表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界から騎士を召喚したら、取り返されたので、今度はこの国から召喚した騎士を取り戻して、忠誠を誓ってもらいたいと思います。  作者: 九幻琴


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

10/13

第9話 農家の逆召喚 ~それは言っちゃダメ~

あれからまた1週間経ちました。2回後の逆召喚儀式魔術です。


「カイト。」


相変わらず姫さんも元気に魔法陣班が板を並べる所を見ています。


「今日もせっせと板を置いているわね。最近一人が裏のマークを見て、他の人に渡しているわ。」

「次にどれを置くか裏のマークを見ている人が指示しているのでしょう。」


 効率化していますね。


「詠唱班の人達は変わらないわね。」

「変わらず詠唱するのが役目ですから。」


 塔の外に出た緊張が和らいでいれば十分でしょう


「あっちの人達は踊っているわ。」

「あちらは大道芸人ですね踊るのが仕事でしょう。」


 見事な踊りですね、さすがプロです。


「じゃあこちらも仕事をしますか。今日は誰?」

「今日は農家のファルムさんですね。」


 いたって普通の農家の方です。


「また騎士じゃ無いの?」

「1日以内の距離で召喚された方が少なくて。」


 次の名簿も来たので、捜索はしているのですが、皆さん少々遠くで召喚されています。


「アンゼローネが討伐を終えて帰って来ないかしら。」

「まだ終わりそうにありませんね。」


 奥から延々とアンデッドが出て来ている様です。


「増えていないだけましかしら。」


 そうポンポンと魔物の出現ポイントが増えられたら困ります。


「増えては……ああそう言えば、マリアちゃんを覚えていますか。」

「あの女の子ね。」


 はい、担当者の彼女と勘違いした女の子です


「彼女のいる村の近くにアンデッドが沸いたのですが、それを退治して、魔物の出現ポイントを封印したそうですよ。」

「まあ、アンゼローネの所も封じてくれないかしら。」


 アンネローゼ姫が戻ってくれば、国中どこでも逆召喚ができますからね。でも……


「あの子を戦場に出すのですか?しかも次に王家として隊を率いるのはアンリ様ですよ。」

「アンリって言うと、オーソン兄様の子供よね。」

「ええ、今年10歳です。護衛にエクスさんでも就けば見事な子供部隊です。」


 10歳の旗印が5歳の女の子を守って、護衛も10代半ばですよ。


「ちょっと無いかしら。」

「出来れば無しにして欲しいですね。」


 大人の1人として遣る瀬無いです。


「じゃあ今日の逆召喚を始めましょうか。」

「そうしましょう。」


 皆が所定の位置に着きます。

 姫さんが魔法陣に魔力を流すと、魔方陣が淡く光ります。

 それを合図に、呪文の詠唱が始まり、詠唱が進むにつれて、光がだんだん強くなります。

 詠唱が止むと同時に姫さんが力ある言葉を唱え、唱え終わると、魔方陣の光が目を開けていられないほどになり、眩しい光が皆の視界を奪います。     

 その光が収まると、20代前半の、特徴の無いほわっとした青年が立っていました。


「私は第2王女エルメラと言います。貴方がファルム様ですか。」

「そうですだ。」

「この国は魔物に攻められています。お力を貸していただけませんか。」

「喜んで力を貸しますだ。」


 今回も上手く行きましたね。この村近辺の魔物を倒してもらえれば助かります。


「すべてが終わりましたら、私と結婚していただけませんか。」


 姫さんも凝りませんね。


「結婚相手はもうちょっと胸があるほうがいいですだ。」


 即答!姫さんの胸を見ながら言っています。


「なんですってぇぇぇぇ」


 姫さん姫さん、声が地を這ってますよ。落ち着いてください。


「この姫さん怖いですだぁぁぁ」


 あっという間に走って……消えました……賢明ですね……。


「姫様、気にせずに…」


 ああ、震えていますよ…これは…怒っている方ですね。


「女の価値は胸じゃなぁぁぁぁい!」


 はいはいそうですからね。

 はぁぁぁ。どうやってこの姫さん落ち着かせましょうかね。




読んでいただき有難うございます。

もしも少しでも面白いと思っていただけましたら、

★を少しでもいただけますと、喜びます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ