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庭にできたダンジョンではどうやら時間が止まるらしい~ダンジョン攻略が楽しくて無限に潜っていたらいつの間にか世界最強になっていました~  作者: AteRa
第一章:無限ダンジョン編

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第二十八話「世界級スキルってなんだよ」

 それから俺たちは魔物を倒しながら階層を深く潜っていく。

 そして第三十層に辿り着いた頃には俺のスキルポイントは相当溜まっていた。


 スキルポイント:7175


 これが今の所有スキルポイントだ。

 リヴァイアサン、もしくはそれに相当する魔物を200体ほども倒していた。

 それで入手可能となったスキルは――。


――――――――――

入手可能スキル一覧

上級スキル……

近接系:槍神術(525)、細剣神術(525)、大剣神術(525)、鞭神術(525)・・・

魔術系:大海魔法(600)、業火魔法(600)、暴風魔法(600)・・・

強化系:身体超強化(525)、魔力超強化(525)、速度超上昇(525)・・・

弱体系:筋力超弱体(525)、魔力超弱体(525)、速度超低下(525)・・・


達人級スキル……

特殊系:神々の怒り(5000)、千里眼(5000)、世界樹の恩恵(5000)・・・


世界級スキル……

無し

――――――――――


 初級と中級は多すぎたので絞り込み機能で上級と達人級だけを表示させる。

 どうやら上級まではそこまでスキルポイントが必要ではないが、達人級で一気に上がるらしい。

 それと達人級のスキルは全て特殊系という括りになるらしかった。


 それに加え、世界級スキルというカテゴリだけが表示された。

 まだ世界級スキルを入手するにはポイントが足りてないのだろうが、近づいてきたということだ。


「うーん、どれか取ってみたいけどなぁ……」


 湖の淵を歩きながらぽつりと呟くと、エレナが尋ねてきた。


「今はどんなのがあるの?」

「ああ、こんな感じだな」


 そう言いながら俺はエレナにそのウィンドウを見せた。

 すると彼女は不思議そうに首を傾げながら尋ねてくる。


「この世界級スキルって初めて見るけど、何かしら?」

「さあ、俺もよく分かってないな。しかし相当なスキルポイントが必要そうだ」


 これが気になるから、まだスキルポイントをとっておいてもいいんだよなぁ。

 今のところ強さに困っているわけじゃないし。

 というより、もっとステータスとかに詳しそうなアリエスにも聞いてみるか。


「なあ、アリエス。世界級スキルって聞いたことあるか?」

「……いえ、無いです。初めて聞いた言葉ですね。もしかしてそれを入手出来るようになったとか?」

「いや、まだ入手自体は出来ないんだがな。ほら、こんな風にカテゴリが表示されたんだ」


 彼女はそのウィンドウを見て考えるように人差し指を顎に当てた。


「うーん、間違いなく達人級よりも強いスキルですよね」

「そう言えばアリエスは達人級スキルを持っているのか?」


 俺が尋ねるとアリエスは頷きながら答えた。


「ええ、持ってますよ。おそらくランカーの人なら誰でも一つは持っているのではないでしょうか」

「へー、そんなものなのか。じゃあ持ってない俺が異端というわけか」

「そうなりますね。しかし世界級スキルなんてものを持っている人はいなかったはずです」

「そうか、ありがとなアリエス。じゃあとりあえずこの世界級スキルが表示されるまでスキルポイントは貯めてみるよ」


 ということになり、俺は達人級スキルを取ることを諦めた。


「あ、そう言えば聞いていいのか分からんけど、アリエスはどんな達人級スキルを持ってるんだ?」

「私ですか? 旦那様になら全然話してもいいですけど、他人には言いふらさないでくださいね」

「もちろん言いふらすわけないよ」

「ええと――《断罪の大剣》というスキルです。このスキルは溜めが長いのですが、放てれば間違いなくSランクの魔物なら一撃で葬ります」


 ……マジかよ。

 それは強い。


 そう思ったがアリエスはさらに補足する。


「と言いつつも、溜めに5分ほどかかることや、一撃で魔力が枯渇することから、凄くピーキーな性能をしてるんですけどね」


 確かにそれは使い辛そうだ。

 楽しそうにズンズンと先に進んでいたユイは、振り返って戻ってくると聞いてきた。


「何の話をしてるんですか?」

「ああ、スキルの話だよ」


 そう言いながら俺は世界級スキルの話を再びする。

 すると彼女は純粋そうに喜びながら言った。


「流石レンさんですね! 凄いです!」


 しかしふと気になったことがあったのか、ユイは手をポンッと打ってもう一度聞いてくる。


「てかペンダントのほうはどうなりました? 相当経験値がたまったと思うのですけど」

「ああ、そう言えば最近見てなかったな」


 そして俺は服の下からペンダントを取り出す。

 色は黒を通り越して白っぽくなっていた。


「……うん、見てももうどれだけ溜まっているかなんて分からんな」

「そうですねぇ……。これだけじゃあ何も分かりません!」


 その様子を見ていたアリエスが納得したように頷いた。


「なるほど、レベルを上げないためにこのペンダントを買ったのですね」

「ああ、そうだよ。これ以上上げ過ぎると目立っちゃうからな」

「……もう手遅れと言いますか、バチバチに目立っていると思いますけど」


 俺は思わずアリエスのほうを見て言った。


「……マジ?」

「マジです」


 マジかぁ……。

 ズゥンっと落ち込む。


 しかし目立ってしまったものはしょうがない。

 俺たちはそのまま歩いているとボス部屋に辿り着き、そこのボス――ポセイドンを倒すのであった。

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