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Arms・Front  作者: 白兎
四国奪還作戦
23/120

23話 実力

「憐斗!」

「任せろっ!」


憐斗は前に進み砲撃を繰り返し目の前のアルマを沈めていく。


「理想は上陸させる前に全滅させる事だ!」

「「了解!」」

「行きますよ!珠愛、冬菜、美逢!」

「「分かりました」」


4人は手薄になっていた東から向かって来るアルマの迎撃に向かう。

4人は言葉を交わすこと無く目を合わせて合図をとる。


(右から来るアルマは1度回り込んで珠愛と挟み撃ちをすれば…!)


と露は珠愛を見る。視線に気づいた珠愛は露の目線で察しスピードを落とす。それを見た露はスピードを上げアルマに砲撃する暇を与えること無くすれ違う。そして水飛沫を上げながら急旋回しアルマの背後から砲撃を繰り返しながら突き進む。それを見て珠愛は再びスピードを上げアルマの砲撃を軽々とかわしなが砲撃する。砲弾がアルマに命中し爆発を起こす中、露と珠愛はすれ違う。

その時露は砲撃音を聞き咄嗟に珠愛の手を引っ張り横に飛ぶ。

それと同時に多数の水柱が上がる。


「くっ…!」


水柱が上がった衝撃波で2人は吹き飛ばされる。


「お姉様っ!」

「冬菜…美逢」

「ちょっと不味いかもです…」

「えっ…?」


露は頭から流れる海水を吹きながら前を見る。そこには10体のオーラを纏うアルマがこちらに向かって来ていた。


「これは無理かも…」

「確かに1人だと無理かもしれません…でも私達は4人、敵なしです!」


露の言葉に勇気づけられた3人は前を見る。


「行きます!」


4人は10体のアルマに向かう。

珠愛と冬菜は4体のアルマの注意を引き更に2体づつに引き離す。2人は砲撃を交わし反撃すること無く前に進む。そして2人が十字に交差する。人型アルマは目の前の前の冬菜、珠愛しか見ていなかったため人型アルマ同士が衝突する。


「単純ね!」

「珠愛姉さん!」

「はいよっ!」


2人は振り返り砲弾を放つ。そして砲弾は吸い込まれるように顔に吸い込まれ人型アルマの顔面を破壊する。それでも動こうとする人型アルマに青ざめながら珠愛は両脇から副砲を展開し人型アルマの心臓を撃ち抜き絶滅させる。


「はぁぁぁぁっ!」


露は真正面から3体のアルマを相手にする。

目の前から飛んでくる砲弾を砲塔で弾き砲塔を振り下ろし人型アルマの頭を殴る。更に回し蹴りを入れ正面に居た2体の人型アルマを巻き込む様に吹き飛ばす。間髪入れずに露は砲塔を吹き飛ぶ人型アルマに向ける。

(一発勝負…)

深呼吸をし狙いを定める。そして3体のアルマが重なる瞬間を狙い砲弾を放つ。放たれは砲弾は人型アルマの心臓を貫いていき絶命させる。

露は美逢を見る。美逢は2体の人型アルマの腕を力づくで引きちぎり海面に叩きつけるそして2体の人型アルマに砲塔を向け放つ。

それを見て露は周囲を見渡す残り一体の姿が見当たらなかった。

(まさか…!)

露は目を凝らすすると微かに目の前の景色が歪んだのを捉える。


「そこだぁっ!」


と、渾身の蹴りを目の前に突き出した。すると何かに触れた感触と共に水飛沫が上がりそれは吹き飛ぶそして吹き飛びながらステレスが解除され人型アルマの姿が現れる。

それを見て露は砲塔を人型アルマに向け構える。


「…あまり本気を出したくないのですが…」


と深呼吸をして真上に向かって砲弾を放つそれと同時に体制を立て直す人型アルマに向かって踏み込み蹴るように突き進み人型アルマの顔に砲塔を突きつける。あまりにもの速さに砲塔を突きつけた直後に露が通った波が上がる。


「は…はやっ…」


憐斗と共にアルマと戦っていた夏琳は露を見て呆気に取られる。

露は砲弾を放ち人型アルマの武装を手際よく破壊していく、そして人型アルマの首に残った武装を掴み身体を捻られながら人型アルマを投げ飛ばす。人型アルマは地面を滑りながら転がる。そして止まった瞬間目の前から降ってくる砲弾を見る。次の瞬間落下する重力が加わった砲弾が人型アルマの心臓にめり込み砲弾の先端部が背中を突き破り顔を出す。そして奇声のような悲鳴を上げながら絶命する。


「はぁはぁ…くっ…」


息を切らし額に流れる汗を拭く。そこに珠愛達が合流する。


「凄いあれが露達の実力…」

「あっちは何とかなったか…」

「なぁ憐斗!あれ!」

「っ!」


群がるアルマを蹴散らしながらマチルダの姿を探していた憐斗と憐斗に纏った大和はマチルダらしき人型アルマとは違うハッキリとした人影を捉えた。


「まさかさっきの…」

「あぁ…マチルダだ…」

「なるほど、ならこの中に居ると…うわぁ…」

「嫌がる気持ちも分かるが…突っ込む俺も嫌だからな…」

「憐斗なにする気なの!」

「この戦いを起こした奴を倒しに行く」

「まさか…この中に突っ込む気!?」

「あぁ」

「駄目よっ!」

「夏琳…」


憐斗は真剣な表情で訴える夏琳を見る。


「なら誰がこの戦いを終わらせる…」

「それは…」

「俺と大和ならあいつを倒せる」


と夏琳の横を通り過ぎた時夏琳が手を伸ばし憐斗を掴む。


「俺だけじゃなくて俺達でしょ!あなた達だけじゃ心配だから私も行くわ」

「分かった…くれぐれもやられるなよ!」

「私を誰だと思ってるの、そんな心配要らないわ!」


そして2人はアルマの群れに突っ込みアルマを蹴散らしマチルダを追った。


「やっと突っ込んできた〜よーし突撃っー!」


魚のようなアルマに跨ったマチルダはそういいながら横に立つ自分のデコイを破壊する。

そしてアルマを前進させる。異変に気づいた露達は前を見る。すると勢い良く突撃してくるアルマを見て砲撃を繰り返し迎撃するが今までのアルマとは違い乱れることなくアルマは突っ込んで来た。


「冬菜!憐斗さんに連絡を…くっ!」

「姉様…っ!」


あまりにも強い勢いに露は吹き飛ばされる。それを見た冬菜は助けに行きたい気持ちを我慢しながら無線に手をかける。

その時鉄が擦れるような音が聞こえ冬菜は振り返る、そこにはマチルダが砲塔を向けていたのだった。


「あの人達は相手にしたくないから助けに来られる訳にもいかないんだ〜だから死んで」


と次の瞬間爆音が響いた。

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