私のスキル
変な魔物に襲われた
第1の人生と言い、第2の人生と言い早死にしすぎだろ。第2の人生なんか転生して僅か1分だぜ。なんか、悲しくなってきた。しかし、なんか違和感がある。何故だろう?あっ、そうだ。死んだ直後にもかかわらず、意識があるのだ。1回目死んだ時、意識は飛んでいた。若しかして、俺ってまだ死んでないんじゃね?そんな気さえしてきた。が、意識があるのはいいんだが、体か全く動かせない。まるで金縛りにあったかのようだ。
暫くして、ようやく体を動かせるようになった。
おっ、やっと解放された。いや〜よく寝た。大きく伸びをした。んで、辺りを見回して驚いた。そこは、見覚えのある洞窟だった。やっぱり死んでなかったんか、俺。あれ?リンがいないぞ?何度、辺りを見回してもリンの姿は、見当たらなかった。これから俺は、どうしたらいいんだろうか?物思いに更けていた時、後から声が聞こえた。
「おいおい、お前なんで、ここで寝てんだ?あんまにのんびりしてると死ぬぞ」
随分と物騒なことを言うやつだなと、聞き流していた。しかし、こんな洞窟で寝るなんてどんな馬鹿だよ。
「おい、そこのお前だよ。聞いてるか?」
段々と声が大きくなってきた。あれ?これって若しかして俺に話しかけてる?よくよく考えてみれば、今俺は横になっている。まさか、これを昼寝だと言ってんのかあいつ。俺は、さっきまで闇の世界にいたはずなんだが?あっ、厨二病じゃないぞ。
「なーんちって」
すると、さっきまで、男の声だったのが急に女の声に変わった。
「晃さん、びっくりしましたか?私です。リングリストです。実は、これが私のスキルです。」
急にそう告白されてもなんと答えたらいいかわからない。この世界にスキルが存在するのは聞いていたが、正直まだ、にわかに信じていなかった。所詮そんなんは、猫騙しだろうと思っていたのだがこれは、本物なのか?それに、さっきまでいたボス敵は、何処に行ったのか。色々と疑問がある。
「えーとリンさ。スキルってほんとにあるですか?敵は、どこに行ったんですか?」
「私のスキルは、《変化》です。このスキルは、様々な物や、人に変化することが出来ます。まぁ、残念ながら一般人には、取得不可能ですが・・・。そして、敵なら私が倒しておきました。そこら辺に光石が有りますよね?これが《魔石》という奴です。」
確かに俺の近くに光る石が落ちていた。これが魔石というやつか。この魔石は、青く光り輝いている。
「そうだ、晃さん。実は、あなたのスキルがもう発動しているの気づきましたか?」
「いいや。というか発動したんですか?」
「はい!バッチリと。本人には、自覚がないようですが。」
まず、ここまで読んでいただきありがとうございます!
そして、投稿が遅くなってしまいすいません!
これからもできる限り早く投稿するつもりなのでよろしくお願いします!
活動報告にてお知らせが有ります。是非読んでみてください!(あまり大したことではないのでそこま期待は・・・)
次回もお楽しみにしていてください!