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庭にできたダンジョンではどうやら時間が止まるらしい~ダンジョン攻略が楽しくて無限に潜っていたらいつの間にか世界最強になっていました~  作者: AteRa
第二章:アメリカ渡航編

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第三十六話「世界最大の武器製造会社」

今回から第二章の開始です!!

 レーアの家に向かう車の中で、レーアは助手席から振り返り俺に言ってきた。


「あなたが斉藤レンさんなのね」

「あ、ああ。そうだな」

「聞き及んでいるわ。探索者ランキング世界一位なのよね?」


 ……うっ、やっぱり知られていたか。

 思わず気まずくて視線を逸らしてしまうが、彼女は微笑んで言った。


「気にしなくて大丈夫よ。私も多分レンさんと同じくらい凄い人だから」

「……そんなことを言って納得感のある人なんてそうそう居ないと思うぞ」


 俺の言葉にコロコロと笑うレーア。

 ハリウッドの大スターで世界三大美女の一人だもんな。

 俺と同じくらいというか、俺よりも全然凄い。


「レーアさんのハリウッド映画の出演数はギネスに載ってるくらいですからね! レンさんとは比べものにならないくらい凄い人ですよ!」


 何故かユイが自慢げに説明してくれる。

 ギネスも持ってるのかよ……。

 才能がある人ってこういう人を言うんだろうなぁ。


「ふふっ、ありがとう、ユイさん。でもレンさんも負けず劣らず凄いと思うわ」


 レーアはそう言った後、運転手にこんな指示をした。


「あ、そういえば寄りたいところがあるの。IBWの本社に寄ってくれない?」

「畏まりました」


 IBWとはインテリジェンス・ベスト・ウェポンの略称だ。

 つまり機械仕掛けの強力な武器を販売している会社だった。


 なるほど、確かにロサンゼルスに本社があってもおかしくないよな。

 暗黒迷宮もロスの郊外にあるのだから。


「IBWって何かしら?」

「超有名な武器を製造している会社だな。特殊な魔石を埋め込んだ銃型の杖とかを売ってるんだ」


 エレナの疑問に俺は答える。


 ちなみに銃型の杖の値段は確か二百万円くらい。

 引き金がトリガーとなって魔法スキルを発動できる杖なのだが、特殊な魔石のおかげで魔法スキルの威力を五倍にも出来ると言われている。


「ふぅん、そんなのがあるのね」


 納得したように頷くエレナに、レーアが言った。


「エレナさんの武器はそれなりの物そうだけど、ユイさんの細剣はまだまだ安物そうだから私が奢ってあげるわ。これも何かの縁だし、お近づきの印にね」


 確かにユイの細剣は最弱時代から使ってる安物だ。

 もうボロボロになりかけてるし、買い換える時期だろう。


「え!? 良いんですか!?」


 ユイは驚きながらも嬉しそうにそう尋ねる。

 それにレーアは頷いて言った。


「もちろん。私もそこそこ稼いでいるのよ?」


 そうして俺たちを乗せた車はIBWの本社に向かう。

 三十分後くらいに辿り着いたビルは、首が痛くなるくらいに見上げないとてっぺんが見えないくらいの高さだった。


「……すげぇ高さだ。流石は世界最高峰の武器会社だな」

「ちなみに私の大剣も魔石付きのIBW製の物ですよ」


 そう言ったアリエスに付け加えるようにレーアが口を開いた。


「その武器は私が誕生日プレゼントで送った物なのだけどね。ずっと使い続けてくれていて嬉しいわ」


 そんな会話をしながら俺たちはそのビルに入った。

 一階が直売所になっていて、二階から五階にかけて試用場が用意されているらしい。


「細剣のコーナーはこっちみたいですよ」


 アリエスが指さした方向には確かに細剣コーナーとデカデカと書かれていた。

 俺たちはその場所に向かい、武器たちを物色していくが……。


「どれも高いですね……。一番高いやつだと一億もしますよ……」


 ユイは俺と同じで小市民出身だからか、どうにも値段に気後れしているらしい。

 平均して五百万くらいか。

 まあ命を守る武器だとすればお金をかけるのはやぶさかでは無いと思うが。


「どれでもいいわよ。なんならあの一番高いやつにしてみますか?」

「そっ、それは流石に頂けませんよ! 一億ですよ、一億!」

「あらあら、アリエスに送った大剣は三億くらいしたのだけれどね」


 さ、三億……。

 流石は世界級のセレブだ。

 値段感覚がバグってる。


 誕生日プレゼントに三億の物を送られてきたら胃が痛くて死んでしまうかもしれない。


 暫くユイは悩んでいたらしいが、痺れを切らしたエレナが口を開く。


「とりあえず気になったのを全部試用してみたらどう?」

「……確かにそうですね。やっぱり使ってみないと分からないこともありますもんね」


 そして店員さんを呼んで気になるやつを取ってもらうユイ。

 そんな彼女の後ろからレーアはこう言った。


「あの一番高いやつも試用させてもらえるかしら?」


 そこで初めて店員さんはレーアに気がついたのか、目を見開いて言った。


「れ、レーア様ッ!? わ、分かりました! あの『アルティメット・レイピア』ですね」


 ……アルティメット・レイピアか。

 何かダサい。


 そんなことを思いながら、店員さんは細剣をたくさん抱えてエレベーターに乗る。

 俺たちもそれに続くと、三階の試用場に向かうのだった。

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