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Arms・Front  作者: 白兎
敵地奇襲作戦
2/120

2話 防衛

「彩雲、美咲 紫雲、空からの連絡敵は空中部隊約200.海上約100」

「普通なら驚くのだか最近それを聞いても動揺しなくなった自分が情けないな」

「どうされますか?」

「全員出撃!主力が戻るまで持ちこたえてくれ!」


男はそういい司令室をでる。


「どちらへ?」

「渡すものがあるからそれを渡しに行く」

「了解です」


「ここは…」

「ここから出撃するのです、軍艦型はここから、戦闘機型は二階から戦車型は地下から出撃するのです」


蒼嵐は二階に駆け上がる。


「あの…私武装無いのだけど…」

「今回は結彩さ…」

「私も結彩で良いわ」

「結彩は今回お留守番ですかね」

「そんなー憐斗も戦うのに私はそれを見ておくことしか出来ないなんて…まるであの時みたい…」


結彩が小言でそう呟いた時


「お留守番はしなくても大丈夫だぞ」


後ろからの声に3人は振り返る。

憐斗と結彩は目を見開く。


「司令官」

「父さん…」

「えっ…?」


梨絵は憐斗の言葉を聞き唖然となる。


「おじさん…どうしてここに…」

「そんな事はどうでもいい、それより結彩これを」


と、結晶を手渡しする。


「そんな事じゃない…なんで…ここに父さんが居るんだよ!」


と掴み掛かろうとする憐斗を梨絵が前に立ち止める。


「何があったかわ存じませんが司令官に手を出すのは規定違反です…それに今こんな事で揉めている場合じゃないのですよ!」

「くっ!」


憐斗は身を翻し大和の武装を展開し出撃装置に飛び乗り海に出る。


「では」


梨絵は敬礼をし結彩を連れ地下の出撃装置に向かった。取り残された憐斗の父、相良(さがら)琢斗(たくと)は帽子を深くかぶり直し司令室に戻った。

憐斗は水の上を猛スピードで駆け抜ける。目の前では空、海共に既に砲撃戦が行われていた。その時無線がなり憐斗はスイッチを入れる。


「やっと出てきたか新米、そのまま北北西の方角に向かって来てくれ!一度俺達と合流しよう」

「分かった」


憐斗は右腕に付けている羅針盤を見て進んだ。

しばらく進むとこちらに手を振る姿を見つける。

そこには12人ぐらいの人が居た。


「よお、新米…いやほんとすごいな流石の大和型だ」

「で…これからどうするの?あと俺は相良憐斗」

「相良…おっ!?」


憐斗は武装を縮小させる。こういった戦場で待機する場合憐斗の武装は大きく邪魔になるため縮小するようにしているのだった。更にこうすることで重巡洋艦並にスピードを出す事が出来るのだった。


「アルマを挟み撃ちにする、そのため12人を2つに分ける、各自分かれてくれ」

「あんたは…」

「あ、ま…また会いましたね…あいさつがまだでしたね…わ…私は長神(ながみ)志那(しな)です…武装は駆逐艦雪風…です」

「俺は、牙王(がおう)(りゅう)だ、龍でいい、武装は重巡洋艦摩耶だ」


と先程までこの場を仕切っていた音が近づいて来て自己紹介する。


「行くぞ!」


2分隊はアルマを囲むように左右に広がる。そして片方の分隊が砲撃を開始する。


「今だ!」


龍の合図で憐斗達はアルマに向かって突っ込む。

憐斗は近接武器である刀を取り出す。憐斗のように近接戦闘になる際刀のような近接武器を装備しているものも少なく無いのだ。


「はぁっ!」


着弾し水柱がアルマの視界を塞ぎそこを狙い憐斗はアルマを斬り裂く。


「なかなかやるじゃない」


蒼嵐はアルマの弾幕を避けながら憐斗の戦う様子を見て感心する。その時


「当たり前よ!」


無線から耳鳴りがするような大きな声が聞こえ思わず耳を塞ぐ。


「っさいわよ!結彩!」

「憐斗はああ見えても剣道の全国大会優勝常連者なんだから」


結彩は自分の事のように言う。


「で、私達はどうするの?」

「そうですね…今回は私達にはどうする事も出来ないので皆さんの支援しか出来ませんね」

「っ…!」


その時梨絵は何かを感じスコープを覗く。水平線に人影が映りそれは何かを放つ。


「!?、逃げてっ!」


それの叫びと同時に憐斗達の目の前で爆発が起きた。

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