発達障害を生きる
私が自閉症スペクトラム障害、発達障害と診断されたのは21歳の時であった。
自閉症スペクトラム障害と診断された時、私は今までの苦悩が解きほぐされていったのを覚えている。
私が自身がアスペルガーと受け入れるのは時間がかかった。
私は今まで自分のことをおかしいと思っていたが、アスペルガーとは思っていなかった。
アスペルガーにはこだわりがある。
私の場合は芸術、文学である。
追求したり、研究することが学生の頃からあった。
学生の時は絵ばかり描いていた。
反面、人付きあいは苦手であった。手先や運動も不器用であった。
コンビニのアルバイトをしたことがあるが、複数の作業は困難であった。
ある人が私のことを一点集中型と言った。
創作をしているが、創作はどうやら短編小説や詩、エッセイなどが向いているようである。長編を書くのはどうやら不向きらしい。
仕事では庭師の仕事が向いていると思った。仕事をしてみて、自然には心が癒されるし、掃除は疲れるが楽しいし、残業はないし、作業が終われば終わりだし、アスペルガーに向いていると思う。
漫画を描いていたのだが、あまり、話がまとめられなくて、苦労していた。
新人賞に応募しても、落選ばかりであった。
アスペルガーでも、漫画家になる可能性はあると思っている。
アスペルガーは精神的に波があり、独特の歪みがあるように思う。精神的な歪みが、社会に、人々に影響を与えているように思うのだ。
私はもう、人間ではなく、ただ一人のアスペルガーとして生きている。
私は人間失格とは言えないけれど、人間に近いアスペルガーである。
このアスペルガーとは長い付き合いになりそうだ。