国境越え その3
異世界無双の定番といえば機関銃ですかね、
さて敵の騎兵は退いたが、いまだに歩兵と魔導兵は健在だった。今まで下車戦闘をすることになった桃華には再び後席で射撃を続けてもらうことにした。機関銃で進行方向への短連射をし続けることで、どんどん歩兵を蹴散らしていった。時々、火の玉が飛んでくることもあったが、速度も遅くて容易くかわすことができたため、大した脅威にはならなかった。それより脅威だったのは光の魔法だった。その使い手は混乱しているらしく、剣の先から電気の束を出して味方もろとも攻撃していた。スラローム走行で敵の攻撃を避けながら重機関銃による狙撃で反撃した。数発撃つと敵からの攻撃は治った。それを認識した俺は厄介な敵の排除に成功したことを確信した。
その後も弾を撒き散らすことによって二人で敵の陣形に穴を開けて突破した。ようやく敵の後衛を突破すると、スピードを上げて敵を振り切って戦闘は収束した。ようやくのことで俺たちは国境の川を渡った。
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