ゴブリン
ずしりと腹にのしかかる重みを感じて目を開けると俺は鈍器を持ったゴブリンにマウントを取られた状態になっていた。
「何やってんだテメーコラァ!?」
「ギイィ!?」
ゴブリンは急に目覚めた俺に動揺した様子だったのでソッコー首根っこ掴んでチョーパンをかました。ゴブリンの左眼はグチャッと潰れ失明した。マウント状態から逃れた俺は護身用に持っていたスパナでゴブリンの顔面をめった打ちにして撲殺した。するとどこからともなくニ、三匹のゴブリンが集まってきて俺を取り囲んだ。
「オイ!タイマンじゃねーのか!?関係ねーだろテメーら!」
俺はヤンキー論法を用いて乗り切ろうとしたがゴブリンには通用せず四方八方から石を投げられ殴る蹴るの暴行を加えられて動けなくなったところでアナルをメチャクチャに犯されてしまった。こいつらアナルセックスではゴム付けるってルール知らねーのか?と思っていると上の口にも極太チンポをぶち込まれ喉奥をガンガンに突かれて俺は涙を流しながらなす術もなくイキ狂った。俺は全身ゴブリンのクソまみれにされてクソを食わされゲーゲー吐きまくった。それを見てキキキキキッとゴブリン達は心底嬉しそうに笑うのだった。俺はグロッキーになりながらもこいつらは俺と同じだ。俺は人間ではなくゴブリンだったんだ。と強く思っていた。その忌まわしき俺の命もどうやらここで尽きる。ざまあねえ。望み通りの結末だろ。お互いいつかは居なくなるのに、どうして争ってばかりいたんだろう?生まれたくて生まれて来たんじゃないなんて、母親に伝えてしまった事だけが俺の後悔だ。極限状態で脳だけをフル回転していると不意に風が吹いて三匹のゴブリンの上半身が宙に舞った。緑色の血液が降り注いでクソまみれの俺を洗い流す。消え入りそうな視界の先でドラゴンに捕食されるゴブリンがいた。