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国境越え その2

なかなか更新できなくてすみません。また体調を崩してしまいました。

戦闘前、最後の晩に食事をとることにした。これまでの道のりでは基本的にこの世界の食べ物を食べていたから久しぶりの地球産の飯に心が躍った。焼き鳥の缶詰と五目飯を開封して食べた。流石に当たりで桃華と俺のモチベーションは爆上がりだった。

プレゼントはとても喜ばれた。「ありがとう。これで普段通りの戦いができる」そう言われた。

翌日、分厚い雲が空を覆う中で早朝から山を降り、敵との距離800メートルまで近づくと無人の準備砲撃を待った。その間、口の渇きを癒すため、俺たちはたくあんを口に入れて耐え忍んだ。水を飲んでいる余裕はないと考えたからだ。時間になり、後方から爆音が上がり、いっときの静寂を経て前方から先ほどとは比べ物にならない轟音と地響きが俺たちを襲った。

俺たちが用意した準備砲撃が終わり、300メートルまで近づいたとき敵集団から騎馬隊が飛び出てきた。こっちに向かって突撃してくる。今までだと攻撃を躊躇う距離だが、今は騎兵からの追撃に対応するためにつけた重機関銃だけでなく、20式小銃やクロスボウがある。十分な攻撃距離だ。桃香は小銃の安全装置をアからタに切り替えて発砲した。「ダン、ダン、ダン、」単射でぞくぞくと敵を行動不能にしていく。敵はそれでも止まらず近づいてきていよいよMP7の射程に入った。すでに相棒のマガジンが空に近づいていた。

「カバーお願い」「了解」

俺は愛銃のセレクターをフルオートに切り替えると弾道予測のスキルを使って狙いを定めると「ダダン、ダダン、ダダン、」短連射をして時間を稼いだ。三人を行動不能にした時、肩をトントンと叩かれたことで相棒のマグチェンジが終わったことがわかった。久しぶりに彼女のことが頼もしく思えた。「ありがとう」それを終えた彼女はそういうと射撃を再開した。俺もそれに加わった。「ダン、ダン、ダン、」「ダダン、ダダン、ダダン、」しばらく二人で打ち続けた。騎馬隊も打ち返してきたが届くことはなかった。スタナグマガジン二つを使い、騎馬隊は勝ち目がないことを認識したらしく撤退した。その後、敵は退いていった。

お読みいただきありがとうございました。もし面白ければいいねや、ポイント、ブックマーク登録をお願いします。次回の投稿予定日は7月11日です。

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