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庭にできたダンジョンではどうやら時間が止まるらしい~ダンジョン攻略が楽しくて無限に潜っていたらいつの間にか世界最強になっていました~  作者: AteRa
第一章:無限ダンジョン編

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第二十一話「新しい魔法を作ります」

 それから魔石集めや経験値集めをしながら順調に進み、第二十五層までやってきた。

 俺はボス部屋に行く前に一つやってみたいことがあったので、立ち止まり二人に提案する。


「さて、一つ試してみたいことがあるんだけど、やってみてもいいか?」


 その俺の言葉に二人して首を傾げて言った。


「やってみたいことですか?」

「どんなことをやってみたいの?」


 そう聞かれ、俺はふふふっと笑みを零す。


「それはだな――新しい魔法スキルの開拓だよ。ほら、剣術とかのスキルって特訓してれば勝手に生えてくるだろ? でも魔法スキルは基本、スキルの書だ。しかし魔法も特訓で覚えられなきゃおかしいと思うんだ」


 俺がそう言うと、二人は感心そうに声を上げた。


「なるほどです! 流石、レンさんは賢いですね!」

「へえ……面白いことを考えるわね」

「――って、ネットに書いてあっただけだけどな。それをやってみて《電磁魔法》というのを開発した人がいたみたいだな」


 するとエレナは呆れたような表情をする。


「はあ……感心して損したじゃない。――でも新しい魔法は気になるわね」

「だろう? だからみんなで一つずつ開発してみようか。ちなみに新しい魔法の開発には半年以上もかかったらしいけど」


 でもそれは魔力量という制限のある状況でだ。

 俺たちは魔力が減らない状況なので、もう少し早くできるはずだ。


「うーん、私は何を作ってみようかしら」

「私は回復系の魔法を作ってみたいですね!」


 悩んでいるエレナとほぼ決まっているらしいユイ。

 実は俺ももう決まっていた。


「俺は《電撃魔法》とか作ってみたいな。まだ雷系の魔法は《電磁魔法》しか発見されてないし」


 そして俺は家でプリントアウトしてきた論文を取り出し再び読む。

 その間に暫くうんうんと考えていたエレナも、ようやく決まったらしく口を開いた。


「私は《身体強化魔法》にしてみるわ。やっぱり剣で戦うのを極めたいし」

「いいんじゃないか? それで、魔法の作り方なんだが――」


 そう言いながら俺は魔法の作り方を説明していく。


 スキルの書で手に入れた魔法は、基本自分の頭の中で意識すれば発動する。

 それは体内にある魔力をスキルが自動的に操作し発動までもっていくからだ。


 その魔力の流れを意識しながら、自分の意図したように変質させる。


 ――というのが基本的な魔法スキルの作り方らしい。


 まず初めにやることは魔力の流れを感じ取り、意識できるようにすることらしかった。


「というわけで、瞑想してみよう」


 俺たちは第二十五層の片隅で座り込み、瞑想を始める。

 時々魔物が襲ってきて集中を乱されるが、三日くらいずっと魔力を感じるべく瞑想していた。


「……あっ!」


 最初に魔力を感じられたのはユイだった。

 突然、驚いたような声を上げて言った。


「魔力を感じられました! なるほど、これが魔力ですか!」

「おお! 凄いじゃないか! どんな感じなんだ、魔力って?」

「ええとですね、魔力は血液のように体中に循環しているので、こう、心臓と反対側の胸に意識していると感じられてくると思います」


 ふむふむ、魔力の発生源は心臓の反対側らしい。

 俺とエレナは右胸に集中して魔力の流れを感じようとする。


 するとものの三十分ですぐに魔力の流れを感じることが出来た。


「おおっ! これが魔力か!」

「私も感じられたわ」


 よし、これで第一関門クリアだな。

 それからこの魔力を自分の意図した感じに変質させる。


 これが相当難しく、魔力も消費されていくので、時間がかかるとのことだった。

 しかし魔力量の減少は気にしなくていいので、バンバンと消費させていく。


 ここからその論文では5か月かかったと書いてあったが、果たしてどうなることやら。


 ――そう思っていたが、魔力量が無限なのは相当なアドバンテージになったらしく。

 俺は五日でその魔力を変質させることに成功した。


 突然、俺の目の前でバチバチと電撃が走ったのだ。


「おっ! 出来たんじゃないか!」


 そう叫びながら俺はステータス画面を表示させる。

 するとそこにはしっかりと《雷撃魔法》と表記されていた。


「よっしゃあ! 出来てる!」

「本当ですか!? どうやってやったんです?」


 そうユイに聞かれ、俺は丁寧に説明していってあげる。


「ええとだな、魔力をこうぐぐぐってやって、変わりそうなところで、ぱんってやるんだ」

「……何を言っているのか分からないわ、それじゃあ」


 呆れたようにエレナに言われた。

 ……でもこれ以上の説明方法はないしなぁ。


「こう、ぐぐぐ、ぱんっ、だよ!」

「だから、それじゃあ――」


 そうエレナが言おうとした瞬間、ユイが大声を上げた。


「ああっ! 出来ました! ありがとうございます、レンさん!」


 ユイにステータス画面を見せて貰うと、確かにそこには《回復魔法》と書かれていた。


「おおっ! 出来てるじゃないか! 後はエレナだけだな」

「……あんなので出来たユイが凄いと思うわ」


 落ち込んだように言ったエレナだったが、それから二時間ほどで彼女も《身体強化魔法》を手に入れるのだった。

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