第10話 情報整理なう…
祝☆10話達成!(やったぜ。)
さて、なんとなく連続斬りの検証は済み、汚染鼠も八つ当たりの一撃で離れてくれたわけだが、スキルを叩き込んだ方の汚染鼠はもう死にそうだ。動きがどことなくぎこちない気がする。
ていうかこれ、自分のステータス見れないのきついな…簡易表示とかできたり…うん、後で試してみよう。
ということで腕もジンジン痛むので早急に決着をつけさせていただく!ついでにスキル経験値も稼ぐ!
「縮地!」
一瞬で瀕死の方に距離を詰めはい斬撃!!赤い発光エフェクトと化し消え去ったところにアイテムがドロップ。確認はあとだササっと回収!
汚染鼠は残り一体。一体なら何とかなるだろうと思っていた矢先。
「…っく!?」
急に全身から力が抜けるような感覚と共に足が若干重い…毒?いやそれならもっと苦しいんじゃないか?小説とかでよく見るような感じで。とりあえずステータスを確認するとかいう最大の隙を晒すわけにもいかないので気合で踏ん張る。さっきの瀕死を仕留めるのに縮地を使ったのは愚策だったかもしれない。
なんか若干こっちに対して煽ってくるような挙動をしながら迫ってくる汚染鼠を重くなった体でどう対処するか…
「チュウウウウウウ!!」
「ちょっ、待っ…!!」
スタミナが切れたときみたく怠いと叫ぶ体に鞭打って転ぶように躱す。あっぶな!あともうちょい動くの遅かったらもう片方の腕も噛まれてたぞ…
「こ、なくそぉ!!」
ええい雑魚相手に苦戦してどうする!!さっさと倒さないと隼人もといハヤブサマンが待ちぼうけなんだよ!
ナイフを持ち直して駆け出す。汚染鼠に先手を打たれないよう少し軌道を蛇行させて判断を遅らせながら接近し…
「くらえ!!」
「チュウア!?」
一撃叩き込んでひるんだところを更に斬る!斬る!斬る!!よく考えたら雑魚相手にスキルを切るのがあまりよろしくなかった!初めて戦った汚染花も縮地こそ使ったがそれ以外はもう火力のごり押しだったわけだし!
「あ、死んだ…」
『シュンコウのレベルが6になりました。』
『スキルポイントを2取得しました。』
『パッシブスキル「連続斬りLv.1」が「連続斬りLv.2」になりました。』
『ステータスポイントを33取得しました。』
おっといけない八つ当たりで我を忘れるところだった…もう忘れてるとは言わないで?
ということでアイテム回収、そして次に急がれるのは安全地帯の確保だ。ハヤブサマンによればダンジョンにはセーブポイントなるものがあるらしい。なんでも一目見ればわかるとかなんとか…
…あれかな?あの、いかにも壊れてない木製の扉。
試しに開けてみると…お、ビンゴくさい。ベッドがあるし何やらチェストらしきものも置いてある。まずはセーブしてから…よし、次はチェストだ。
いざ御開帳!…うん?空っぽ?
━━【異次元チェスト】━━
異次元チェストは同じダンジョンの中であれば中身を共有することができます。
ダンジョンをクリアするときにこのチェストに入っていたアイテムは自動的にインベントリにパックされて収納されます。
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なるほど、言わばダンジョン内限定の拡張インベントリってところかな。ダンジョンを脱出するときにここに入れていたアイテムやら装備やらがzip化されて自分のインベントリに収納されるんだろう。実はこのゲームインベントリに制限があるみたいだし。
容量と許容重量をオーバーするものは持ち運ぶことができない。ちなみに初期のインベントリでは同じ種類のアイテムなら1まとめ99個まで持つことができ、5×5の25スロットしかない。まぁまだこれくらいなら埋まる予定はしばらくないかな…素材乱獲祭りとかしない限りは。
そうだ、素材で思い出したけどさっきの鼠何落としたんだ?
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[汚染鼠の前歯]
魔力汚染度:10
重さ:2
売却値:60D(-25D)
汚染鼠が落とす頑丈な前歯。
その威力は汚染クラスのモンスター、低級クラスの装甲ならそれなりに傷をつけられる。
ちゃんとした処理をすれば武器に加工することもできる。
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[汚染鼠の尾]
魔力汚染度:12
重さ:1
売却値:60D(-10D)
汚染鼠が落とす魔素の詰まった尾。
その真価は魔力貯蓄量に依存しており、魔法薬の材料にもなり得る。
しかし今は魔素によって汚染された魔力で満たされており、このまま材料にすると本来の用途とは逆の効果を得る魔法薬に変質してしまう。
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す、すごい…何がすごいって情報の宝庫だ…前歯は最初に倒した汚染花から落ちた刃葉くらいのと同じ情報量だが、尾の方は今後このゲームを進めていく上で必要になりそうなものの一つになりそうだ。説明を見た感じ、恐らく俺が今受注しているクエストにも関わってきそうな代物でもある。
薬師ということは魔法薬の調合とかもしそうだし、これは今後も集めておこう。浄化方法がわかんないうちはうかつに使えないけど。
ひとまず前歯は二匹とも落としていたようで二つ。尾は片方しか落としていなかったので一つしかない。なくしたらシャレにならないのでとりあえず異次元チェストに放り込んでおく。便利だこれ…
あ、そうそう、ステータスステータスは…
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『耐性のある冒険者』
シュンコウ Lv.6 (LP:36)(SP:9)
状態:魔力汚染Lv.1
HP:52/80
MP:40/40
ATK:22(+10)
DEF:19(+20)
MATK:13(-5%)
MDEF:14
AGI:15(+4)(-5%)
STR:8
DEX:14
LUK:12
魔素適応度:7
魔素蓄積量:20/65
[装備]
頭:なし
右手:鉄製のコンバットナイフ(ATK+10)
左手:なし
体:汚染蛇の皮鎧(DEF+10)
腰1:冒険者の道具袋
腰2:汚染猟犬の毛皮ズボン(DEF+10)(AGI+2)
脚:冒険者の靴(AGI+2)
アクセ:鑑定モノクル(低級)
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んで、これを簡易表示にするには…このアイコンか?
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シュンコウ Lv.6
状態:魔力汚染Lv.1
HP:52/80
MP:40/40
魔素蓄積量:20/65
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おぉ、できたできた。ふふふ、俺もやればできてしまうのだ。いくらゲームに触れたことがなかろうと自分で便利な機能を探す能力ぐらいはあるぞ!
えーと、今気になるのはこの「魔力汚染Lv.1」なる表記だな。魔素汚染ってダイレクトに書かれてるし魔素蓄積量と関係ないことは多分無いだろう。さっきステータスにもあったが、「-5%」表示なるものを発生させる原因はこいつの可能性が高い。
んー、早速浄化水を飲んで試してみよう。ハヤブサマンの説明が正しければこれを飲めば魔素蓄積量を下げることができるはず。
インベントリから浄化水を一個取り出して…瓶詰なのか、これ。まぁいいや、栓を開けてはいいただきまーす!
ゴクゴク…ぷはー!うーん爽やか天然水の味!
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シュンコウ Lv.6
状態:正常
HP:80/80
MP:40/40
魔素蓄積量:0/65
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やはりビンゴだったらしい。状態が正常に戻ってステータスのマイナス表記も消えたし、心なしか体の倦怠感も引いていった。というかこれ…蓄積量溜まったらステータス下がっちゃうのか、多分これ空気中の汚染度によっても増える気がする。ていうか地味にHPも全回復してるから今後もこの浄化水にはお世話になりそうだ…。
初期のステータスを思い出してみると、全部最低値が決まってるタイプのランダム振り分けだろうから初期で魔素適応度が低すぎる人はどうしたらいいんだろう…まぁどのくらいの速さで溜まるのかすらまだ知らないけど。あとでハヤブサマンかスカイさんに聞こう。
よーし!もろもろの準備も済んだしダンジョン攻略の続きをするか!
次は部屋を物色しつつ下に降りる道を探すぞー!




