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Arms・Front  作者: 白兎
結彩救出作戦
47/120

47話 対空兵器

「行くぞ…」


草むらに隠れ憐斗は少し離れた場所にいる梨絵、渚に合図を送る。


「3…2…1…今!」


憐斗の合図で梨絵は素早く立ち上がりアルマに気づかれるより早く砲弾がアルマを撃ち抜いていく。アルマは梨絵に気づき砲塔を向ける。次の瞬間渚は草むらから飛び出し梨絵に砲塔を向けるアルマの身体を薙刀で切り裂く。しかし一瞬の隙をつかれ人型アルマの砲塔を向けられる。


「渚ちゃん危ない!」

「っ!?」


梨絵の言葉を聞き渚は振り返り装甲を展開しようとするが次の瞬間、横から飛んできた砲弾がアルマを巻き込み吹き飛ばす。


「そいつで最後だ次行くぞ!」


そして憐斗は次のアルマの集団が居る場所に向かう。

仮面のアルマが全滅させた神戸に拠点を構える香楽のもとに黒いドレスの武装を纏った夕立が歩いてくる。そんな夕立に信濃は弓を向け夕立に問いかける。


「なにをしに来た?」

「用ではありませんが偵察…というものですわ」


それを聞き信濃は矢を放つ。そして夕立はかわすこと無く矢は夕立に突き刺さる。


「あははっ」


そして夕立は笑いながら腹部に突き刺さった矢を抜き取る。そして抜き取った矢を信濃に投げる。


「それにわたくしはあなた方にも情報をお教えしようと思っていたのですが…憐斗様の事ですよ」


と夕立は悪戯を思いついた子供の様な表情を浮かべ香楽を見る。そして今まで黙っていた武蔵が口を開く。


「お前そんな嘘を…!」

「あなたに聞いていませんですの、信じるかは香楽さんが決める事ですわ」

「夕立教えろ」

「先輩…」

「分かりましたわ、まずあちらの作戦は空か偵察をし地上から奇襲を仕掛けるという作戦の様ですわ、そして憐斗様は……」


夕立から憐斗の場所を聞いた香楽はしばらくの沈黙の後口を開く。


「信濃、こいつを連れて憐斗の所に行け」


と仮面を付けたアルマと見る。そんな香楽に困惑しながら信濃は香楽を見る。


「えっ…」

「まずはあいつの精神を潰してやる」

「分かりました、先輩」


と信濃は仮面のアルマを引き連れ姫路に向かう。


(ふふっ面白くなってきましたわ)


この場から立ち去ろうとする夕立を武蔵は追いかける。


「お前は…一体何がしたいんだ?」

「私はただ自分がやりたい事をするだけですわ…それがあのお方の最後のお願いですので…」

「最後の…お願い…だと?」

「あなたには関係ない事ですわそれでは」


と夕立は闇の中に消える。



「一体…どれだけいるのさ…」


反応が鳴り止まないレーダーを見て空はため息混じりに呟く。

暗闇の中ということもあり地上で一瞬何かが光ったのを見る。

(なに…いまの)

その時、こちらに向かって来る何かを察知し空は叫ぶ


「かわして!」


と3人は大きく旋回し四方に散らばる。すると3人の中心を鋭く尖った槍が通過する。


「なんなのだ今の!?」


空は再び光が見えた方向を見る。すると今度は一つだけでなく無数の光が見える。


「2人は狙われないように低空飛行を!」

「「空さん!?」」


向かってくる槍をかわしながら槍が発射されたと思われる真上にくる。そして目を凝らして地上を見るがその姿を捉える事が出来ず、次の瞬間さらに地上から光が見え無数の槍が空に向けて打ち上げられる。


「っ!」

「空っ!」


勢い良く空の腕を掴み美咲が槍の範囲から逃れる。


「美咲…」

「危ないわよ!」


と美咲は空を引っ張り降下し地上で映月と遥香と合流した蒼嵐、珀と合流する。


「空、落ち着いてあれはしなければ反応しないわ、だからこのまま歩いていけば大丈夫」

「そうですね…」


地面に着地するが怪我で足が不自由な蒼嵐はバランスを崩し倒れそうになるのを遥香が支える。


「すいません」


そんな蒼嵐を見て美咲は


「大丈夫よ蒼嵐、偵察に行くのは私と空で行くわ」

「えっ…でも…2人だけだと…」

「無理はしないから安心して、あと空この近くに他の班は居ないかな?」

「多分さっき憐斗達の班にアルマの位置情報を送っているから近くに居るはず」

「なら蒼嵐、憐斗にこちらに来るように伝えておいて」


そう言い残し美咲と空は光の発信源に向かう。蒼嵐は2人を見届け美咲の指示通りに憐斗達に連絡する。



「ん…?」


アルマを全滅させたのと同時に蒼嵐からの連絡を受信した憐斗は耳を抑える。そんな憐斗を見て梨絵は


「なにかあったのですか?」

「いや…蒼嵐からこちらに来て欲しいっていう連絡が来てな」

「どうして蒼嵐が…」

「分からない、だが早く向かった方がいいかもしれないな」


と憐斗達は蒼嵐達の居る場所に向かう。



「空…大丈夫よ」


気配を悟られないように身体を低くし仕草で合図する。それを見て空は素早く美咲のもとに移動する。そして草の影に隠れその先にあるなにかを覗く。そして目の前に映るものを見て目を見開く。そこには巨大な兵器がありそこに人型アルマが槍のようなものを装填していた。


「あんな対空兵器みたことない」

「とにかく一旦戻った方が…」


空は足元にある枝を踏んでしまう。


「しまった…」

「っ!」


空を突き飛ばし美咲は後ろに素早くさがる。次の瞬間、気配を感じた人型アルマの砲塔が回転し間髪入れずに砲弾を放ち木々を貫く。続けて他のアルマが砲撃を繰り返す。


「くそっ!」


美咲は向かって来る砲弾を見て地面をスライディングし地面を滑る。それと同時に真上を砲弾が通過する。そして手で勢いを付けて立ち上がり拳銃を手に取りアルマを撃つ。その時槍の刃先がこちらに向いている事に気付く。そしてそれを見て咄嗟に武装を纏い空に飛んでしまう。しかし、それに反応し無数の槍が美咲に向けて放つ。咄嗟に美咲は装甲を展開したが槍が触れた瞬間、装甲が打ち消される。美咲に驚く暇も与えず槍が美咲を掠めそのうちの一つが美咲に突き刺さる。


「美咲っ!」


空は落下する美咲に駆け寄り受け止め武装を展開し素早くこの場から離脱する。

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