表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/75

トランプがあった


 衝撃の子供用絵本から一夜明けて、今日はもう文字の勉強が始まっている。


 助かるけど、前世基準だとちょっと早いよね。

 多分、今2~3歳だと思ってるんだけど。


 ステータスを確認されてから、方針を変えたみたいだ。

 不気味なものを見る目も無くなった。


 ……異世界転生者が割といる世界なのかも。

 言葉を教えてもらえないと習得出来ないと思われているなら、それもあり。

 

 早くも小さめの石板とチョークみたいなものを渡されている。

 石板が重いのがいまいちだが、子供用の台を設置してくれている。


 納得いかないのが、最初の書き取りが「ゴブリン」だった事かな。

 この世界のゴブリンって、そんなに重要なの?


 昨日の絵本を元に、ゴブリン、コボルト、人間、の順で書き取り。

 やはり、名詞に男女がある。

 ゴブリンから始まるのは、単語が短くて、性別が無いからかもしれない。


 むしろ、性別が無いゴブリン、が気になっちゃうけどね。

 

 アルファベットの表みたいなのも部屋に貼ってもらった。


 英語、というかヨーロッパ系の言語に近い感じだ。

 文字はちょっと違う。ルーン文字とか近いかな。詳しくないから言い切れないけど。

 いずれにせよ、覚えるの大変。

 

 ランタンの書き取りと、自分の名前と思われる単語の書き取りも教わった。

 自分の名前が一番長くて大変。


 書き取りは、午前中だけ。

 今回は、教わった事全部は、覚えきれないなぁ。

 確実なのは、ランタンとゴブリンか。。。

 ランタンも性別無し。

 

 お昼ご飯とお昼寝挟んで、午後は見たこと無いお姉さんが来た。金髪金目。

 乳母の様子を見ると、乳母よりも身分が上かもしれない。

 その割に、態度は割と気さくな感じだ。

 

 お姉さんはトランプを持って来てくれた。

 手を伸ばすと、渡してもらえた。

 数字や絵札は違うが、どう見てもトランプだ。

 紙製ではなく革製。

 紙がまだない世界なのか?


 もし、異世界転生者がトランプを持ち込んだんだったら、異世界転生もの定番のリバーシとかもダメかもね。

 過去に異世界転生者がいたから、今助かっているかもしれないが、過去に異世界転生者がいるから、これから定番無双は出来ないかもしれない。痛し痒し。


 トランプは数字を覚えるのに良さそうなので、七並べみたいに並べてみる。

 途中から、乳母とお姉さんが手伝ってくれた。

 十進法らしい。ラッキー。

 七進法とかだと、計算出来なさそうだからね。


 数字を覚えたいので、午前中の石板に書き写そうとしてみる。


 石板を引っ張り出そうとしたところで、乳母が気付いて出してくれた。


 まだ幼児の手なので上手く書けない。

 数字を書き取ろうとしている事に気づいたらしいお姉さんが、この世界の数字を1から10まで書いてくれた。

 0があるのか気になるが保留。

 上に私の書き途中の字が残してあったのを消して、お姉さんの字の上に、前世の数字を書き込んでみた。


 書きあがって満足していると、周りがちょっとざわざわしてる気がする。何か?


 さりげなく石板を取られた。


 石板を気にしていると、お姉さん対私と乳母で、七並べをする事になったみたいだ。


 ゲームに気を取られてる内に石板は、メイドさんが持って行ってしまった。

 ゲームが終わる頃にはちゃんと戻されている。


 謎が深まっちゃうね。

 早く話せるようにならないと。


 夕方になると、お姉さんは帰って行った。

 

 食材の事を考えると若干恐怖の夕食終わって、私もベビーベッドへ。


 暇なので、前世の歌を歌う。

 ランタン達が貼り付いて来る。


 ランタン達は、私が前世の事を考えていると、額にくっついてくる。

 考えてる事を覗けるのかもしれない。

 そのせいで経験値になるのではないかと思う。


 ちょっと不気味かもとも思うが、割り切る事にした。

 

 映像を思い浮かべるのが一番受けが良い気がする。

 せっかくなので、桜が咲いているところを思い浮かべてみる。

 出来る限り詳しく。


「らんた~ん」


 目の前に桜の景色が広がっている。


 乳母やメイドさんも驚いているので、私にだけ見えているのでは無い様だ。

 ランタンがやってるのか?


 くらっとしたと思ったら、意識を失っていたらしい。


 また、口に蜂蜜?を突っ込まれていた。




読んで下さってありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ