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Arms・Front  作者: 白兎
敵地奇襲作戦
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7話 力

「これが新しい力…ねぇ」

「あぁ、ただこれは制限時間がある」

「「制限時間?」」

「しかも個々によって制限時間が変わってることが分かった」

「なにか制限時間が分かるものはあるのですか?胸に付いたカラータイマーがピコーンピコーンとか…」

「ない」

「ですよねー…」


結彩は残念そうに呟く。


「もう一度言うがこれが使いこなせるかはお前達したいだ」


「という訳で戻ってきた訳だが…」

「た…確かにここなら多少暴走しても大丈夫ね」

「私も…やってみる」

「「えっ?」」

「今なら…出来そう!良いでしょ…?私の…武装さん!」


すると手首に付けた結晶が輝く、それを見て憐斗達は驚く。

次の瞬間結晶の輝きが玖由を包み込んだと憐斗達が視認した瞬間光が爆ぜ魔法近いのような姿となった玖由が現れた。


「魔法使いのような姿…あなた空母だったのね」

「うん…正規空母瑞鶴、それが私の武装さん」


と黒い帽子を深くかぶり憐斗の後ろに隠れる。

そして憐斗達も武装を展開する。


「…でこれはどうやって展開するんだ?」

「そんなものも分からないの?」


と蒼嵐は飛び上がり空中から憐斗達を見下ろす。そして新たな結晶を掲げて


「はぁーっ!」


と叫ぶ

・・・・・・・・

しばらくの沈黙が続きそれに耐えられなくなった結彩が


「うわ…本気でやってる…」


と、苦笑いしながら呟く。武装を展開した状態だと自ら遮断しない限り無線は聞こえるのだ、その為結彩の呟きもはっきりと聞こえていた。


「そんな訳あるかぁぁぁぁぁぁっ!」

「「っつ!?」」


蒼嵐は顔を赤くしながら叫ぶ、その声を聞き憐斗達は耳を塞ぐ。


「蒼嵐…うるさい…」


玖由がそう呟く。


「な…なら、なにか方法があるの!?」

「大体こういうのは武装の力を信じれば」


と次の瞬間結晶と憐斗の武装である大和が反応していく。


「そ…それって!65口径10cm高角砲!って事は

改大和型がモデルなのね!この流れだと私は流星改になるのかな」


蒼嵐が興奮しながら憐斗の武装を眺める。


「前から思ってたけど蒼嵐って…」

「えぇ…兵器大好きっ子ですよ」

「っつ!」


憐斗は全身が痺れるのを感じ次の瞬間武装が解ける。


「「憐斗!」」


結彩が咄嗟に憐斗を支える。


「悪い…」


すぐ憐斗は一人で立ち結晶から水晶となったそれを手に取り


「たとえ身に纏えても力はそう簡単に使えないか…」


それを聞いた蒼嵐は


「私だって武装を信じている筈なのに…どうして」


と拳を強く握りしめた、その時

ブザー音が響き


「伊上美咲、皆崎空、悠羅蒼嵐、梨花月、神崎羽根は至急作戦司令室に出頭してください」

「蒼嵐…?」

「行ってくる」


蒼嵐は小走り気味に向かって行った。その後姿を見て梨絵は嫌な予感がした。


「入ります!」


蒼嵐は作戦司令室に入る。


「わぁっ!」

「ひぁっ!?」

「あはは、驚いた?」

「なんだ美咲先輩ですか…」

「なんだとはなんだ!蒼嵐、ここに来るみんな全員深刻な顔をして来るんだもん」

「そう…なのですか?」


と覗くように作戦司令室全体を見る。すると神崎(かんざき) 羽根(はね)が苦笑いをしてこちらを見ていた。その隣で梨花(りはな) (つき)が本を読んでいた。更にその隣で皆崎(みなさき) (そら)がため息を付いていた。


「貴方達に集まってもらったのは間も無く実行される敵拠点襲撃の偵察に行ってもらいたいのです」

「またぁ〜ぐっ」

「美咲…っ!」


空は実咲のぼやきを聞き肘打ちを入れる。美咲はしゃがみ込み悶絶する。

それを見て司令秘書の水野(みずの)(ゆう)は苦笑いをする。その時、月が口を開く。


「なぜ…私達は呼ばれたのですか?いつものようにお二人で偵察に行かれるのは…」

「それが最近、空中型のアルマの警備が厳しくなってるみたいで私らだけじゃどうする事も…」


実咲はため息を付く。


「私と美咲は偵察特化…だから武装は拳銃のみ…だから複数のアルマを相手にするのは不可能」

「そう、だから貴方達の任務は美咲、空の護衛よ」

「「了解!」」

「作戦はヒトフタマルマルから開始します!解散」


蒼嵐は作戦司令室をでる。と、蒼嵐の元に羽根と月が駆け寄ってくる。


「今日はよろしくお願いします蒼嵐さん」

「よろしくね、羽根ちゃん」

「よろしく…お願いします…」

「よ…よろしくね、月ちゃん」

「月…でいい…です」

「分かったよ、月、あと慣れないなら敬語じゃなくてもいいわよ」

「分かった、そうさせてもらう」

「やっぱり月はそのままの方が違和感ないね、さっきまで敬語を使っている月を見ていたらおかしくて」

「ハーちゃん言わなくていい」

「では、また後で!」


と月の手を引っ張り、羽根は走って行った。


(この作戦でこれを絶対纏ってやる!)


蒼嵐はそう近い憐斗達の元に戻った。



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