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Arms・Front  作者: 白兎
舞鶴遠征任務
71/120

71話 再会

「何の用だ…」

「そんな警戒されなくても何もしませんわ、憐斗様の探し人の居場所をお教えしに来ただけですわ」

「本当にそれだけなのか?」

「えぇ、そうですわね…要求を求めるのであれば言っても良いのですが今はあなた方を出会わせる方が先ですわ」


ーーー


「反応…ある」

「憐斗ですか?」

「うん…」


その言葉を聞き梨絵はグリップを強く握りスコープを覗く。すると吹雪の中から人影らしきものを見つける。しばらくそれを見ていると人影がはっきりと認識出来それが憐斗である事を確認する。1人でこちらに向かってくる憐斗を見て梨絵は動揺する。


「1人で来たの!?他に反応は…!」

「ない…よ」

「無理ですよ…1人で百機以上のビークルを相手にするなんて…」


咄嗟に梨絵は憐斗を助けに行こうとするが手首に着いたブレスレットが視界に入り踏みとどまってしまう。


「憐斗!」


「っ…!」


憐斗はこちらに向かってくるビークルを感じ取り迎撃する。しかし普通のビークルの中から紅いビークルが飛び出してくる。憐斗は武装を改大和に変形させ光の槍を放つ。光の槍は紅いビークルを一撃で粉砕する。


「夕立の言っていた事は本当にだったな…!」

「これがビークル…憐斗紅い奴には気をつけろ改大和の砲撃でやっと撃破出来るぐらいだ」

「了解」


憐斗は装甲を目の前に展開し銃弾を防ぎながらビークルとの距離を詰める。憐斗は装甲の側面から素早く姿を現し剣を振り上げ目の前に居た5機のビークルを破壊する。しかし間髪入れずにビークルの銃撃と紅いビークルの追撃が憐斗を襲う。憐斗は目の前から襲いかかる紅いビークルを剣で突き刺した動きを封じるがさらに背後から紅いビークルが襲い掛かる。主砲は他のビークルを迎撃している為憐斗に斬りかかろうとする紅いビークルの迎撃が困難と考え咄嗟に横長の装甲を勢いよく突き出しビークルを吹き飛ばす。そして紅いビークルから剣を引き抜きその後ろにいたビークルを斬り裂く。


「限りがないな…大和少し無茶するぞ!」

「あぁ!」


改大和から超大和へと武装が変形し主砲の2本を後ろに向けレールガンを連続で放つ。その勢いを利用し空中に飛び上がる。そして剣を砲塔に突き刺し砲剣を展開する。憐斗は砲剣を地上に向ける。


「大和、雪でも狙いを定められるか?」

「あぁ、これくらいなら問題ない」


憐斗は残った砲塔にエネルギーを集中させる。そしてそのエネルギーを砲剣の先に集める。エネルギーが限界まで集まり砲剣が軋みむ。それを感じた憐斗は砲剣の溜まったエネルギーを一気に放出する。巨大な衝撃波は次々に地上に居るビークルを呑み込む。


「あの数のビークルを1人で…」


梨絵は空を見上げ憐斗を見る。憐斗が放った衝撃波の影響で雪曇が吹き飛び太陽の光が差し込んでくる。視界が晴れた憐斗も自分を見上げる梨絵の姿を見て憐斗は梨絵と同じ場所に降りる。


「憐斗…」

「梨絵…遥姉さんなのか…?」

「っ…それを知ってるのですね」

「本当に…遥姉さんなんだな」

「そうです、ですが紺野遥香はもう居ません」

「そうか…なら梨絵、俺達の元に帰ってこい」

「どう…してですか…私はみんなの事を仲間じゃないって言ったんですよ!?」

「梨絵は望んでそんな事を言ったんじゃないんだろ?」

「そ…れは…」

「そんな事は結彩達も分かっている筈だ」

「そうですか、しかしそれでも私は戻れません…」

「どうしてなんだ」

「言えません…早く帰ってください…」

「俺は梨絵を連れて帰るんだ」

「どうしても帰ってくれないのでしたら…」


梨絵はスナイパーライフルを武装から外し憐斗に銃口を向ける。


「力ずくで帰って貰います!」


梨絵はトリガーを引き憐斗に向けて砲弾を放った。

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