異世界へ
初投稿です。頑張ります。
俺の名前は佐藤宏也。28歳で重度の脳性麻痺だ。 普段から電動車椅子に乗って生活している。愛車はフロントライトがついており、夜でも安心して移動できる。趣味はミリタリー系の映画やYouTubeを見ることやシューティングレンジでエアーソフトガンを打つことだ。要するにガンオタでミリオタである。そんな俺は介護派遣事業所で営業をしている。まぁ営業といっても障害者が集まる様な催しに参加して顔を売ったり、他団体との交流をしたりするのが仕事だ。 そんなある日、会社の接待で帰りが遅くなり、夜道を帰っているところ、突然周りが明るくなった。ふと気がつくと目の前に変な男がいた。
「お主を異世界に招待しよう。ただその体では色々不都合であろうから、何かいるものはあるかね?」男は言った。俺は固まってしまった。何言ってんだオッサンと思うとそれを見透かしたように「ほれ。早く言わねば歩けないまま、無能とみなされて見せ物として奴隷落ちしてしまうぞ!」
「え、 奴隷だけは勘弁してください。 物理的な壁があっても大丈夫なように歩けるようにはできないのですか」
「基本現世の体で行ってもらう。いくらわしでも歩かせるのは無理じゃが、緊張を緩和して四つん這いで這うくら自分の意思で動かせるようにはしてやろう。それでも現世より差別は酷いじゃろう。だから早よせぇ。」
(差別がひどくて奴隷になる可能性があるならば、ある程度の武器や逃亡時の食糧や生き抜くための道具が必要だ)そう考えた俺はこう答えることにしたは
「分かりました。初期装備で電動車椅子が必要です。武器としてMP7・グロック26・ペネリM3、それとそれぞれの銃弾は600発・200発・100発必要です。また銃以外に破片手榴弾と閃光手榴弾を二つずつ欲しいです。日用品はサバイバルキットのような物とマルチツールとバックパックとタクティカルベスト。食品は防災食六食分、パンの缶詰四つ、焼き鳥缶とサバ缶二つずつ、ご飯物の缶詰二つ、板チョコを10枚。最後に能力として四次元ポケットのように使えるアイテムボックスとこちらの世界の物が召喚できる様にしてもらいたいです。」どうせ夢だと思った俺はそのように伝えた。
俺は眠気に襲われたため本能に従いそのまま瞳を閉じた。
「承知した。車椅子は魔力で動く様にしてやろう。楽しみにしておれ。」眠りに落ちる直前、おっさんからそう言われた気がした。
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