その代わり、内務省での情報収集とカウンターインテリジェンスに勤めてもらいたい。何より、この前のテロ事案で、敵は敵は重要人物を狙い、斬首作戦を実行した。再びそのようなことが起こった時に、それが成功したならば俺のように障害を持った人たちは処刑される可能性が高い。避けるためには現代装備を使いこなせる人が警護をする必要がある。」
そう伝えると「わかったわ、そこまで言うなら前線で思いっきり暴れてきなさい。私は情報面において全力でサポートするわ。」そう言い切ると頬にキスをした。「私、あなたのことが好きだったのよ。最前線に行ったとしても生きて帰ってきてね」そう耳元でつぶやいた。突然の告白にかなりドキッとしてなんと返すべきか、言葉に詰まった。こんなことは現代日本でも経験したことがなかったからだ。とにかく彼女には後方で情報面のサポートをしてもらうことで折り合いをつけた。そして俺は部隊の訓練に勤しむことになった。しかし、彼女からの気持ちに関して、心にしこりが残った。
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