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それは多分ステータス


 魔力?切れを起こした翌日、部屋の模様替えをされた。


 先ず、乳きょうだいと思われる赤ちゃんが何処かに連れていかれてしまった。

 地味にショック。


 発声練習に疲れた時とかに、見てたのに。乳母と良く似た青い髪の赤ちゃん。

 

 それに、乳きょうだいって成長した後に結構重要な存在じゃないの?

 身分によっては、実の兄弟よりも近い存在、みたいなさ。


 泣き声を上げてみたら、お別れだけはさせてくれたけど。。。

 

 そして一方不思議な事に、ランタン達はそのままである。

 ランタン達からは前より少し遠慮のようなものを感じるが、ランタン達を追い払おうというアクションは無い。何故?

 ランタン達まで追い払われたくないから、いいけど。

 

 部屋の真ん中にあったベビーベッドが奥の方に寄せられて、乳きょうだいのベビーベッドが移動していってしまった。


 今、部屋に新しく敷かれた、ふっかふかのラグの上に降ろされてる。


 そんで、前世ではコントでしか見なかったようなマッドサイエンティストぽい爺さんと対面している。


 護衛騎士が緊張の面持ちで爺さんの両脇に控えているのは、いざという時取り押さえられるようになのでは?という疑念が湧いてきて怖い。


 後ろで両親(仮)が心配そうに見てるのがまた恐怖を煽る。


 私は、こんな事故物件ぽい爺さんに調べられないといけない事をしたのだろうか。


 昨日の白服の人じゃ駄目なのか?

 昨日は大して何とも思わなかったが、今は穏やかそうな中年の白服の人が恋しい。


 爺さんは鼻息も荒く、石板を取り出して来た。


 逃げ出したいところだが、後ろから乳母が私を支えているので逃げられない。


 乳母も嫌そうなんだよね。


 前世で採血される位の覚悟はして、差し出された石板に乳母が私の手を置くのを受け入れる。


 魔力?が引き取られる感覚がごくわずかにあった後、石板の上に画面が浮かぶ。

 画面が浮かんだ後、護衛騎士が石板の隅に何かはめたのを確認した乳母が私を石板から遠ざける。


 爺さんは石板の上の画面を食い入るように見ている。


 やがて両親(仮)に向かって、何か延々と叫びだした。


 ……私の予想だと、アレ、ステータス画面的なものじゃないかなぁ。


 また、肝心の本人が分からないのかよ。


 異世界転生・トリップもので、本人だけが自分のステータスを知ってるのは割とあるけど、逆は聞いた事ないんだけど。。。


 取り敢えず、爺さんの興奮具合から、珍しい何かが私にあるらしい事と、両親(仮)を始めとした周囲の反応から、悪いものではないらしいと予想。

 不遇転生ではないに越したことはない。


 ぐったりしてしまったが、お昼寝の後、嬉しい事があった。


 乳母による、言葉の学習が始まったのだ。


 母国語のはずなのに、外国語をアルファベットから始める、みたいな苦労をしないといけないのか、という感想もなくはないが、やっと言葉が分かるようになるかも、という喜びに今は注力したい。


 絵本を開いて、絵を指さしながら、ゆっくり発音する乳母。

 真似して繰り返そうとする私。

 訂正する乳母。


 ……発音、難しいよ。

 やっぱり不遇転生では?


 扱いが赤ちゃんから幼児になって、オムツ取れた事だし、今が正念場だと思おう。


 ところで、その絵本。

 前世ではあまり見ることない系統デスヨネ。


 今世で初めて覚えた単語は、多分「ゴブリン」です。




読んで下さってありがとうございます。

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