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プリンとどこかの会話

途中から他者視点があります。


 ランタン驚きの能力発現からの、そのせいで魔力(仮)切れからの、一夜明けて。


 朝ご飯の後に昨日のお姉さんが来た。

 離乳が進んでるから、もう一人の乳母のような感じなのかも。

 本当なら乳きょうだいと一緒にいるはずが、予定と変わっちゃったからとかね。


 お姉さんはリバーシと将棋を持ってきた。

 フラグ回収早い。


 将棋は遊べるほどルールを知らないので、将棋は知ってるけど出来ませんアピールをした。通じてるかは分からないけど。

  

 リバーシとトランプで遊んでもらう。

 手がまだ上手く使えないから補助が必要で、駒をひっくり返したり、カードを扱ったりは乳母に手伝ってもらってお姉さんと対戦する。

 何となく、ルールを知っているか確認されてる雰囲気。

 何をやろうとしたか分かったのはババ抜きとポーカーだけ。

 カードを配られただけじゃ、ゲーム内容が予想出来ないものだね。

 ジョーカーを一枚だけ入れるアピールをしてくれたババ抜きが分かったのはともかく、ポーカーは手札が5枚だったから勘で当てたくらい。

 

 お昼にプリンが出た。

 何となくすごく注目されてる気がしたけど、ただの美味しいプリンだったと思う。

 砂糖の代わりに蜂蜜を使ったみたいな風味があるが、発泡感は無し。

 発泡感はともかく、前に食べた蜂蜜(仮)の方が美味しいと思う。


 午後は、昨日の復習がしたくて絵本の方に行ったら、新しい石板を持って来てくれて、書き取りも手伝ってもらえた。人間(男女)と自分の名前(仮)を覚えた。

 新しい事としては、アルファベットの読み書きを習った。

 流石に英語のアルファベットとは読みの順番が違う。仕方ないね。

 文字数は、英語のアルファベットより少しだけ多そうだ。

 

 ちなみに、まだ幼児なので、間にお昼寝挟んだり、ゆったり進んでる。

 



***

 

「ご報告に参りました」


「ウリヤーナ、ご苦労様。どうだったかしら」


「アレクサンドラ様は恙なくお過ごしです。

 リバーシとトランプで遊んでいただきました。

 リバーシの腕前はお強い方かと思います。

 トランプは、やはりまだお言葉が不自由ですので、通じたものが少なく、ババヌキとポーカーだけです。

 ババヌキもお強いようですが、ポーカーは苦手なご様子でした。

 ショウギは、見知っているご様子でしたが、遊び方はご存知ないと伝えようとされておられたと思います」


「ショウギは出来ないのか。残念だが、まぁ概ね予想の範囲内だな」


「プリンを食べていただきましたが、強い反応はありませんでした」


「プリンの反応があまり無いのなら、きっと味覚の記憶があるわね」


「フフッ。ヴラディスラフが初めて食べた時は、大騒ぎだったからね」


「オホホッ。アポリナリアもよ」


「クセニア様によると、王蜂の蜜の方が美味しそうにされていたそうです」


「それは、朗報ね」


「最初は抵抗があるようだったが……」


「最初に驚くのは当たり前よ。ヴラディスラフと比べたらほとんどないも同然だったわ。

 ……もう少し魔素の多い食事にしようかしら」


「本人が嫌がらないなら、構わないだろう」


「では、クセニア様にそのようにお伝えします。

 アレクサンドラ様は、今のところ、言葉を覚える事に最もご興味を持っておられるようにお見受けします」


「それは良い事だわ。

 頑張って覚えてもらわなくては」


「本人の為にもだが、祖父殿の手記も翻訳出来るようになると良いが」


「先々代国王陛下様達の手記ねぇ。

 ……先に見せてしまうのはどうかしら?

 アレクサンドラにとっても良い事だと思うの。

 今きっと色々な事情が分からないでしょうから」


「しかし、何が書いてあるか分からないものを見せるのはなぁ。

 ニホンゴが分かるだけでは読めない程、難しいようだし」


「日記みたいなものではあっても、読んで構わないと遺言されているのだし、内容は大丈夫ではないかしら。

 ヤロスラフ殿下達に分からなかっただけで、アレクサンドラにも分からないとは限らないでしょう?」


「アレクサンドラの『前世の知識』はまだレベル4だ。

 ヤロスラフ達がそれよりも知っている事が少なかったとしても、大きな差はないだろう」


「では、『前世の知識』のレベルを上げてもらう様にしましょう。

 レベル5になれば、読めるかもしれませんわ」


「クセニア様からは、歌を歌って『前世の知識』の経験値を取得しようとなさっているよう、と聞いております。

 ただ、ランタンの反応が見た事がなく、困惑しているとも聞いております」


「昨日の件と言い心配だが、ランタンが宿主の魔力を吸い尽くしたと言う話は無いそうだ。様子を見るしかない。

 王蜂の蜜は気にせず持っていくように」


「ランタンにそんな能力があったなんて。

 アレクサンドラは光属性だし、ランタンは大丈夫だと思うしかないわね。

 ……レベル上げの助けに、何か楽器でも手配しようかしら」


「祖父殿も歌が上手かった。懐かしいな。今度アレクサンドラの歌も聞けると良いが」


「なるべく会いに行ってあげて下さいな。わたくしもそうしますわ」


「そうだな。そうしよう」


「ウリヤーナも引き続きよろしくね」


「かしこまりました」



読んで下さってありがとうございます。


他者視点を入れるかどうかは迷ったんですが、

入れようと思ったものは入れる事にしました。

あまり説明にはならない他者視点ですね。

プリンがすごく人気みたいな感じになってますが、

みんな大好きと言うほどではなくて、主人公と違って、

生まれて初めての甘味だったから反応が大きかったりだと思われます。

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