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始まりの町リスポーン

 見知らぬ天井。

「おっ気がついたか」

 見知らぬ筋肉モリモリマッチョマンの変態。

「誰だテメー?」

「俺はウチダヤ。ハンターだ。君は森で肛門丸出しでぶっ倒れていた所を保護した。そんな軽装で森に入るとはとんだ神風野郎だな。君は一体ナニモンなんだ?ポケモンかデジモンか知らねぇがナニモンなんだ?」

 俺はアロハシャツに鳶職の作業着にクロックスと言う出で立ちだった。せめて鉄板入りブーツを履いていればもう少しやれたかも知れない。

「俺はアヅチ。助けてくれてありがとう。現世で死んで女神とファックして気が付いたら森に居てゴブリン共にリンチされたんだ」

「成程。意味がわからん。死んでいるなら君は転生してアムール虎になっていないとおかしいし、神は両性具有の筈だ。バイブルを読んでいないのか?」

「異世界に来てまで一神教かよ。俺の国には八百万の神が居んの。ユノー?まぁ信じてもらえなくてもいいよ。俺も誰も信じてないし」

「ヘソ曲げんなよ。悪かったよ。ヒドい怪我だし今は休め。ここは始まりの町リスポーン。何かわからない事があったら町長の俺に聞け」

「重ね重ねありがとう。この借りは必ず返す」

 ウチダヤが退出して一人になった。鼻折れてね?触ってみたけど折れてない。顎がズレてる感じがする。口が開かない。何より肛門が痛い。喧嘩をしてる時はアドレナリンが出て痛くないが後日症状に見舞われて酷く憂鬱になる。念願叶って死ねた筈だった。面倒くせぇ勘ぐり合いや殺し合いの螺旋から、やっとの思いで下りれた筈だったのに……。



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